ギリシア インタビュー編 その2(163)
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ギリシアのインタビューの続きです。
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MASA:日本人の価値観では、地中海はイタリアまで・・・
そこから東というと、どうも認知しにくいというのが
正直なところでしょう。
しかし、イタリアよりも東は、
ほんとうに美しい海と島々が数多く存在する、
まさに『楽園』です!
たしかに、言葉の問題は多少ありますが、
是非一度、アテネ以外のギリシャ諸島を
訪れて頂きたいですね!
Ann:「地中海」といったら、イタリアより、ギリシアのほうを
思い浮かべます。
やはり、ギリシア諸島は素晴らしいのですね。
私はアテネのほかに、ピレウスと言う漁港も
訪れたのですが、漁港であって、
地中海の美しさは見ることができなくて
残念でした。
来年の秋に、地中海のクルーズに行くので
楽しみにしているんです。
MASA:あまりの美しさに、人生観が変わりますよ!!
Ann:それはいいですね!
ギリシア神話についていろいろ話してもらいましたが、
ギリシア神話というのは、人類の財産だと思います。
女性にはアフロディテ(英語名 ビーナス)とか
アルテミス(月の女神)などが人気が高いですね。
エルメスなどもHermes つまりギリシア神話の
ヘルメスから来ているのでしょう。
商業の神、旅人の守護神ということになっています。
好きなギリシア神話の神はいますか?
MASA:人並みに読んだ事はありますが、
いつも感じるのは、
どうして万物を創造しうる万能なる神々にしても、
争ってばかりいるのでしょうかね??
Ann:それはキリスト教も日本の昔の神々にしても
そうですね。
神様というのは、今よりもっと人間に
身近な存在だったのかもしれないです。
MASA:神々たちの夢物語を考えるのが、
我々人間だからなのでしょうか?
もし、「あの世」とか
「神の世界」というものが存在するのならば、
争いのない世界を望みますね、、、
どうにもギリシャ神話は「血なまぐさい」、、、
もしくは陰謀が渦巻き過ぎている、、、
Ann:それは日本の神話でもそういう部分があるし、
聖書にも残酷な場面が出てきます。。。
不思議でです。
MASA:読むだけならおもしろいですが、
平和すぎると面白みに欠けるのかな?
と考えたりもします、、、
Ann:ギリシア神話はあちこちで出てきますから
知っているといいですね。
ギリシアは、交通要所の利点があるということですが、
どんなに素晴らしいものを持っていても、
それを利用できないといけないですね。
今回のギリシア危機、ほかにこれ以上飛び火せず
うまくおさまって欲しいです。
MASA:ほんとうにそう思います。
どうなってほしいかは別として、
現実は少々厳しいと言わざるを得ないでしょう。。。
本当の意味で「強い国家」となるには、
持ち合わせている条件が少し悪すぎますね。。。
観光にしても、来訪者があるのは一部にすぎません。
物流にしても補給地としての利点であり、
それ以上のものではありません。
産業を誘致するとしても、
周辺国が強さを持ち合わせている訳でもなく、
諸島であるためインフラ条件も良い訳ではありません。
しかし、欧州連合という理念の根本が、
このような強弱の個性の連合体によって、
それぞれの短所を補い合う。
というものです。
つまり、ギリシャのような国家を連合体制下に
維持する事こそが、存在意義に他なりません。
ここは、EUとしては真価が問われている時であると
言えるでしょうね。
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