種々、情報の発信と封じ込めとによって世に影響を与え、諸々、良くない結果をもたらしたとしても、決して非を認めず、責めを負わない人や組織が跋扈して・・・

 

 

やや古い話ではありますが、2月14日、WHOの事務局長さんが「世界政府サミット」でスピーチされたそうです。

 

 

●テドロスという人は・・・

 

それを「日本WHO協会」が箇条書きにまとめたものがありまして。以下、青字はその一部です(赤字は引用者による茶々)。

 

 

・COVID-19 は、新たな病気を引き起こす新たな病原体である「疾病 X」だったが、今後も「疾病 X」や「疾病 Y」、「疾病 Z」が発生する可能性がある。

X、Y、Z、って・・・それ、何が発生しても(あるいは、何も発生しなくても)、これが「X」だ「Y」だ「Z」なんだと言えば言えちゃいますよね。つまり、占いとか宗教団体の勧誘以下だという・・・
 

・パンデミックへの備えと対応に関する国際協定を策定するまであと 15 週間。 進展はしているが、国同士の交渉が必要な相違点はまだある。 また、WHO が主権国家を支配する権限を与えるような文章や言葉はひとつもない。 主権を譲り渡すどころか、協定はその基本原則において、国家主権と国家責任を肯定している。

ここで言う「あと15週」というのは5月末のことですが、まず「何故、期限ありきなの?」です。でもって「また、WHO が主権国家を支配する権限を与えるような文章や言葉はひとつもない」と言われましても、その交渉中の文書が分かりやすいカタチで公開されていないから色々勘ぐられるわけでして。

 

・Covid-19 を生き抜いた世代として、私たちには、私たちが耐えた苦しみから未来の世代を守る連帯責任がある。
連帯責任! 二言目には自由とか人権とかを叫ぶ人達がソレを持ち出すんですか? と言うか、その「苦しみ」にしても、実はCovid-19それ自体ではなく(空想科学的)対策こそがもたらしたものでは? という指摘は未だに完全スルーですか。

 

 

 

てなわけで。

 

この辺り、テドロスさんの発言趣旨に対して、素直に「ふんふん」と頷いてしまう人と、ワタクシの茶々に笑ってくださる人と、どちらが多いのでしょうか。

 

 

●官僚組織たるもの・・・

 

せっかくなんで、WHOの公式サイトにあるスピーチ全文にも当たってみました。

 

以下、その一部(青字)です(紺字は機械翻訳。赤字は引用者の茶々)。

 

 

Let me be clear: WHO did not impose anything on anyone during the COVID-19 pandemic. Not lockdowns, not mask mandates, not vaccine mandates.

 

We don’t have the power to do that, we don’t want it, and we’re not trying to get it.

 

Our job is to support governments with evidence-based guidance, advice and, when needed, supplies, to help them protect their people.

 

But the decisions are theirs. And so is the pandemic agreement.

 

It has been written by countries, for countries, and will be implemented in countries in accordance with their own national laws.

 

In fact, WHO will not even be a party to the agreement. The parties are governments and governments alone.

 

 

はっきりさせておきたい。WHOはCOVID-19のパンデミックの際、誰にも何も課していない。戸締まりも、マスクの義務付けも、ワクチンの義務付けも。

「何も課していない」って・・・これ、各国政府、自治体、公的機関、民間企業等、立場上優位のものが劣位のものに対して「強制」へと「誘導」しながら、それでも「強制してません」と言い放つのとそっくり相似形だという・・・

 

WHOにはそのような権限はなく、それを望んでもいないし、それを得ようともしていない。

過去には無かったかもしれないけれど、現在それを望んでいて、未来においてそれを得ようと画策している、ように見えるのだけれども・・・

 

私たちの仕事は、エビデンスに基づいたガイダンスやアドバイス、そして必要であれば物資を提供することで各国政府をサポートし、国民を守る手助けをすることだ。

「エビデンスに基づいたガイダンスやアドバイス」・・・

 

しかし、決定権は政府にある。パンデミック協定も同様だ。

 

この協定は、各国が各国のために作成したものであり、各国の国内法に従って実施される。

 

実際、WHOは協定の当事者ですらない。締約国は各国政府であり、各国政府のみである。

「当事者ですらない」! う、う〜む、確かに、法的にはそうなるのかもしれないけれども・・・

 

 

ここは、えーと、自分達の「力の無さ」を必死にアピールしている、といったところでしょうか。

 

WHOは、現実として(殊に我が国においては)大きな影響力を持つのだけれども、こうやって予防線を張り、過去についてはもちろん、未来においても、責任は一切負いません宣言に聞こえますね。

 

何かと理由(不安とか危機とか)を挙げては予算増加と権限肥大化を目論むのが、そして責任の所在は曖昧模糊にしておくのが官僚組織の通弊ですが、ここまであからさまに表明されると、呆れるより感心します。

 

 

Now is the moment for leadership from the highest levels of government to deliver the pandemic agreement to the World Health Assembly in 15 weeks’ time.

 

Now is the time to say no to inequity;

 

No to lies and misinformation;

 

And yes to international cooperation;

 

Yes to equity;

 

And yes to solidarity.

 

As the generation that lived through COVID-19, we have a collective responsibility to protect future generations from the suffering we endured.

 

May history record that we rose to that responsibility, and made the world a healthier, safer and fairer place.

 

 

今こそ、15週間後の世界保健総会でパンデミック合意を実現するために、政府最高レベルのリーダーシップが求められる。

それは、各国国民が知る前に、さっさと決めちゃおうという意味でのリーダシップなのかな?

