震災以来、まだ一度も山に行けていません。
なので、これは震災の前、2月27日の山行記録です。

この日、連日連夜のお仕事にぽっかり穴が開き、久々に一日フリーとなりました。
しかし疲労のため、早起きなどとてもできず、目が覚めたら9時近くになっていました。
久しく山に行ってなかったので、今日は行きたい。でも、時間が…。
と悩むことしばし、とりあえず車に荷物を積んででかけることにしました。

はじめは岩洞湖の氷の上を渡って相野山に登ろうかなとも考えたのですが
行ってみると岩洞湖周辺にはおびただしい車が連なり、
氷上を埋め尽くす勢いでカラフルなテントがたくさん設置されていました。

こんな人が大勢居るところをスノーシュー履いて歩き回るとか有り得ん!
ならば…ということで、前から登頂を狙っていた穴目が岳へと足を延ばします。

国道455号を東進し、道の駅「三田貝分校」を過ぎ、国道340号へ左折します。
旧版「岩手県の山」を参考にして穴目が岳を目指す場合、注意しなくてはいけないのが
国道340号の新しいバイパスの存在です。
旧版が記載された当時には無かった道なので、
ガイドブックに書かれている道の様子とはだいぶ勝手が違っています。

…とはいえ、中沢小学校を目印にすれば良いので、そんなに難しいことはありません。
新道、旧道、どちらを進んでも「中沢小学校」の看板を注意深く探せば大丈夫。
中沢小学校の前を通り過ぎると、道は二手に分かれています。
ここは右折して大石沢林道に入ります。

しばらく行くと集落最奥の民家が現れます。
ここまでは除雪されるようなので真冬でも大丈夫…かと。
しかし、この先は除雪されないようなので、積雪期は車はここまでとなります。

この最終民家の近くにわき水と神社があるようで、駐車場が整備されています。
せいぜい2~3台程度の広さですが、民家の前に車を停めるような事はしなくて済みます。
さて、ようやくここから山行スタートとなります。

まず、ここから本来の登山口までは林道を歩かなくてはなりません。
積雪はごく浅いので、スノーシューはザックに取り付け、ツボ足でスタートします。
雪道とはいえ、やはり林道歩きは冗長な感じが否めません。
 
イメージ 1

やけに道の部分だけ積雪が少ないな、と思いながら歩いていると、途中に除雪の跡を見つけました。
なんでこんな中途半端に除雪されてるのか不思議に思いながらさらに歩くと
真新しいのり面工事の施工現場に遭遇しました。
なるほど、これの工事のための除雪だったんですな。
で、工事終了後は除雪されなくなったので、中途半端な除雪になっている…と。
わざわざ積雪期に工事することには疑問も残りますが、
おかげで楽をさせてもらったのでここは何も言いますまい。

その工事現場を過ぎると、まもなく林道は沢を暗渠で乗り越えていきます。
沢の手前にピンクテープがポツンと設置されています。
どうやらここが登山口のようです。
道標もなにもないので、漫然と歩いていたら通り過ぎてしまいそう(^^;
 
イメージ 2

ここでスノーシューを装着。
いよいよ林道を離れて、山道へと踏み出します。
 
つづく