今年もあと僅か…。
やっとのことで仕事納めとなり気分爽快!
天気も快晴!ということでリハビリ第二段の里山探索。
今回は岩手町と盛岡市に境を接する送仙山に登ってきました。
 

山としてはまぁどこにでもあるような里山なんですが
この山にまつわる伝説がふるっております。
↓こちらのサイトに詳しく載ってます。
http://www.highway.pref.iwate.jp/mount/bungaku/sinkou/page04.html

まぁ、要するに岩手山の浮気の後処理をまかせられた送仙山が
任務に失敗したとばっちりでひどい目に遭った…という救われないお話なのであります。
それにしても岩手の盟主たる岩手山、わりとろくでなしでありますな(笑

盛岡検定の勉強中にツートンがこの話しを聞きつけてきまして
「そんな不運な送仙山に行ってみたい!」と興味を持ったことから
今回の山行はスタートしました。

で、登山口。
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マイナーな里山のこと、もちろん登山口表記などはありません。
登山口を探すヒントとして上空に張り巡らされている高圧電線。
それと地形図上では盛岡市と岩手町、そして八幡平市の境…となります。
 
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おそらく鉄塔巡視路であろう空き地に車を停め、スタートします。
くるぶしあたりまで埋まる積雪だったので最初からスノーシュー装着です。
 
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ところが、その積雪量は登山口付近だけでした。
どうやらたまたま吹きだまっていた様子。
林間の道はあまり人が入った様子もなくシンと静まり返っています。
 
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里山にありがちな一直線の急坂。
ひいこら言いながら登ります。
途中でスノーシューでは登れなくなり、アイゼンに切り替えました。
 
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スタートから一時間ほどで尾根に出ます。
この尾根は伝説で言うところの首を飛ばされた切り口にあたります。
確かに、なにかで切り落としたかのように突然平坦な尾根筋が出現します。
 
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軽いアップダウンを繰り返して歩いていくとやがてお社が見えてきます。
 
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送仙山の山頂です。
マイナーな里山ではありますが立派なお社が建っていました。
 
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なぜか大量に設置されている山名標識…。
 
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三角点は三等三角点でした。
今ならまだ雪の上に顔を出しています。
 
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麓からずっと登山道を歩いてきた鹿の足跡が、お社の周りを一周してどこかへ消えていました。
信心深い鹿なのでしょうか?
以前、これと同じような情景を太田薬師でみたことがあります。
鹿は神の使いといいますから神様に呼ばれてはせ参じたのかも…。
 
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山頂からの眺望は、林に遮られて今ひとつ。
しかし、この季節なら落葉しているので明るい雰囲気の山頂ではあります。
 
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下山は往路を戻りますが、途中でかろうじて岩手山方面への眺望が開けます。
本当に木々の間からという感じですけどね。
 
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で、無事に麓に降りてきました。
麓の耕作地からの景色の方がいいなぁ(笑
山頂より麓の景色が良いという珍しい山でありました。

さ、なんとか越年しないで記事を書き上げたぞ(笑
みなさま、良いお年を。
来年もよろしくお願いいたします。