「目的」を異にする人達の間に「合意」なんて在り得ない、を地で行くような展開である。結果、何もかもが中途半端で問題先送り、将来に禍根を残すものになったと言う他はないような・・・

 

 

 

 

本来は「安定的な皇位継承のための皇族数の確保」だったはずだ。

 

なのに、議論の過程で「〜〜〜のための」という目的を有耶無耶にした。

 

 

●「立法府の総意」という欺瞞

 

それはつまり、「安定的な皇位継承」ということ自体に異議のある人達が存在すると知ってのことであり、そこを外さなければ「総意」をまとめられないと知ってのことだったのだろう。

 

 

今、そこ、に集う人々の間で意見が割れることを恐れる。

 

目的を忘れ、本音を隠し、合意することのみに注力し、皆の顔色を伺う。

 

 

それは、結果として失敗に至る日本の会議、の典型ではなかったか。

 

 

●「日本国民の総意」という呪縛

 

「愛子天皇を望む」人が多いというのは、まあ、事実なのだろう。

 

しかし、「愛子天皇でなければならない」と考える人がそれほど多いとも思えない。

 

 

そもそも「安定的な皇位継承のための皇族数確保」を、自分事として関心を持っている人が、一体どれほどいるだろう。

 

大多数の人にとっては、「まあ、上手くやってほしい」くらいが本当のところではないのか。

 

 

●「静謐な環境」という幻想

 

それにしても、メディアの報道は酷い。

 

宮内庁関係者の話とか、元皇族の本音とか、嘘か誠か、ウラを取りようがないネタをもとにした記事が多過ぎる。

 

ましてや天皇御一家のお気持ちとか、個人的な憶測を並べただけのものまである。

 

仮に真実を含むとしても、そりゃどんな立場の人であれ、いろんな考えの人がいるだろうさ、というだけのことだ。

 

 

そのての記事を真に受ける人は、最早そう多くはないだろうけれども、肝心の国会議員長老が惑わされている気配濃厚なのだ。

 

「付帯決議」やら「答弁による担保」やら、明日への希望と絶望とを纏ったままの皇室典範改正である。

 

オールド議員が一掃された後の議論に期待するしかないのかもしれない。

 

 

●「民主主義」よりも先から在るもの

 

個人的には・・・

 

皇室、皇位継承に関することは、いっそ「菊のカーテン」の向こう側にお任せしたって良い、とも思う。

 

私自身、皇統を嗣ぐ可能性のある「男系男子」ではないし、女性皇族の配偶者となる可能性にしても億万に一つだってない。

 

そんな立場で、やいのやいの好き勝手言うのは憚られる、とも思う。

 

 

そこら辺の、「畏れ多くも」といった感覚を滲ませている人と、そうでない人と。

 

私自身、どちらの議論に、より説得力を感じるか、言うまでもない。

 

 

 

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この手の「女性」を前面に押し立てたうえでの「女性差別批判」は、何とかならんもんかね、と思います。

 

 政府が今国会で成立を目指す皇室典範改正案を巡って、女性の研究者や作家らから「日本の歴史を踏まえていない」「性差別的だ」と批判する声が相次いでいる。

 

 有志の女性史研究家らは8日、古代の皇位継承や女性天皇に関する研究を国会審議に反映するよう求める要望書を野党に提出した。

 

 

 

日本ペンクラブ女性作家委員会は、性差別を助長する皇室典範の改正に断固反対します。昨今の皇室典範をめぐる議論は、あまりに差別的であり、人間の尊厳を踏み躙るものです。男系男子の皇位継承に固執した政府与党の改正案は、性差別の固定化に繋がり、国民の理解を広く得られるものではありません。いま一度、ジェンダー平等の理念のもとに再考すべきです。

 

 

 

 

こちらは、ひたすら「愛子天皇推し」のプレジデントオンライン。

 

他者の主張に対して「大ウソ」とかいう大雑把な論評するの、止めた方が良いと思いますよ。てか、どっちが「大ウソ」だよって話で。

 

 皇族数の確保策を盛り込んだ皇室典範改正案は、今国会中に成立する可能性が高い。歴史評論家の香原斗志さんは「そもそも男系男子による皇位継承は、日本史上で長く意識されてきたものではない。男女を問わず第一子に皇位継承権をあたえるのが、いちばん合理的で、皇統が途絶えるリスクがもっとも低い」という――。