今年に入り(…いや、去年からか…)ヘロヘロ隊は絶不調。二人で交互に体調を崩しているのである…。
GW前にもツートンが体調を崩し、前半は登山を諦め花見に終止。
体調を崩してはいても飲み食いは止まらないため、気が付けば体重がとんでもないことに!
これはいかん、と一念発起。
GW後半はリハビリを兼ねて(リハビリしっぱなしという話が…)里山を巡ることにした。


最初に登りに行ったのは宮城県の七ツ森
まるで日本昔話に描かれる「山」のような、印象的な姿の山々である。
七ツ森というだけあって七つの頂があり、その頂にはそれぞれ薬師如来が祀られており
1日で七つの薬師如来をお参りすると無病息災がもたらされるという。
今のヘロヘロ隊にうってつけの山ではないか。
というわけで、張り切って「七薬師掛け」に挑むことにした。


9時30分、信楽寺跡駐車場に到着。
地味な里山のこと、たいして登る人もいないだろうと勝手に思っていたのだが
いざ到着してみれば20台は停められる広い駐車場が満杯になっていた。
どうやら七ツ森を舐めていたらしい。正直すまんかった。

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どうにかスペースを見つけて駐車し、いそいそと支度を整え歩き始める。
最初は車道歩きとなるが、すぐに登山道入り口となる。


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ここが登山道入り口。
そのまま未舗装の車道を進んでも、七ツ森自然歩道へと進むことができるが
七薬師掛けを志すならばここから登山道へ進むこととなる。


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登山道へ進むと、まもなく急な坂道が始まる。
里山にありがちな急斜面を直線的に登る道で早くも汗がしたたり落ちる。
今年三座目の足には堪える坂で、筋肉がフルフル言っているのが分かる…。
自転車漕ぎなどで心肺能力はあまり低下していないが、筋力が落ちているのが如実に感じられる。


いきなりキッツイ道ではあるが、道ばたには春の花が咲いており癒される。
急坂に強いツートンが撮影のために立ち止まってくれるのも私にとって都合がいい(笑

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きつい道ではあったが、なにせ里山。距離、標高差共に短く40分で最初の頂「松倉山」に到着した。
一等三角点と一番目の山頂で「1!」のポーズ。


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ガイドブックには多少の眺望があるような事が書いてあったが
これくらい葉が茂る季節になるとほとんど眺望は得られないようである。
落葉期ならば、あるいは…。

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一等三角点の山頂は縦走ルートから少しはずれた場所にあるのだが、
山名プレートは少し離れた縦走ルート上にある。
せっかくなのでここでも記念写真。

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山名標をよく見ると「七つ森スタンプラリー」というプレートが張り付けられている。
こんな山中にスタンプを設置するのか?と疑問に思ったが、山名標の頭を見て納得した。

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金属製のスタンプが埋め込まれているのである。
まさかインクを持ってきてスタンプを押すわけでもないだろうから
おそらくこの上に紙を置いて鉛筆でこすればスタンプの代わりになるのではないだろうか?
上手いことを考えたなぁと感心する。紙と鉛筆は持ち合わせていないので写真に撮って代わりとしよう。

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松倉山を後にして一旦鞍部まで下る。
ここに分岐点があり、撫倉山へ向かう七薬師掛けコースと山頂をパスして先へ向かうコースとに別れる。
もちろん、我々は撫倉山へ向かうコースだ。


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先ほどの松倉山と違い、撫倉山へと至る道は山肌をトラバースするようにゆるゆると高度を上げていく。
その途中、林が途切れている場所があり、コース中初の眺望が得られる場所となる。

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トラバースする事に飽きたのか、最終的に道は結局急傾斜となった。
松倉山は土の急斜面だったが、こちらは岩の急斜面である。
岩の上に落ち葉が堆積しているような場所がエグい感じ。


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山頂近くになると日当たりが良くなり、ツツジが咲いていた。GWにツツジとは…。
今年は桜だけでなく他の花も1週間以上開花が早い気がする。


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二座目、撫倉山山頂に到着。松倉山からは50分かかった。
標準CTでは70分かかることになっているから、これはいい成績なのだが
なんか七座掛けするには厳しくないか?という疑念が…。



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七薬師掛けを称しているのだから、薬師如来像に健康を祈念していこう。















あれ? そういえば一座目の松倉山に薬師如来像ってあったっけ?
そう思って写真を確認してみると…

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あった…。山名標とスタンプラリーに気を取られて見逃していた…。
一座目から願掛けに失敗してるし(笑
うーむ…。まぁいいか!(笑

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願掛けには失敗したけどスタンプはしっかりゲット(笑

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撫倉山の山頂は西方向を除いて眺望が得られる。
ガイドブックによると仙台市街はもちろん、石巻や太平洋も見渡せる…との事だが
仙台は高層建築物があるからわかりやすいとして、土地勘がないと石巻は難しいかなぁ。
太平洋も春霞で判然とせず、たぶんアレかなぁというあたりが精一杯だった。

つづく