米国前大統領にして次期大統領候補、トランプ氏暗殺未遂⎯⎯事実が那辺にあるのかは分からないけれども。とりあえず、特定個人を“消す”ことで何かが変わる、という事態を避けられたのは良かった。真実、良かった。

 

 

[バトラー(米ペンシルベニア州) 13日 ロイター] - 米ペンシルベニア州バトラーで13日開かれた集会で、トランプ前大統領が演説開始直後に右耳に銃撃を受けた。同氏は壇上で身を伏せ、警護担当に抱えられ降壇。険しい表情で右耳に手を当てていたが、降壇の際に起き上がり拳を突き上げ何度も「ファイト(Fight)」と声を上げた。

 

 

 

●早くも通常運転?

 

驚愕の事件から一週間あまり。

 

瞬間、「人間」を取り戻したかのように見えたオールド・メディア関係者も元の木阿弥。(金蔓に阿るという意味で)職業病なのか、改めて、トランプ大統領阻止へと躍起になってるご様子です。

 

 

こちら、ロイターによるトランプ氏の「大統領候補指名受諾演説」に関する記事。

 

[ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)/リホボスビーチ(米デラウェア州) 18日 ロイター] - 米共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領は18日に共和党全国大会で指名受諾演説を行い、自身が負傷した暗殺未遂事件について語り、「全能の神のご加護」のおかげでこの場にいると強調した。

 

13日の事件後に演説するのは初めて。「何かが飛ぶ大きな音がして右耳に強い打撃を受けた。銃弾に違いないと思った」と死を免れた状況について話した。聴衆は熱狂した様子で、トランプ氏が「私はここにいるはずではなかった」と語ると「あなたはここにいるべきだ」と叫んだ。

 

血を流した自身の写真が背後のスクリーンに映し出される中、トランプ氏は現場でそばに駆けつけてくれたシークレットサービスの警護官を称賛し、死亡したボランティア消防士のコリー・コンペラトーレさんを追悼して彼の消防ヘルメットにキスをした。

 

15日に開幕した共和党大会では参加者が異口同音にトランプ氏を称賛し、同氏の下で党の結束がかつてないほど強まっていることを印象づけた。

 

 

トランプ氏は演説の冒頭でいつもの攻撃的な姿勢を抑え、融和色を前面に出した。「私は米国の半分ではなく国全体の大統領になるために立候補している。半分のために勝利してもそれは勝利ではない」と訴えた。

 

ただ、その後はいつもの激しい口調で、国を「破壊」しているとしてバイデン現政権を批判。自身が起訴されているのは民主党の陰謀の一環だと根拠なく主張し、民主党のバイデン大統領が「第3次世界大戦」を引き起こすとしたほか、南部国境を移民が越えてくることを「侵略」だと表現した。

 

 

<大会史上最長>

 

演説は90分以上に及び、大会史上最長の演説となった。当初の融和色は雲散霧消し、いつものように大げさな表現と不平不満を織り交ぜ、民主党が2020年の大統領選を盗んだという虚偽主張を繰り返した。

 

また、自分だけがこの国を確実な破滅から救うことができると主張。「私なら電話一本で戦争を止めることができる」と語った。

 

トランプ氏の演説が終わると、天井から風船が落ちる中、同氏の家族と副大統領候補に指名されたJ・D・バンス上院議員がステージに上がった。選挙戦ではめったに姿を見せないトランプ氏の妻メラニアさんも18日に今週初めて同氏に寄り添った。

 

 

バンス氏は年齢がトランプ氏の半分となる39歳で、トランプ氏の「アメリカを偉大にする運動(Make America Great Movement)」のイデオロギー的後継者と広く見られている。

 

トランプ氏はバンス氏に「J・D、君はこれを長く続けることになる」、「楽しんでくれ」と声をかけた。

 

トランプ氏が求心力を高める一方で、バイデン大統領は11月の大統領選からの撤退を求める声を真摯に受け止めており、複数の民主党関係者はバイデン氏による候補辞退は時間の問題と考えているという。事情に詳しい複数の関係筋が匿名で明らかにした。 もっと見る

 

 

 

まあまあ客観的と言えなくもないのだけれど、ぶっちゃけ、「個人の感想」?

