衆議院選挙が終わり、米国大統領選挙も結果が見え・・・スケールは全然違いますが、我が豊橋市では市長(と市議会補欠)選挙が行われます。何か色々忙しい。
豊橋市長選挙、立候補したのは、こちらの4人。
ということで、いつものように、選挙ポスターと広報であそびましょう。
●選挙ポスター&選挙公報、ざっくばらん
◆近藤ひさよし
物価高騰支援 とことん、やります!
とのこと。はい、やってください。
とりあえず「わくわくする」という言葉は好き。
でも全体の構成が、相当ごちゃごちゃしてますね。切り口がバラバラと言うか。そのせいで、いささか読み難い、あまり頭に入って来ない、という感じです。
良くも悪くも、自民党らしい文言が並んではいますが・・・
◆浅井よしたか
「豊橋新時代」2nd Stageへ
これは、現職だからこそのキャッチ。とは言うものの、一期目、実際に「新時代」をやれたかどうかは微妙。
構成はしっかりしてます。(読む気さえ起きれば)読み易いし、分かりやすい。
でも、ちょーっと欲張り過ぎ(読む気が起きない)の気配あり。もう少し、的を絞った方が伝わるように思います。こちらとしても、そこそこ読む気にもなりますし。
イベントや行事等で時折聞かされる、彼の挨拶を思い出してしまいます。苦笑です。
◆長坂なおと
市長を代えよう 公約守ろう
●給食無料化 ●新アリーナ
うん? ただ「新アリーナ」とだけ書かれても、新アリーナをどうしようって言うのかが分からないのだけれども。
私の考えは「皆さん当然知ってるでしょ」ってこと?
楽しい子ども時代を過ごせる豊橋に
は、まあ、良いとして。
駅立ち年300日 ブログ1700記事更新
とか言われてもなあ・・・
あー、こっちに小さな文字で「新アリーナ計画の中止(契約解除等)」とか、こっそり(?)書いてありました。
小項目の最初とはいえ、こんなに小さく書いといて、ひょっとして当選しちゃった日には、「市民の賛同を得たから」「公約に書いておいたから」で、ホントに「解約」しちゃうんですかね。
当然(おそらく安くはない)違約金も発生するし、何より、三遠ネオフェニックスのB.プレミア・ライセンスが取り消しになってしまうのだけれども。
そしたら、決して少なくはない人達の「楽しい子ども時代」が失われるんじゃないかしら?
広報としてキレイにまとめられているのが癪ではありますが、それだけに、何やら悪意を感じますなあ。
ぶっちゃけ、ワタクシ個人が、初手から彼を嫌いだから、そう思うだけかもしれませんが・・・
◆くらちまさひこ
普通の紙に、マジックで手書き。雨で滲んでます。
ジジィですが何か?
って、いや、その・・・アナタこそ、思い出づくりですかと。
う〜ん・・・ポスターにも(文字通り手で)書いてありましたけど、「富の再配分」が余程お好きなようで。
ひょっとしてこの方、65才になって初めて「富の再配分」という言葉を知り、使いたくてしょうがなかったのでしょうか。
もちろん、何をするにも「遅過ぎるということはない」ので、それはそれで良いのですが。
・・・と、まあ、そんな4方でございます。
参考までに、東愛知新聞の記事を。
公示前はこんなことを言ってたんですが・・・
後には、そこそこ違いを伝えてくれました。
●新アリーナが争点?
ところで、
我らが三遠ネオフェニックスは、昨シーズン中地区優勝、中心街でパレード、(色々揉めはしたけれど)新アリーナ計画も動き出し、先日はB.プレミア参入を認められて・・・
「全ての市民が愛してる」まではいかなくても、少なくとも「好きを否定する」「好きな人の邪魔をする」ような人は、極々少数に限られるな、というところまでは来たのではないでしょうか。
そんなこんなで、すっかり過去の話だと思っていたのだけれど・・・
大手メディアが、此処に来て蒸し返したもんだから、またまた「新アリーナ」が市長選の大きな争点となった感ありです。
こちら、プレミア参入決定の段階で、何やら伏線めいた記事を書いていた中日新聞。
(中日新聞10/18-18東三河版)
そこからの、以下、10/31-12面、11/1-16面、11/2-20面(全て東三河版)です。
最後の記事によれば、長坂さんは「当選すれば速やかに契約を解除する」考えを示した、となっています。
それ自体は、事実なんでしょう。
でもね、根っからの支持者ならともかく、大抵の人は、そんな細かいとこまで彼の動向を追っかけているわけではないですからね。
広報のところでも書きましたが、大事なことなのでもう一度。
「何となく良いかも」とか「駅立ち頑張ってるから」とかの票を含めてで、ひょっとして市長になってしまったとして・・・
アナタの一存で、いきなり契約解除するんですか。市民の賛同を得たことになるんですか。
アナタ、これまで、市長の説明不足を散々糾弾してきましたよね。
そしたら「公約に書きました」「会見で話しました」だけで、十分な説明をしたことになるんでしょうか。
もし市長になったなら、そこで改めて「中止」する場合のメリット・デメリットを明らかにし、そのうえで「新アリーナ計画中止の賛否を問う」住民投票を提起します、くらいが(これまでのアナタの言動に照らして)理に適うのではないですか。
違約金の発生とか、三遠ネオフェニックスのB.プレミア・ライセンス取り消しとか、その他、中止にした場合に何が起きるか、種々諸々の不都合な真実について、ほとんどの市民は何も聞いてないですし、何も知らないんですから。
●表ふんわり、裏びっしり。そこに罠が!?
