2012年2月12日、この日は乙部三山の黒森山に登ってきました。
前日、八幡平で強烈な体験をしてきたので、この日は里山でまったりすることにしました。

…と、そのはずだったのですが、いきなりこんなことになり
登る前から遭難騒ぎに(笑
 
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要救も無事に救助されたので、しきり直して登山口をスタートします。
本日ご一緒するのはけむけむさんと隊長さん。
両手に花モードなので張り切って先頭を歩かせていただきます!

なーんて言ってみたものの、雪はしっかりと締まっており、数日前のトレースに加え
先行者2名のトレースがついているので、ラッセルの必要は無し。
むしろ私の着けた足跡が歩幅が合わないようで、ご迷惑をおかけしました。
 
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それでも少しずつ雪が深く柔らかくなっていきます。
先行するお二方はツボ足で歩いていたのですが、途中で疲れたと引き返してきました。
やはりスノーシューがあるか無いかで、かなり違うようです。
 
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ガロの滝までやってきました。
相変わらず写真が撮りにくい滝です(^^;
どうやったら滝っぽく撮れるのか…。
 
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ガロの滝のすぐ上が深沢コースと尾根コースの分岐です。
以前来たときは初夏だったので薄暗い沢だったような印象があるのですが
落葉して雪に埋もれた沢は明るく開放的に見えました。
 
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開放的に見えても、そこはやはり沢。
岩の間を縫うように歩いたり、倒木をまたいだりくぐったり…と
アスレチックのような箇所が何度か現れます。
変化があって楽しいといえば楽しいのですが、
体が無駄にでかい私はこういう細かいところが苦手なんですよね…。
あちこち引っかかりまくって消耗するんです。
 
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時折、谷筋に風が迷い込んできて、積もった雪を舞い上げます。
差し込む光にキラキラと輝いて綺麗です♪
多少冷たいですが、前日の八幡平の吹雪に比べればそよ風みたいなもんです。
 
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沢を詰めて、途中から左側の尾根に急登一直線で登ります。
 
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尾根筋に出ると風が強くなりました。
プチ雪庇があちこちにできています。
ん? なんだかスネ夫のように見えなくもない…。

このあたりから吹き溜まりが激しくなり、スノーシューを履いていてもフドリます。
踏み固まらない雪で、激しくスリップすること数えきれず…。
ん~、この辺りは思ったよりつらい登りです。
 
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クマ太郎さん製作の看板をすぎればゴールは近い!
 
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登山口から、およそ2時間半で山頂に到着しました。
途中の吹き溜まりで苦戦したわりには速く登れました。
初っぱなのトラブルで山頂は無理かも…と思っていましたが登れて良かった♪
 
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登ってくる間は、風が強い以外はそこそこ良い天気だったはずなのですが…
 
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うわ! なんか北方面からすごいいきおいて灰色の固まりが迫ってくる!
ああああ!
やっぱり「登ると曇る、吹く」の法則は今日も絶賛発動中なのか!

突風とともに雪が吹き付けてきて、とてもじゃないが寒くてたまりません。
山頂での休憩はあきらめ、這々の体で下山を開始せざるを得ませんでした。

登りで我々を苦しめた吹き溜まりは、下りでも容赦なく足下をすくいにかかってきます。

 
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とくにけむけむさんは気に入られたらしく、何度も足をとられ転げ回る羽目に(笑
あり得ない深さの吹き溜まりに足をとられたりと、何度もシャッターチャンスを提供してくださいました(笑
どうもけむけむさんは前の日から「転け神様」に憑かれているようです。

途中、風のない場所を選んでランチをいただき
その後は風も収まったのでのんびりと下山していきます。
いいかげん登山口も近くなった頃、ふと空をみあげると…
 
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あれ?
…今度は「下りると晴れる」の法則か…。
山の神様も意地悪だよねぇ…。
それとも天気の神様が質悪いんだろうか。
 
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なにはともあれ、無事に下山しました。
山頂からの眺望は残念でしたが、いろいろあって楽しい登山となりました♪
けむけむさん、隊長さん、ありがとうございました~。

帰りしな、ふと空を見上げると、なにやら雲が虹色に輝いているではないですか。
 
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こういうのって綾雲っていうんでしたっけ?
最後に珍しいものも見れました。
充実した一日でした♪