 

 

全文引くのはやめときますが、こちらは、よりはっきりと「口撃」してます。

 

[ミルウォーキー 19日 ロイター] - 米共和党は中西部ミルウォーキーで4日間にわたり全国大会を開催し、登壇した多くの演説者はトランプ前大統領が暗殺未遂を経て愛情深く思いやりのある家庭人に変わったと印象付けようと試みた。

 

 

 

いやいや、アタナ(たち)のそういう書きっぷりこそが「イメージ刷新努力台無し 結局いつもの悪口に」ってヤツでして。

 

 

●何処に注目するかは受け手次第

 

他候補の「悪口」を言うのはトランプさんに限ったことではないし、自分にとって都合の良い話を際立たせるのも、まあ、当たり前のこと。

 

バイデンさんなど、トランプ支持者まで批判し、トランプを「標的にする」くらいのことを言って、それこそ分断を煽ってきたわけで。

 

 

なので、そこら辺は捨て置いて。ここでは「融和色を全面に出した」とされる、受諾演説冒頭の部分を。

 

ここに、トランプ氏の真実を見るか、心にも無い言葉だと流すか、それも、こちらの心の持ちようだと思います。

 

 

 

4ヶ月後に私たちは信じられないほどの勝利を手にし、

この国の歴史上最も偉大な4年間が始まる

 

私たちは共に、あらゆる人種、宗教、肌の色、信条を持つ市民にとって

安全、繁栄、自由の新しい時代を切り開く

 

私たちの社会の不和と分裂は修復されなければならない

早急に修復されなければならない

 

米国人とし私たちは1つの宿命、共通の運命によって結ばれている

私たちは共に立ち上がるか、崩壊するかだ

 

私は米国の半分ではなく、すべての米国の大統領になるために立候補している

なぜなら米国の半分のために勝利しても、勝利にはならないからだ

 

今夜、信念と献身、誇りを持って私は米大統領候補の指名を受諾する

 

ありがとう

 

 

上は、ロイターの動画アーカイブからです。

 

「半分ではなく、すべての米国の大統領になる」

トランプ氏が指名受諾演説、団結を呼びかけ(字幕・19日)

 

米共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領は18日に共和党全国大会で指名受諾演説を行い、「社会の不和と分裂は癒されなければならない」として団結を呼びかけたうえで「私は米国の半分ではなく、すべての米国の大統領になる」と述べた。

 

 

 

「報道」とは言っても、つまりは人の「噂話」。

 

要らぬ副詞や形容詞のついた記事や解説で、とある人物の、その人となりや人柄など、分かるはずもない。

 

それを窺い知ることができるとしたら、それは「生」で伝えられる瞬間の立ち居振る舞いやその時に発せられる言葉でしょう。

 

はしなくも此度、暗殺未遂の折には、それがはっきりと現れたと思います。

 

ついでに言うと、皆ではないにしても、それを伝える人達の「本性」みたいなものも露呈しました。

 

 

●何にしても、過去の実績で判断を

 

米国シークレット・サービスの凄さと間抜けさ。地元警察との連携不足。

 

単独犯なのか否か。組織として「計画」したのではないにしても「知っててやらせた」の系譜ではないのか。

 

色々取り沙汰されてますが、そこら辺は、まあ、好きな人と専門家にお任せします。

 

 

ともあれ、トランプ氏は健在。

 

トランプ支持もトランプ批判も、例えば好きと嫌いとで決めても構わないのだけれど、ま、できれば、他の人に説明できるだけの事実関係を知っているにこしたことはないわけで。

 

 

政治家であれば、過去の実績が、一番の判断材料。

 

トランプ氏一期目の在任期間中、あちらこちらでトラブルを起こし、喧嘩を売って歩いていたような印象を持たされたけれども、それでも世界は、今よりもはるかに平和だった。それは確かです。

 

 

 

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もとより、未遂と完遂との違いはあるのだけれど・・・

 

我が国のあの事件については、事後を含め「犯人」が望む方向に世の中が動いてしまった、というところが、本当に残念でなりません。

 

 

こちら、「事実は小説よりも奇なり」と言うけれど・・・

 

 

元総理が凶弾に倒れ、その場にいた一人の男が捕まった。
日本の未来を奪った2発の弾丸。
本当に“彼”が、元総理を撃ったのか?
日本を震撼させた実際の事件をモチーフに膨大な取材で描く、傑作サスペンス。

奈良県で日本の元内閣総理大臣が撃たれ、死亡した。その場で取り押さえられたのは41歳男性の容疑者。男は手製の銃で背後から被害者を強襲。犯行の動機として、元総理とある宗教団体とのつながりを主張した――。

 

日本史上最長政権を築いた元総理が殺された、前代未聞の凶行。しかし、この事件では多くの疑問点が見逃されていた。致命傷となった銃弾が、現場から見つかっていない。被害者の体からは、容疑者が放ったのとは逆方向から撃たれた銃創が見つかった。そして、警察の現場検証は事件発生から5日後まで行われなかった。
 

警察は何を隠しているのか? 真犯人は誰だ?