度々書いてきたことですが、テレビであれ新聞であれ、謝罪とか訂正とかするなら、初出と同じ尺、同じスペースをとり、初出を引用した上で「コレ、間違ってました」と明言しなかきゃイカンだろう。と思います。

 

 

SNSでも、例えば[X]なら、訂正すべきポストを(削除するのではなく!)自分でリポストしつつ「間違いでした。ごめんなさい」と100万回は繰り返してもらいたい。賠償でいくらかお金を出すことよりも、そっちの方が、人としてよほど大切でしょう。

 

そこまでして、ようやく半分、いや四半分の人の頭ン中で情報が上書きされるくらいのものなんですから。

 

 

●ちゃんと訂正できない人・組織が多すぎる。

 

こちらのニュース、一体、どれほどの人の目に触れたでしょうか。

 

 新型コロナウイルスのワクチン接種後に死亡した人の遺族を支援するNPO法人の理事長が、医師でミステリー作家の知念実希人氏によるツイッター(現X)の投稿で名誉を毀損されたとして、550万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は9日、110万円の賠償を命じた。投稿が理事長の社会的評価を低下させたと判断した。

 

 判決によると、理事長は2023年1月、死体検案書の氏名をマスキングした画像とともに国の死亡者公表の在り方に関する批判を投稿。知念氏はこれに対し、書式の異なりや誤字があるとして「完全に偽造ですね」などと書き込んだ。

 

 伊藤孝至裁判官は、死体検案書が重要な文書であることを踏まえても「誤字があり得ないとはいえない」などとし、知念氏が偽造と信じた理由に相当性はないと指摘した。

 

 

 

新聞には掲載されたんでしょうか?

 

言うても詮無いことではありますが、多くの人にとっては「何の話?」くらいのものでしょうから、やっぱり難しいかもしれません。

 

 

こちら、もう少し詳しい記事になります(争点となった「死亡診断書(死体検案書)」の画像あり)。

 

が、それだけに、普段から「そっち」の情報を追っている人でなければ、どうなんでしょう、ニュース・タイトルが表示されることすらなかったりして。

 

 

7月9日、新型コロナウイルスのワクチン被害者遺族を支援する団体の理事長が、著名な作家兼医師の男性に旧ツイッター(現X)上で名誉を毀損されたとして損害賠償を請求した訴訟の判決で、東京地裁は男性に対し賠償金の支払いを命じた。

 

訴訟の概要

原告は、新型コロナウイルスワクチンの接種後に死亡した被害者遺族を支援する団体「NPO法人駆け込み寺2020」の理事長である鵜川和久氏。

 

被告は、医療系ミステリー小説で著名な作家の知念実希人(ちねん みきと)氏。

 

2023年1月21日、鵜川氏は相談者から渡された死体検案書の氏名等をマスキングした画像を添付して、「国は死亡者がどれだけ出れば公に発表するのだ」と投稿した。

 

同日、知念氏は鵜川氏のツイートを引用して「完全に偽造ですね。」と投稿。

 

原告側は知念氏のこの投稿が名誉毀損であるとして、550万円の損害賠償と謝罪文の投稿を請求する訴訟を提起。

 

判決では、110万円の支払いが知念氏に命じられた。なお、謝罪文に関する請求は棄却された。

 

争点となった「死体検案書」の記載内容

知念氏の投稿では、以下の理由から、鵜川氏が添付した書類の画像は偽造であると断定。

 

・「接種」を「摂取」とする誤字が含まれている

・「死亡したとき」の欄に「〇時〇分」と正確な宣告時間が書かれていない

 

また、「最も厳粛な書類である死亡診断書を偽造するなど、恥を知るべきです。」と鵜川氏を批判した。

 

この知念氏の投稿に対し、原告側は以下の点を指摘して反論。

 

・どのような公式書類であっても誤字はしばしば見られ、誤字があるからといって偽造と断定できるものではない

・死亡の瞬間に医師が立ち会っていないケースでは、正確な死亡時刻を把握できないため「〇時頃」と記載される場合が多い

 

裁判所も原告側の主張を認め、知念氏の投稿には名誉毀損が成立すると判断した。

 

「著名人の投稿が集団的な攻撃を引き起こし、被害の声を沈黙させる」

2021年6月、知念氏は、本訴訟の代理人でもある青山雅幸弁護士が新型コロナウイルスのワクチンに関するX(旧ツイッター)の投稿について「デマだ」と投稿。

 

今回の裁判とは別に青山弁護士が名誉毀損訴訟を提起し、今年4月23日、東京地裁は110万円の賠償と投稿の削除を知念氏に命じた(現在は控訴中)。

 

判決後の記者会見で、青山弁護士は旧ツイッター(現X)が「薬害被害の事実を社会に知らしめるのに役立った」とする一方で、知念氏のような著名人による投稿が集団的な中傷行為や攻撃を引き起こし、被害を訴える声が沈黙させられる問題にも言及。

 

「110万円の賠償金額は、同種の事案(名誉毀損訴訟)としては高額なほう。しかし、再犯防止の効果が生じるには至らない」(青山弁護士)

 

鵜川氏は「知念氏の投稿が原因で駆け込み寺2020が反社会的団体として扱われて、信用を失った」と語った。いたずらや脅迫の電話も多数かかってきたという。

 

「知念氏のように社会的地位のある方が『ワクチン被害は無い』と言い切り、被害に遭った方を『嘘だ』と言うことで、被害が拡大している」(鵜川氏)

 

原告側には、賠償金額や謝罪文に関する請求が棄却されたことについて控訴の意向はなく、今後は被告側の対応次第とのこと。

 
 
