西吾妻山に登ったあと、裏磐梯桧原湖のほとりでキャンプし
翌15日、今度は磐梯山に登ってきました。
14日とはうってかわって、朝からとても天気が良く
それでいてあまり気温は上がらず、空気もカラッとしていて実に登山日和。
これはさい先が良さそうです。

 

今日はロープウェイやリフトを使わず自分の足で歩いて登ります。
なのでお金はかからない…と思いきや、登山口のある八方台は有料道路の途中にあるため
今日もやっぱり「山に登るため」のお金がかかりました(^^;
ま、軽自動車なので530円、1人当たり250円ちょいですから安いモンですが…。

 

時刻はまだ7時前。道路もガラガラに空いており、対向車の一台もなかったものですから
「あれま、一番メジャーな登山口と聞いていたけど、あまり人おらんな~」
などとのんきに構えていたら、駐車場に着いてびっくり。
そこだけ別空間のようにたくさんの車が停まっていました。

 

なんとか駐車場所は確保しましたが、私が停めた時点で、すでに満車状態。
支度をしている間にも次々と車がやってきます。
この時間でこんな事になってるのでは、このあといったいどうなるんだろ!?

 

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7時ちょうどに登山口を出発します。
登山道は幅広のなだらかな道でウォーミングアップには丁度良い感じ。
木漏れ日がきらめき、林の外の日差しの強さを想像させますが
林の中は未だ肌寒いくらいです。
暑さに弱い私にはありがたいくらいです。

 

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およそ30分ほど歩くと中ノ湯温泉跡に到着。
景色は一転、火山ガスによる荒涼とした不毛地帯が眼前に広がります。
硫黄の臭いが鼻を突き、ここが生きた火山地帯であることを伝えてきます。

 

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中ノ湯温泉が閉鎖されてからどれくらいたっているのかわかりませんが
人の手が入らなくなった建物が、徐々に朽ちていこうとしていました。
ここの女将さんは潔癖な人で、泥んこ靴で立ち寄ろうとする登山者を嫌っていたとか。
もうお亡くなりになったとの話も聞きますが、この廃墟を
どんな気持ちであの世から眺めているんですかねぇ…。

 

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中ノ湯温泉跡を過ぎると、道は一気に登山道らしくなり勾配もきつくなります。
道は、爆裂火口の外縁部をなぞるように通っているので、本来、かなりの高度感があるはずですが
目一杯生い茂った植物が目隠ししているため怖さは感じません。

 

しかし、ところどころ登山道を示すロープの内側まで路肩が崩壊していたりしますので
ここは注意して進むべきところではないかと思います。
足、滑らせたら滑落しますよ、たぶん。

 

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所々、木が途切れたところからは見事な景色を見ることができます。
桧原湖が綺麗に見えていますね♪

 

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しばらく進むと登山道は火口外縁を離れ、山の中腹斜面を巻ながら登っていきます。
おそらく、このあたりがこのコース最大の傾斜地であり難所であると思います。
一歩一歩確実に登っていきます。

 

それにしても今日は人が多い!
昨日の西吾妻山は100名山にしては人が少ないな~と思ったものですが
今日は百名山の名に恥じぬ?混雑っぷり。

 

前にも後ろにも登山者が連なる状況では、なかなか自分のペースを守るのが難しいです。
追い上げられると、つい頑張りたくなっちゃうのですが、ここで無理にペースをあげると
後半必ずバテますのでゆっくり行きたいと思います。

 

後ろからワンゲルか登山部かと行った感じの若い男性3人組がやってきました。
平地を歩くのと同じような速度で登っていきます。さすが!
もちろんお先にどうぞと道を譲ります。

 

さ、ツートンさん、我々はゆっくりと…

 

って、アレ? いない!?

 

なんとツートンさん、道を譲ったはずのワンゲルの人達について行くではありませんか!
ちょ! ちょっと待ってくれ~!!!

 

あわてて後を追いかけますが…追いつけません!
ついに音を上げてペースを落とす私…orz
ダ、ダメだ、この人、前に早い人がいると追いかけて行くタイプの人だ…。

 

そう言えば、来る途中の高速でも運転を交代してもらったのですが
追い越されると、その追い越した車についていくように速度が上がって行くんですよね。
スポーツカーとか運転させたらダメな人だ(笑 絶対走り屋になるわ(^^;

 

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ここでのオーバーペースのために、私はこのあとがっくりスピードが落ちました…。
ひぃひぃ言いながら、やっとの事でお花畑分岐まで到達…。
ここらあたりから弘法清水まではゆるやかな地形なので一息つけそうです。

 

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弘法清水です。
ここから山頂までは500m。
平地の500mなんてあっと言う間ですが、山道の500mは結構ありますよ~。
気合いを入れて行きましょう!

 

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弘法清水から山頂までは、けっこうな勾配の登りとなります。
乾いてはいるものの、浮き石が多く油断できない道です。
あと、あちこちの登山口から登ってきた登山者が、
ここに集中するので通行量もかなり多いです。
狭い道なので行き違うのに一苦労。何度も交換待ちが行われます。

 

しかし、ここまで来るとぐんぐん高度感が増していきます。

 

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そそり立つ岸壁。

 

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遥か足下に漂う雲海。

 

あと少しだ、あと少しだと自分に言い聞かせながら登り詰めていきます。