2012年4月15日、阿部館山に行ってきました。
阿部館山には夏道がなく、しかも奥深い場所にあるので
阿部館山には夏道がなく、しかも奥深い場所にあるので
残雪期の今頃くらいしかアプローチできないといいます。
しかもその残雪を利用しても移動距離が長く、なかなかに体力が要る山ということで
楽しみ半分、不安半分で当日に臨みました。
しかもその残雪を利用しても移動距離が長く、なかなかに体力が要る山ということで
楽しみ半分、不安半分で当日に臨みました。
登山口…というか入山ポイントに車を止め準備します。
今日のメンバーはスキー部隊がやまめさん、クマ太郎さん、キクさん、けむけむさん。
そしてスノーシュー部隊がキク夫人と我々ヘロヘロ隊、計7名での登山となります。
まずは牧野の斜面を登っていきます。
予想以上に雪解けが進んでおり、すでにところどころ地面が顔を見せています。
これはスキー部隊にとっては誤算だったのではないでしょうか。
牧野を登り切ると樹林帯へと入っていきます。
夏は鬱蒼とした森になるのでしょうが、落葉している今は
青空をバックにどこまでも明るく開放的です。
このあたりで全員が上着を脱ぎ捨てました。
いやはや、暑くて暑くて…。
ものすごく良い天気で絶好の登山日よりではあるのですが、
4月中旬とは思えないほどの気温の上がり方で雪がみるみる腐っていきます。
いやはや、暑くて暑くて…。
ものすごく良い天気で絶好の登山日よりではあるのですが、
4月中旬とは思えないほどの気温の上がり方で雪がみるみる腐っていきます。
やがて「夫婦岩」と呼ばれているらしい巨岩が見えてきます。
なぜ「夫婦岩」と呼ばれているのか…誰も知りませんでした(^^;
岩が二つ並んでいたりすると「夫婦岩」と名付けられたりしますが
ここの岩はそういうわけでもなさそうですし…。
いずれ、このランドマークを確認できれば、正しく目標の尾根筋に登りついたことになります。
雪の中にうさぎの耳を発見しました。
…とは言っても本物のうさぎではなく「オオカメノキ」の冬芽です。
景色はまだ雪景色ですが、春の準備は静かに進んでいるようです。
もともと開放的だった林が、いっそう疎らになり遠望がきくようになると
第一のピーク「獅子ケ沢ノ頭」に到着です。
ここのピークは地形図には名前が載っていませんが「獅子ケ沢ノ頭」というらしいです。
実はこのピーク、目指す阿部館山よりも高い場所にあります。
ですので、本日の山行の最高地点と言うことになります。
とはいえ、ここから下るだけ…というわけにいかないところが
今回のコースの醍醐味でもあり、大変なところでもあり…。
移動距離としては全体の3分の1も来ていません。
この辺りまで来るとぐっと見晴らしが良くなり、遠くの山々の姿を見ることができるようになります。
まだ木々の枝越しですが、岩手山の姿も見えました。
俄然、阿部館山山頂からの眺望に期待が膨らみます。
まだ木々の枝越しですが、岩手山の姿も見えました。
俄然、阿部館山山頂からの眺望に期待が膨らみます。
獅子ケ沢ノ頭をあとにして先へと進みます。
やまめさんにこれからの行程を示してもらいましたが
写真正面のピークは阿部館山ではなく、途中に通過していくところ。
で、やまめさんのストックが指し示す方角が目指す阿部館山ということになります。
標準レンズの画角では入りきりませんでした(^^;
うーん、まだまだ遠いですなぁ…。
見通しが良く幅広の尾根筋を散歩気分で歩きます。
とても平和で静かな世界。癒されますなぁ。
ところが、先を進んでいたメンバーが「足跡がある!」と叫んで立ち止まりました。
私はなにがおきたのかよくわからず、別の登山者の足跡でもあったのかと思っていました。
しかし、実際にあった足跡とは…
…これは、黒くて大きなアレですか?
しかも、まったく形が崩れていないところを見ると、ついさっき付けられたもののようです。
事態が飲み込めた瞬間、背筋にぞわっと冷たいモノが…。
それは私だけでなく他の人たちも同じ思いだったようで、
さっきまでみんな好き勝手に歩きたい場所を歩いていたのに、
急に密集形態になり綺麗に一列にそろって歩き出しました(^^;
出発から2時間半、ようやく阿部館山を正面に見る位置までやってきました。
ここで大きく休みます。
ここで大きく休みます。
振り返ると我々が歩いてきた尾根筋が、獅子ケ沢ノ頭から延々と続いています。
こんなに歩いたんだなぁという感慨が湧いてきましたが、
帰りもまたこれを歩いて戻るのか~と思い至り、密かに意気消沈(笑
休憩後は、いよいよ阿部館山山頂へと向かいます。
つづく