「間接民主制の趣旨を踏まえると住民投票は不本意だが最後の手段」⎯⎯まあ、そうだろうとは思います。思いますけれども・・・
率直に言って、「あー」という感じです。
●ついに、しびれを切らした?
豊橋市の豊橋公園での多目的屋内施設(新アリーナ)と豊橋公園東側エリア整備事業の継続を望む市民団体「新アリーナを求める会」の川西裕康共同代表(67)が9日、市議会の伊藤篤哉議長に早期の住民投票を求める要望書を提出した。
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川西共同代表は「昨年12月議会で13万4000超の請願署名を採択した後も、長坂市長は継続を求める民意には応じてくれなかった。その後も議会に期待したが平行線のままだ。間接民主制の趣旨を踏まえると住民投票は不本意だが最後の手段」と経緯を話した。
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長坂市長は以前から、新アリーナ関連事業を巡る住民投票について「仮に実施されればその結果を尊重する趣旨の発言をしている。今回の要望を受けて住民投票が実施されたときの対応についても「過去の議会答弁通り」とするコメントを発表した。
川西さん的には、ある程度「勝算」あってのことかもしれませんし、であれば、市議会推進派諸氏にとっても「渡りに船」なのかもしれませんが・・・
とりあえず、
「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」は既に契約済み・着手済みである。
ことだけは忘れないでもらいたい。
私的に、そこは、何度でも繰り返し強調します。
●フラットに「計画の賛否を問う」段階ではない
すなわち、この事業自体は、前市長と現市議会とが、ともにその責任のもと「是」とし「市」として推進していた、ということです。
そこまで行って(来て)いたのです。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/114326/keiyakuteiketu.pdf
●せめて、筋は通してほしい
である以上、「多目的屋内施設(アリーナ)及び豊橋公園整備・運用を推進するための住民投票」は・・・
現在の市(長)の方針である「新アリーナ計画の中止(契約解除等)」について、その是非・賛否を問う。
・・・でなければ筋が通りません。
現在、市政が混乱・停滞している原因は・・・
長坂氏が無理筋・無責任な、あえて言えば“ちゃぶ台返し”でしかない公約を、そうと分からないカタチで掲げ、
そのうえ、たまたま“漁夫の利”で当選しただけ、というにも係らず、その公約だけに執着固執し、
選挙後に採択された、市内だけでも5万9千近くの署名を添えた請願も無視し、問責決議を受けた後も反省の色さえ見せない、
・・・等々にあります。
しかも、何故、そうなのか、についてはひたすらダンマリを決め込んでいます。
長坂氏が「新アリーナ計画の中止(契約解除等)」という「公約」について、その手順や費用について言及した(言及している)でしょうか。
既に契約済みである以上、その解除には損失補償が、場合によっては契約不履行・破棄となり、裁判・損害賠償も有り得るといった詳細を語った(語っている)でしょうか。
そこまでして計画中止に至ったとしても、市の財政負担はそれで終わりではありません。
豊橋公園のスポーツ関連施設の修繕・改修・建て替え等は待ったなしで、結局、現行計画並みの費用はかかると伝えていた(伝えている)でしょうか。
説明不足、いや、説明皆無の公約(方針)は、単なる掛け声、スローガンです。
●長坂氏(推進派議員)は、結果に責任を持て!
住民投票が現実になるとして、正直、結果は読めません。
巷にあふれるであろうデマや印象操作に流される人が続出するかもしれませんし、多くの人が、冷静に市政全体、スポーツ文化行政全体に目配せしてくれるかもしれません。
「風まかせ」「空気まかせ」な部分があります。
ならば、だからこそ、私とて、楽観と悲観の間で揺れつつも、一市民として頑張るしかないわけで、精一杯頑張ります。
が、結果について「市民の選択」とかで、市長も市議会議員も、何ら責任を負わないとしたら、到底納得できるものではありません。
「事業継続賛成(契約解除反対)」が多数となった場合・・・
長坂氏が「市民は新アリーナ計画の中止を選択した」という「先の市長選挙の結果」に対する解釈は間違っていたと認め、時間とお金を無駄にした約半年間について謝罪し、その責任をとって辞任する。
・・・という確約がほしい。
何事も無かったかのように「結果を尊重する」で済む話ではありません。
断じて、ありません。
もちろん「事業継続反対(契約解除賛成)」が多数となった場合は、市議会計画推進派議員諸氏は、全員辞職でお願いします。
混乱の収拾を市民に丸投げするのではなく、その結果については、市長と市議会が責任を負う、という話であるならば・・・
「不本意だが最後の手段」として、住民投票やむなし、です。
Bリーグ、チャンピオンシップ初戦。私的に、初、浜松アリーナ。
浜松市長、普通に(!)挨拶してました。
翻って長坂氏、この「優良コンテンツ」を自ら手放そうとする・・・信じられません。
試合の方は、ヒヤヒヤ、キリキリする展開でしたが、それでも、リーグ優勝に向けてまず一歩です。