2009年9月20日。
なにか、もう遠い過去のことのような気さえしますが
シルバーウィークの山行は山形遠征!…ということで
まずは鶴岡市の南側に位置する摩耶山に登ってきました。

 

摩耶山は東北百名山に数えられる一座です。
標高は1000mをわずかに超える程度ですが
得意な岩峰を従え、渡渉あり、滝ありと変化に富んだ山歩きが出来るということで
非常に楽しみにしていました。

 

盛岡を午前3時に出発。
越沢登山口には7時30分に到着。
やれやれ、やはり山形の西のはずれとなると高速を使っても遠いですな。

 

国道345号から登山口までは未舗装の林道となりますが
狭いことを除けば、フラットで走りやすい道なので
普通車でも何の問題も無く通行できることでしょう。

 

小さな橋をわたると、やや道幅が広がった場所があり、そこが登山口となります。
山域の案内看板が右手に立っているので、これを見落とさなければ
難なく発見できるものと思います。

 

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問題なのは駐車スペースの狭さで、がんばって10台停められるかといったところ。
私は、この日4台目だったのですが、私の前に来ていた車のナンバーを見たところ
「千葉」「春日部」など関東圏からも登山客が訪れる様子。
人気がある山のようで、早めに行かないと駐車スペースが無く途方にくれることになるかも…。

 

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支度をして登山道へと入ります。
薄暗い杉林を抜けると小国川の渓流にぶつかります。
深い谷間で、対岸には「ウノスノ倉」「カジ倉」という大断崖がそびえ
入山早々迫力のある景観を楽しむことができます。

 

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まもなく渡渉点があり木製の橋がかかっています。
ここの橋はオフシーズンは撤去されるそうで、今の季節は良いのですが
早春や晩秋の山歩きの時は橋に頼らず渡渉しなくてはいけないようです。

 

渡渉点のすぐ上流に釣り人がいました。
この沢は魚影が望めるんですかね?
そっちの方面の知識はさっぱりなので、よくわかりませんが…。

 

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渡渉点を過ぎた後も、登山道はしばらくのあいだこの沢に沿って登っていきます。
沢と道との距離が近い場所も多く、しかもかなり滑りやすいので
緊張しながら歩いていきます。

 

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登山口から30分。最初の分岐点である分岐点に到着します。
ちょっとした広場のようになった分岐点の直ぐ横には綺麗なナメ滝が流れ
ほっとする憩いの空間になっています。

 

ここの分岐点には「初心者コース」と「ベテランコース」と標記があります。
ベテランコースに…と言いたいところですが、初心者に毛が生えた程度たる
ヘロヘロ隊は迷わず右、すなわち初心者コースへ。

 

沢沿いの滑りやすい道ともここでお別れ。
今度は杉林の中、高度を稼ぎにかかります。
深くえぐれた谷間から、山の尾根を目指すので斜度は結構急です。

 

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分岐2です。ここも初心者コースは右へ向かいます。
直進すると七滝という滝があるらしいですが、
今回はガイドブックに従って、クセ穴経由、追分方面へ。

 

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道はさらに斜度を増していきます。
木の根が縦横無尽にはい回り、下手に踏みつけると滑る滑る(^^;
そんな我々をあざ笑うように、なにか小動物が木から木へと素早く移動していきました。

 

ところで、ガイドブックには載っていなかったのですが、
このコースの「クセ穴」って何なんでしょ?
なんかクセ虫(カメムシ)をいっぱい見かけたので
「クセ虫がいっぱいいる穴、それでクセ穴じゃね?」
とか想像してみたのですが、っていうか自分の想像で寒気がしたわけですが(^^;
真相を知っている方がいらっしゃいましたらお教えねがえればと思います。

 

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追分分岐で、関川からの登山道と合流します。
関川からの登山道も立派なモノで、比較的多く利用されている道のようです。
ここは左折。

 

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追分からは尾根歩きとなり、しばらく緩い傾斜の楽々登山道となります。
300m程歩くと「うがい清水」と呼ばれる水場へと出ます。
…が、ちょっと飲みたいとは思えないですね、この水場(^^;

 

現地の案内板によると、この清水のほとりに「茶屋」があったということです。
そういえば最初の分岐もなんだか小屋跡って書いてあった気がします。
摩耶山って茶屋とかが成り立つほどの観光地だったんでしょうか?
それとも、この尾根道は古くは街道であったとか?
背景がよくわからないだけに不思議な感じがします。

 

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うがい清水の上には避難小屋が建っています。
泊まれるような小屋ではないですけど、一応、こういった施設があると
なにかあったときに安心できますよね。

 

避難小屋を過ぎると、最後の急坂である「鼻くくり坂」に差し掛かります。
ここは露岩の上や、深くえぐれて滑りやすくなった土の上を渡っていかなくてはならないのですが
要所要所にロープが設置されているので、それを頼りに進みます。
距離的にはほんのわずかでした。

 

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六体地蔵尊が登山者を迎えてくれます。
優しいお顔のお地蔵様ですね。
登山の無事を祈って手を合わせます。

 

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六地蔵を過ぎると、いよいよ視界が広がってきます。
山頂からの眺望に期待が膨らみます。