 
何にしても、
 
知念実希人さんのポストは名誉毀損という判決。
 
が出たよ、ということです。
 
 

●知念実希人さん、名誉毀損。

 
人様の頭ン中は、ワタクシごときには分かりませんが、「新型コロナ恐い」「ワクチン接種以外ない」で脳みそが硬くなっていたがゆえの悲(喜)劇でしょう。
 
 
繰返しますが、
 
知念実希人さん、名誉毀損。
 
です。
 
 
もちろん、まだ知念さん側が控訴する可能性もあるので確定ではないのですが、一説によると、敗訴濃厚につき和解を申し入れてたらしいですし、それは無いですかね。
 
こちら、ことの成り行きが概ね分かる、いわゆる「まとめ記事」になるかと思いますが、ホント、恥ずかしいです。

 


 

もっとも、恥ずかしいのは知念さんばかりではありません。

 

彼みたく、画像と文章とで、はっきりソレとわかる「間違い」をしていないだけで、ワクチン被害を訴える人々の名誉を毀損していた人は、それこそ五万といます。

 

有名無名問わず、あの人やその人、数えだしたらきりが無い。何なら、ワタクシごときにさえ絡んできた人もいたくらいですし。

 

それでも、今後のために、ちゃんと数えなきゃいけませんが・・・

 

 

ところで知念実希人さん、医師であり、売れっ子作家さんでもあります。

 

以前から、書店で平積みされているのを度々見てきました。

 

手に取らなかったのは、たまたまで、ひょっとするとハマっていた「可能性はゼロではない」です。

 

 

●「私が診断してやろう」と言われましても・・・

 

ただ、今後、手に取ることは、まず、ないでしょう。

 

むしろ、平積み、面陳されているのを見るたびに「けっ」とか悪態つきそうです。というか、実はけっこう前から、そうしてます。

 

 

参考までに、こちら、かなり売れているシリーズもの。

 

 

その病気ナゾ、私が診断してやろう。

 
200万部突破の大人気シリーズ、第一弾!
新カバー×書き下ろし掌編収録の完全版!!
 
 

天久鷹央。天医会総合病院、
統括診断部の部長を務める彼女は、
明晰な頭脳と圧倒的な知識で、あらゆる疾患を看破する。
そんな天才医師の元には各科で「診療困難」となった患者が集まり……。
原因不明の意識障害。河童を目撃した少年。
人魂に怯える看護師。
その「謎」に秘められた「病」とは? 
現役医師が描く本格医療ミステリー、ここに開幕!
書き下ろし掌編「蜜柑と真鶴」収録。

 

 

 

その病気ナゾ、私が診断してやろう⎯⎯。

 

 

天医会総合病院、統括診断部。ここには他の医師が「診療困難」とした患者たちが集められる。

 

さらには、警察すら手に負えない原因不明の「殺人」や「謎」も……。

 

天才医師・天久鷹央が解き明かす、摩訶不思議な「病」に秘められた驚愕の真実とは……!

 

 

 

アニメ化も決定しているんだそうで。

 

何が常識だ。そんなもの⎯⎯

おまえの症状を否定する根拠にはなりえない

 

その病気ナゾ

私が診断を下してやろう

 

 

 

 

いやいや、何でもかんでも新型コロナで、かつ、ワクチン接種後症候群は一切認めない、ような人に診断されたくはないなあ。

 

●売れっ子世に憚る?

 

ワタクシ、出演俳優が不倫でとか、スタッフが問題を起こしてとか、そういうので作品がお蔵入りしてしまうことには、賛成しかねる立場です。

 

我慢できない人は見なければ良い、それだけのこと。

 

関係者全てに純真無垢清廉潔白を求める、そんな人で固まった世界の芸術は痩せ細っていくだけだと考えております。

 

 

その伝でいけば、知念さんの書いた小説やそれを原作とする作品を、ワタクシは読まないし見ないだけ。

 

 

ただ、これまで、作品それ自体以外のことで散々やいのやいの言ってきた人達には、「原作者が名誉毀損」についても、そりゃ、それなりに騒いでいただかないと、辻褄合いませんよね、とは思います。

 

 

しかし残念ながら、世の中はカネ。

 

 

というか、知念さん御自身、おカネで転ぶ人のようで。

 

だからこそ、予想される賠償金額の倍のおカネ出すから、それで何とか穏便に、なんて和解を申し出たのでしょう。

 

したら、彼の周囲も、おカネで物事を決める人が集まっているのかもしれません。

 

 

文春も新潮も、そうでないならば、そうでないところをしかと見せて欲しい。

 

 

おっと、コレくらいにしておかないと、名誉毀損になっちゃうかな?

 

 

 

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批判目的とはいえ、あれこれチェックしてるから、それで余計に目に付くだけかもしれません⎯⎯これも、ある種のフィルターバブル?⎯⎯ここのところ、ホント「コロナ恐い」系ニュースが多い。

 

 

 

 

 

 

正直「もう、好きにしてください」って感じです。

 

それもこれも、この秋から始めたいらしい、レプリコンワクチン接種への地ならしなんでしょ、という話ですね。

 

 

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001266060.pdf

 

 

いやいや、つまり、マウスでの試験しかしてないと?

 

 

これまた、それでも打ちたいという人は「もう、好きにしてください」ではあるのだけれども。

 


とりあえず、誰かに恐いと言われたら恐い、安全と言われたら安全、ということで一件落着、保存、そこから上書きすることはない・・・

 

というほどまでに他人(WHOとか政府とか厚生労働省とか専門家とか医師とか小説家とか)を信じる(に依りかかる)だけの人生で良いのかい?

 

とは思います。

 

 

ワタクシ的に結論はまだですが「シェディング」を懸念する声もありますし・・・