2010年10月23日、この日は山形との県境にほど近い虎毛山に行ってきました。
中途半端に遠くて、なかなか手を出さずにいた山域だったのですが、
このたび、初めて足を踏み入れました。
 
いやぁ、この山はぜひ今年中に登っておきたかったんですよ。
何故かって言われると「今年は寅年だから…」とたいした理由でもないんですけどね(笑
まぁ、丁度開山80周年だということで、地元でも盛り上がっている?ようなので丁度良かったのかな、と。
 
朝5時半に自宅を出て、虎毛山の麓にある秋ノ宮温泉郷に着いたのが8時近く。
やっぱり日帰りするには少々遠いですなぁ。
かといってわざわざ一泊しなくても帰れるし…。
このあたりが中途半端に感じる所以。
 
冒頭でも書きましたが、今年は寅年にして開山80周年ということで
虎毛山を盛り上げていこうという地元の熱意が感じられます。
あちこちに、下の写真のようなのぼりが立てられていました。
 
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山を案内するためにのぼりが立っているという光景はあまり見たことがないので新鮮です。
 
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道路標識も虎模様(笑
遊び心があって楽しいですね。

標識や看板に従って進んでいくと、迷うことなく登山道へ通じる林道に入る事ができます。
途中から未舗装になりますが、普通車でも入れます。
一部大型車では厳しいかな?という場面もありますので、自信が無い場合は
舗装路終点に駐車スペースがありますので、そちらに車を停めても良いかと。
片道20分くらいの林道歩きになりますが。
 
私は林道に車を乗り入れたのですが、ちょっとした勘違いをして無駄な事をしてしまいました。
林道の途中にこのような↓看板があって、
 
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たくさん車が停まっていたので、てっきり林道の終点かと思って歩き始めてしまったのですが、
実はまだ先まで車で入ることができたのでした(^^;
 
というわけで、10分ほど余計に歩いて本来の登山口に到着します。
車両通行不可の木橋が架かっていて、林道と登山道を明確に分けています。
 
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気を取り直してスタート!
 
 
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登山道は最初、沢沿いを進んでいきます。
ほとんど高低差の無い道のりで、まずは軽くウォームアップといった感じ。
あちこちから水が流れ出しているらしく、路面が波波グチャグチャ波波な場所がいくつかあります。
コレはたぶん雨が降った降らないにかかわらず、いつもこんな感じなのかな。
 
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30分くらいで渡渉点となります。
ここには立派な橋が架けられているので、不安なく渉る事ができます。
橋を渡ったところには、小さな広場があり、案内板などが立てられています。
実質的な登山道はここから始まる感じです。
 
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いきなり急登が始まります。
体は温まっていたのですが、平地を歩き慣れた足にいきなり負担がかかりキツイのなんの…。
それに路面状態も、大きめの段差の階段が現れたと思えば
木の根が縦横に走っている場面あり、浮き石が散らばっている場面あり…と実に多彩。
登山者のハートをがっちりキャッチ! 飽きさせません(笑
 
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急勾配が連続し、決して楽な道ではないのですが、要所要所にベンチが設えてあり
疲れた人が休憩できるようになっています。
地元の自治体が整備したのか、山岳会が整備したのか分かりませんが
この登山道を整備している方達の愛情を感じますね。
 
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高度が上がるにつれ植生が変化していき、上方が徐々に明るくなっていきます。
それに伴って色彩が増していき、目を楽しませてくれるようになりました。
 
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二本の桧が仲良く並んでいました。
夫婦桧と呼ばれているらしいです。
何十年もここで仲良く時を重ねてきたのでしょうか。
我々夫婦もそうありたいものです。
 
この日は標高800m前後が紅葉の盛りでした。
しばし紅葉をお楽しみ下さい♪
 
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このあたりも急な登り坂は続いているのですが、美しい紅葉に目を奪われ、あまり「キツイ」と感じませんでした。
楽しんでいるうちに、知らず知らず足が前に進んでいたっていう感じでした。
 
そうそう、今回もツートンのリーダー研修でした。
リーダー研修第三回ということで、今回のテーマは
「二人とも初めての山で、リーダーをやってみよう!」
でした。
 
地図読みからペース配分まで、申し分のないリーダーっぷりでした。
特に尾根までの急登区間のペース配分は絶妙で、
ついて歩いている私もまったくばてることなく引っ張り上げてもらいました。
 
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尾根に登り切ると、そこが高松岳への縦走路との分岐点になります。
ここにもベンチが設置してあり、急登に疲れた登山者を迎え入れてくれます。
灌木の向こうに、目指す虎毛山が見えてきました。
 
つづく