ここで、長坂さんだけ特別に(もちろん悪い意味で。何しろ嫌いなんで)「選挙運動用ビラ」も貼っておきましょう。
表は、選挙ポスターと同じ。「新アリーナ」としか書いてありません。
裏は、上段にポエムのようなそうでもないような(表現自体も、ところどころビミョーな)文章があります。
中段は、広報と同じ。ここに(冒頭とはいえ)小さな文字で「新アリーナ計画の中止(契約解除等)」とあります。
長坂さん的には、これを、皆が読んだうえで投票するという前提なのでしょうけれども・・・
だからこそ「市長になったら速やかに解約する」なんて言えるんでしょうけれども・・・
そんなんで「自分たちのことを自分たちで決められるまちに」とか胸張れるんですかね。
それやこれや考えると、新アリーナがメインの争点となった(らしい)のも、むしろ良かったのかもしれません。
長坂さんは、新アリーナ計画中止の人です!
フェニックス、B.プレミア・ライセンス返上の人です!!
根っからの彼の支持者(≒フェニックスとフェニックス・ブースター、ファンがこれまで積み重ねてきたもの、その想いに、全く頓着しない人達?)は仕方ないとして、
いわゆる無党派の方々は、ゆめゆめ・・・
「何となく雰囲気良さげ」とか「ふんわりとした現状批判」とかで彼に投票などしないようにっ!
ついで、と言っては何ですが、下段にある(ポスターの肩書にもありますが)「内閣府 地域活性化伝道師」について。
こういうものだそうです。
長坂さん、「地域おこしの専門家」だったんですね。
その割には、全国で24(ないし30)しかない、B.プレミア・チームのホームタウンになる、ということの価値が、まるで分かっていないような・・・
というか、この「地域活性化伝道師制度」自体、ちゃんと機能してるんでしょうか。
ちなみに、同サイトには氏のプロフィールもあります。
これによると、学位論文(東京大学、教養学部 生命・認知学科の、ですよね)のタイトルは『性的指向が顔の魅力選好に及ぼす影響』だそうです。
一体どんな中身なんでしょう。ま、どうでも良いですけれども。
●いつもは、ボカシているのだけれども
いつでも、どこにでも、「問題」はあります。
何かをやらない理由として、あれこれの問題点を上げるのは簡単。
何かをやるために問題があるとしたら、一つ一つ解決していけば良い。
ワタクシにとって、どちらの道を行く人物が好ましいか、
それは、はっきりしています。
新アリーナについて、あくまでも、ワタクシ個人の見方として・・・
近藤さんは、色々問題はあるにしても、より良いものとするために工夫しましょう、という人。
浅井さんは、4年前、不用意な発言をして、アリーナ問題を、ここまで拗らせた張本人。なのに、計画を、自分(だけ)の実績のように話してる。いや、話すのはまあ良いとしても、その都度、まず、素直に謝ってから始めてくれと言いたい。
長坂さんは、正直、何をそんなに意固地になっているのだろう、という感じ。アリーナに反対すること自体が目的になっているような気がします。というか、言ってること全般が、どこか後ろ向きで楽しくない。
くらちさんは・・・謎過ぎ。
ということで、結論(いわゆる「個人の感想」です)。
「社長の仕事の第一は、社員の気分を良くさせること」的なことを誰かが言ってた気がしますが、そしたら、
「市長の仕事の第一は、市民の気分を良くさせること」
それに尽きます。
ワタクシの答えはお分かりですね。
です。
その伝で言うと、我が国の現首相はどうにもこうにも・・・
市議会議員補欠選挙についても、一応、サラッと。
4議席を争うのは、こちらの10名。
選挙ポスター、はこちら。
公示日には貼られていなかった「3番」の人。水曜日にはありました。
これは「7番」の人。
うっかり真剣に読んでしまったのだけれども・・・ま、何を言うのも自由ですから、としか。
ですが、「Bリーグのアリーナ」と「歴史があり自然豊かな豊橋公園」の二者択一みたいな設問は、それ自体間違ってますよ、とだけ言っておきましょうか。
選挙広報は、こちらです。
アリーナ反対の人は論外として。
にしても、だったら、三遠ネオフェニックスのB.プレミア・ライセンス不要、何ならB.リーグチームのホームタウン返上で、とかまで、ちゃんと言えばいいのに、と思います。
う〜ん、小・中学校の同級生がいるから、今回は彼にしとこうかな。
候補者一覧および選挙公報等はこちらのサイトから。