だ、誰なんだー!?
などど引っ張ってみましたが、助手席の女性の正体は
やまめさんと同じ山岳会に所属するAiさん、色白美人の山ガールさんでありました♪
 
ただ…山ガールなどと言っても、昨今のブームで山を始めました♪という感じではなく
「バリバリ登れる」強いオーラを放っています!
お初にお目にかかりますが、どうかひとつお手柔らかに…
 
そしてもう一人、クマ太郎ーさんが参加して下さいました。
たしか岩手山でお会いした時以来ですよね? ご無沙汰しておりました。
いや~、これは心強いメンバーです。今日の山行、成功裏に終わること、今確信しました!(笑
 
…というわけで、色々ありましたが無事に全員が合流できたので、登山口へと向かいます。
この登山口へのアクセスですが、いろんな人から「ひどい林道だ」
という話を聞かされていましたので、ちょっと心配していました。

和賀岳そのものの厳しさもさることながら、このアプローチの困難さも
この山に近づき難かった要因であります。
 
でもまぁ…
 
結果的には楽勝でしたチョキ

なんだ、このくらいの道なら「酷い道」とまでは行かないんじゃないかな~。
もっと酷い林道を何本も走っているので、私の感覚がおかしいのかもしれませんけど
 
とはいえ「ジムニー的には楽勝」ですけどね。
普通車にはやはり走りにくい道であろうとは思います。
 
さて、長らくお待たせいたしました。
やっと登山口に到着でございます(笑
 
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予定より若干遅れ気味なので、スパッと支度してスパッと登り始めますよぉ!
 
登山道は始め植林地っぽい林の中を行きます。
まもなく雑木の林となり、すぐに立派な広葉樹の森となっていきます。
しかし、いきなり急坂に次ぐ急坂で、まったく周りを観察する余裕がありませんしょぼん
 
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登山口から700m。赤沢分岐に到着しました。
所要時間は25分。かなりいいペースで登って来たようです。
やまめさん曰く、ちょっとペースが速かった…とのことでしたが
気温も低めだし、樹林帯で日光にも晒されていないので体力的にはまだまだ余裕があります。
 
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ほら、気持ちの良さそうなグリーンシャワーでしょ?
 
ちなみに赤沢「分岐」ですが、現在は分岐していた道が廃道になっており
「分岐」とは名ばかりになっています。ランドマークとして地名だけ残ったんですね。
 
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さらに700m進むと、今度は高下分岐に到着となります。
写真奥側に登っていく道が高下岳への登山道
和賀岳へは左側へ進んでいきます。
 
登山口から高下岳分岐まではほとんど登り一方、それもけっこうな急傾斜で
初っぱなから体力を削られ、汗を絞られました。
いやはや、噂に違わず和賀岳は大変な山だな…と思いました。
しかし、実はこれはホンの序の口だったんですよね…。
 
高下岳分岐から少しの間、道はフラットになり勾配も緩くなります。
つかの間の平穏。
 
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希少種のイワテシオガマが咲いていました。
和みます。
 
数百メートルの水平移動の後、登山道は下りに転じます。
知識として知ってはいましたが、せっかく登ったものを下るというのは
やはり心理的抵抗が大きいですなぁ(笑
 
しかも、この下りかたがハンパじゃなく、沢に向かってどーん!ダウンダウンダウンと落ちていくような感じ。
勾配を緩和しようなんていう考えは端から無く、沢に向かって直滑降。
帰りはここを登り返すのかと思うと…
 
通天閣二個分の高度が無に帰し、沢底に降り立ちます。
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ここでこの沢を渡渉しなければならないのですが、
橋が架かっているわけでもなければ、飛び石できるような場所があるわけでもありません。
 
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…というわけで、サンダルに履き替えてバッシャバッシャと水の中を歩きます。
この水が冷たいこと! 1分と立たずに水に浸かっている部分が痺れてきました。
ドボン!したら心臓麻痺で死にそうです。
 
「幸いなことに」誰もドボン!しないで渡渉完了。
お互いにカメラを構えあって、シャッターチャンスを待っていた…というのは
ここだけの秘密ですよ(笑
 
こんなふうに靴を脱いで水に入って渡渉…というのは初めての体験でした。
いい経験だったし、楽しかったのですが、やはり突然雨が降ってきて増水したら…とか
心配の種にもなるわけで、このコースから入山する大きな心理的抵抗であります。
まぁ、だからといって橋とか架けるのを望む気持ちも無いですがね~(笑
 
無事に渡渉を終えてホッと一息つきますが、そんな穏やかな時間もホンのつかの間。
早速、ズどーんと急登が始まります。アップアップアップ
 
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登ります。
 
 
 
 

ひたすら登ります。
 
 
 
 

モクモクと登ります。
 
 
 
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ああ…、気持ちのいいブナ林だなぁ…。
ちょっと現実逃避…。
 
 
 
 

まだまだ登ります。
 
 
 
 

いや~、ここの登り、ハンパなくきっついッスわ
胸突き八丁ならぬ顔つき八丁? 油断すると地面に鼻の頭ぶつけそうってくらいキツイ坂です。
おまけにあちこちで洗掘が進み、ガレ場が多くとても歩きづらいのです。
 
半分くらいきましたかね…。
この頃はまだ余裕が残っていて、カメラに向かってポーズしてみせたりしてますが…
 
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三十分後には、まったくそんな余裕は無くなっていました(笑
 
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Before
 
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After
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和賀岳の登りは三十分で人を別人のように変えてしまいます(笑
 
いいかげん登るのに嫌気がさしてきた頃、それまで頭上を覆っていた木々が途切れ
目の前には青空が広がってきました。
 
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登山開始から3時間。やっとの事で樹林帯を突破できたようです。
 
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振り返ると大パノラマが広がっていました!
いや~、これだけ苦労して登ってきたんだもの。
こういう景色が無かったらウソというものでしょう。
 
我ながら現金だとは思いますが、テンション急上昇!
 
つづく