全国の自民党所属議員よ、自民党員・党友よ、目を覚ませ! と、ワタクシ、自民党員でも何でもないけど言ってみる。
ついにというか、ようやくというか、岸田さんが次の自民党総裁選挙に出ないと決めたそうで。事実上、首相辞任となるわけですが・・・
●自分の意思か、他者の思惑か
今回の総裁選挙では、自民党が変わる姿、新生自民党を国民の前にしっかりと示すことが必要です。そのためには、透明で開かれた選挙、そして何よりも自由闊達(かったつ)な論戦が重要です。その際、自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります。私は、来る総裁選には出馬いたしません。総裁選を通じて選ばれた新たなリーダーを、一兵卒として支えていくことに徹してまいります。
記者会見での言葉の数々。ワタクシなりに聞く力を総動員しても「へ〜」か、あるいは「ふ〜ん」くらいの感慨しか湧かないのが辛いところではあります。
「自民党が変わる姿、新生自民党を国民の前にしっかりと示す」・・・はぁ、まあ、うん。それは、確かに必要。
けれど、だったら、何処を、どう変えなければならないと考えているのか、それこそが重要なのではないですか?
ワタクシ個人的には「政治とカネ」の問題には、正直、あまり興味はありません。
清廉潔白というだけの人より、政治家として、多少おカネに汚くても大所高所の判断ができる人のほうが良い。
でなければ、裏も表もある国際社会の中で、国益を守ることなどできないでしょう。
●総裁任期を無くしなさい
国益、という観点からすれば、首相・大臣がコロコロ変わるのも、ホント、勘弁してほしい。
何しろ、結局続かなかったな、という印象の岸田さんでさえ、その在任期間は戦後8位だって言うんですから、内外で、我が国首相の存在感が薄いのは当然のこと。
その意味では、政治資金がどうとか派閥がこうとか、よりも・・・
まず自民党総裁任期3年の規定を変えなさい。
・・・と声を大にして言いたい。
それがあるから、総裁も、自民党議員も、じっくり政治に取り組むよりも、その椅子に座っていられるかどうかで不安になり、何かあるとすぐソワソワし始める。
つまり、ひとり総裁に、というよりも、全ての自民党員に問題あり、なのです。
一度「僕等・私等の総裁」と決めたのなら、その総裁の下、即、衆議院を解散して国民の判断を仰ぎなさい。
そこで、首尾よく過半数を得たなら、いずれ衆議院選挙で過半数を割るまで、何年間であれきちんと支えなさい、という話で。
●人気投票じゃないんだから
そこら辺、他でもない自民党所属議員達が「時分の風」に右往左往して、いちいち「看板」を付け替えようとするから、国民も、そこを見透かして、人気投票的世論調査で言いたいこと言うだけになっていくのです。
ちなみに、こちら、前回総裁選の結果。
こう言うと、ワタクシが岸田さんを惜しんでいるかのように思われるかもしれませんが、そうではありません。
件の、いわゆるLGBT法ゴリ押しなど、長く記憶しておくつもりです。
とは言え、だったら「岸田さんに替わる人は誰?」となった時、これまた「う〜ん」となってしまうわけけで。
いずれにせよ、自民党員でないワタクシには、外野から、やいのやいの言うくらいしかできません。
ただ、これまでの経験上・・・
既存メディアで叩かれる人の方が我が国の為になる。
・・・のは確かで。
自分達の総裁を選ぶのに、新聞・TVの報道に惑わされるような党所属議員・党員のままでは、離反しつつある保守層はもちろん、無党派層が戻ってくることなど、金輪際無いと知ってちょうだい。です。
「何事もなくて良かったですね(けど、いつか、必ずありますよ)」と何故か他人事みたいな反応になってしまいますが・・・
「特別な注意の呼びかけ」終了だそうです。
https://www.jma.go.jp/jma/press/2408/15a/nteq_202408151800.pdf
考えてみれば、岸田さんの記者会見も「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」発出中のことでした。何とも「緊張感」のない話です。
もっとも「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」自体「何だったの?」という見方もできるのでありまして。
https://www.jma.go.jp/jma/press/2408/08e/NT_202408081945sv.pdf
「相対的に高まっている」「必ず発生するということをお知らせするものではありません」・・・
そりゃ、そうでしょ。というか、いっそ何も言ってないのと同じですよね。
こちとら、小学生の頃から「東海地震に備えて」と言われ続けてきたんでござるよ、です。
ちなみに、こんな解説をしている記事もありました。
具体的な発生確率ですが、これまではおよそ0.1%。今回の地震を受けておよそ0.4%となり、4倍程度高まっています。
つまり「巨大地震」の発生確率0.1%(可能性はゼロではない)が、0.4%(可能性はゼロではない)に高まったと。
そんなもん、南海トラフに限らず、日本全国、いつだってそうでしょうに。
で、やっぱり、そうなりますよね、という、もはやお約束の展開。
今更指摘するのも面映いことですが、情報発信(国・気象庁)が下手で、伝達者(メデイア)は不正確で、受信(国民)も色々ダメで・・・ため息、です。