私たちの腸内には

色々な腸内菌が繁殖して

心と身体に大きな影響を与えています。



腸内菌が脳にも影響を与えていることが

わかってきています。



腸内菌によって

気分が晴れやかになったり

落ち込んだり、イライラしたり、

集中できたりできなかったり、

脳の機能や感情に影響し、

ホルモンの様な役割も担っているなど

腸内菌の重要性が解明されてきています。



腸は第二の脳ではなく、

生物の発生を見ると

40億年前の生物には腸しかなく、

脳ができたのは5億年前なので、

腸は脳よりも重要な役割を

担っていることが

わかってきています。



そればかりか、

腸内菌にはコラーゲンを増やして

肌にハリと潤いをもたらすものもあり、

美容や若さにも腸内菌が大きな要因

となっていることが

次々に判明しています。



その腸内菌は、

どこから来るか、というと

自分がこれまで口にしたものや

鼻から吸った空気などから、です。



なので、個人個人で

腸内菌の様子は全く違います。



何をどの様にどのくらい

どんな風に食べて

どの様に消化吸収されて

代謝してきたか。



過去の食歴が

その人固有の腸内菌を作り出します。



これまで口にしてきたものに

含まれている微生物が、

腸内に棲んで、

お花畑の様な菌群を構成して、

その人の身体や免疫力、脳の働きにも

大きな影響を与えています。



健康な人には有益な腸内菌が多く

良いバランスを維持して

キレイな花畑に成っています。



不調な人は、

不調を作り出す腸内菌が多く、


病気の人は、

病気を作り出す腸内菌が

多く生息して、

カビや悪い菌がはびこり、

汚い毒キノコの様な畑に成っています。



腸内菌は、

数が多くて多様性があるほど

豊かな土壌の様に栄養を作り出し

その人の健康に貢献します。



数十年間、

1日に150mlの青汁しか飲まない

仙人こと森美智代さんの腸内菌は、

普通の人の5倍の菌が

生息しているそうです。



腸内菌は

バラエテイが豊かであればあるほど

菌自体が栄養を作り出す力が高まり、

食べ物から栄養を取らなくても

自家生産できる様になるのです。



つまり、菌の数と多様性が、

健康の鍵となります。



故に、腸内菌は、

良い菌のみが生息すれば

良いのではなく、

良い菌が働くためには

必ず悪い菌も必要で

良い菌と悪い菌がバランスを取って、

健康に貢献しています。



赤ちゃんは、

生まれた時は腸内菌ゼロで、

生後、色々なものを舐めたり

食べることで

菌をお腹には入れてゆきます。



確かに赤ちゃんは何でも口にして

舐めるのが好きですが、

それは、本能的な生存の手段

も含まれているのですね。



昔の人は、

赤ちゃんが生まれたら

動物園の周りを歩いたり、

動物を飼うと良いと

知っていました。



色々な菌が入って腸内菌が豊かになり

健康になることを

知恵として知っていたのですね。



今は何でも抗菌、除菌、殺菌と

菌を目の敵にして

排除する傾向にありますが、

これは非常に問題です。



アトピーの赤ちゃんの便には

腸内菌がゼロという例もあり、

腸内菌が育たない無菌生活が

アレルギーを増やす原因にも成っています。



大人でも腸内菌が少なく

バリエーションの乏しい人は、

便秘や下痢、精神的不調、

肉体的不調に悩まされることになり、

放置しておくと立派な病名が付いてしまう病気になってしまいます。



つづく。




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@スンナイバロ自然公園

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人口都市のシンガポールには
実は自然公園がいっぱいあります✨

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大きな葉っぱですね✨🌿