彼女から貰って読んでみました。
要らないからあげるという事なので、あまり面白くなかったようです(笑)

確かに、バックグラウンドや登場人物は限りなくリアルなのに、この小説のキモである大阪国という設定がかなり非現実的で不自然ではあると思う。

とはいえ、自分はさほど不快感を感じる事なく読了出来たので許容範囲のSFです。

しかし、この小説が言いたいのは「大阪国」とか「豊臣の末裔」、「大阪が停止する」とかではない。

一言で言えば「コミュニケーション」の話である。「父親と息子」というコミュニケーションが難しい関係でも、伝統であれば父子は結び付けられる。だが、そこに科学的•理論的な根拠はない。

大阪国とは、多くの父子によるコミュニケーションの集合体である。

しかし、現代という複雑な世界ではコミュニケーションには莫大なコストが必要なってしまうのだ。

それが、この小説の始まりにある。

著者の大阪に対する着眼点は非常に興味深い。大阪城をはじめ空堀など現地に行って雰囲気を感じるとまた感想が変わりそうな、大阪贔屓の良作でした!

(だが、映画は断わる‼)

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本日、初めてアキバのAKB48劇場に行って参りました。

何と、キャンセル待ちではありますが前田敦子が出演するという事で仕事も一段落したので突撃と相成った訳であります。

意気揚々と生の前田敦子を観る筈だったのですが…当然のモニター観覧!まあ、これだけでもTVとは違うAKBは感じることが出来ましたよ。

そして、40分ほど観覧して帰宅中の今、改めてこの公演について考えてみました。

公演のチケットは一般男性が3,000円で女性は2,000円です。
そして、販売枚数は250枚。
(共にHPより)

1公演あたりの売上は単純に計算すると、3,000×250=750,000円です。
これは考えるまでもなく破格安さです。

となると、あの劇場を支えているのは8階ではなく4階という側面が見えてきます。(でも、AKB商法と揶揄されるCDでも相当の利益が上がっているのでしょうね)

残念ながら私は4階をみてこなかったのですが、あそこでお金を使うファンの方々がAKBを支えているのは間違いないですね。

わたし個人は4階でお金を落とすつもりはないですが、8階には機会があれば再度チャレンジしたいと思っております。


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森嶋通夫著

今回、2回目の読了しましたので感想を簡単に…。

この本はリカードからケインズに至る経済学の変遷を、森嶋がセレクトした経済学者にスポットを当てて解説しています。

この本のテーマとして、一貫して重視されているのが「セイの法則」です。

「セイの法則」とは、供給が需要を創造するという経済学部で真面目に講義受けていれば学部生でもわかるような経済学の常識です。

マルクス、シュンペーター、ワルラス、ヒックスなど多くの偉大な経済学者もこの「セイの法則」に依拠して理論や思想を構築しています。

しかし、おかしいと思いませんか?
作ったら作っただけものが売れるなんて。

それに気が付いたのが、かのケインズです。そして、彼は「需要が供給を創造する」という有効需要の原理を考えた。これがケインズが偉大と言われる所以ですね。

そして、もう一つこの本には大きなテーマがあります。

それは…経済学の再定義です。

これまで経済学はミクロ•マクロを中心に合理的で理論化の可能なものを分析してきました。それは非現実的な理論に近いものです。

この本の中で、森嶋はパレートやウェーバー、高田保馬のような社会学を包括する「総合経済学」の必要性を説いています。

つまり、経済学はこれまでの合理的仮定に基づく理論的な経済学と社会学が扱ってきた人間の不合理な面の分析の統合が必要ということですね。

最近の経済学の潮流をみると、行動経済学やゲーム理論といった人間の不合理性に着目した研究が盛んです。

15年以上前に書かれているにも関わらず、本書を読むと森嶋の先見性に大変、驚かされます。



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