 

今こそ不公平にノーと言う時だ;

不公平にはノーでも「同じでないこと」には必ずしもノーではないよ。

 

嘘と誤報にノー;

嘘と誤報をWHOが決めることにノーです!!

 

そして国際協力にイエスと言おう;

 

公平性にイエス;

 

そして連帯にイエス。

う〜ん・・・「国際協力」も「連帯」も、良いことばかりじゃないからなあ。

 

COVID-19を生き抜いた世代として、私たちには、私たちが耐えた苦しみから未来の世代を守る集団的責任がある。

いやいや、そもそも要らぬ苦しみだったのではないか、という疑念があるわけで。そこをクリアにしないまま「集団的責任」とか言われても・・・こんなところにも、何やら全体主義の匂いがします。

 

私たちがその責任に立ち向かい、世界をより健全で安全かつ公平な場所にしたことが、歴史に記録されますように。

いや、だから「私たち」が「世界をより健全で安全かつ公平な場所にした」とは、今の段階では言い切れないでしょ、という話をしているんであって・・・

 

 

ここら辺は、いかにも(日本人には真似できない)「スピーチ」だなあと・・・

 

それにしても、「we:私たち」って誰のことなんだろう。勝手にワタクシを巻き込むのは止めてほしいのだけれども・・・

 

 

 

●世界政府サミットって?

 

ちなみに、テドロスさんがこのスピーチをした「世界政府サミット」というのは、こんなんです。

 

 

The World Governments Summit Organization is a global, neutral, non-profit organization dedicated to shaping the future of governments. The Summit, in its various activities, explores the agenda of the next generation of governments, focusing on harnessing innovation and technology to solve universal challenges facing humanity.

 

Since its inception in 2013, the Summit has championed the mission of shaping future governments and creating a better future for humanity. The past editions of the Summit have successfully established a new model to collaborate on an international playing field to inspire and enable the next generation of governments.

 

ワールド・ガバメント・サミット・オーガニゼーションは、政府の未来を形づくることを目的とした、グローバルで中立的な非営利組織である。サミットはその様々な活動の中で、人類が直面する普遍的な課題を解決するためのイノベーションとテクノロジーの活用に焦点を当て、次世代の政府のアジェンダを探求している。

2013年の創設以来、サミットは未来の政府を形成し、人類にとってより良い未来を創造するという使命を唱えてきた。サミットの過去の開催では、次世代の政府を鼓舞し、それを可能にするために、国際的な土俵で協力する新たなモデルの確立に成功している。

 

 

「グローバルで中立的な非営利組織」「次世代政府のアジェンダ」・・・

 

責任を取る気のない人が、責任を取れるはずもない組織でモノを言う。どういうこと? と思ってしまうのですが、そういう気分も「陰謀論」で片付けられてしまうんでしょうか。

 

 

 

ここまで、機械翻訳はこちらのサイトによります。

 

 

 

●遅い、少ない。外務省の公開情報

それにしても、具体的に何が話し合われていて、どんな交渉がなされているのか、一般国民の立場では、ほとんど分からないというところに、ストレスが溜まるわけで。

 

 

 世界保健機関(WHO)は、疾病の国際的伝播を最大限防止することを目的とした国際保健規則(IHR)(注1)を定めています。このIHRでは、地域・国家レベルの、国境における日常の衛生管理及び緊急事態発生時の対応に関して最低限備えておくべき能力 (通称:「コアキャパシティ」)が規定されています。このコアキャパシティを十分に満たしていると評価されていた先進国であっても、新型コロナウイルス感染症の流行下では、甚大な影響を受けました。
 

 こうした各国の新型コロナウイルス感染症対応の教訓を踏まえ、2020年から2021年にかけて、WHOの強化を含め、世界の健康危機への対応能力の構築・強化に関し、 WHOにおいて、パンデミックへの備えと対応に関する独立パネル(IPPPR)・国際保健規則(IHR)検証委員会・独立監視諮問委員会(IOAC)における議論を踏まえ、WHO加盟国間で議論が行われた結果、現在のIHR(2005)を改正するための議論を行うとともに(注2、3)、パンデミックの予防、備え及び対応(PPR)に関するWHOの新たな法的文書(WHOCA+)(注4)の作成に向けた交渉を行うことが決定されました(注5)。
 

 WHOCA+作成とIHR改正に向けた作業は、2024年5月の第77回WHO総会での提出及び採択を目指して、同時並行で作業が進められています。これら2つの文書による枠組みが相互に補完し合うことで、世界の公衆衛生のより良い協調が実現されることが期待されます。

 

 

WHOCA+作成の経緯(PDF)

 

※外務省:パンデミックの予防、備え及び対応(PPR)に関するWHOの新たな法的文書(いわゆる「パンデミック条約」)の交渉

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ghp/page23_004456.html

 

 

「法的文書」って、だからそれは、拘束力のある「法」なんですか?

 

「パンデミック条約」って、「いわゆる」だから、それは条約ではないんですか?

 

 

いずれにせよ、

 

WHOも我が国厚生労働省も、こそこそと急ぎ足で(!)「何かやってる」っぽい。

 

ということだけでも知っておいて、一般国民として、

 

「見ているぞ」という意思表示くらいはしていかないと。

 

と思います。

 

 

ぶっちゃけ、今のWHOは、それを支える資金提供者たちに引き摺られ、「すべての人々の健康を増進し保護するため互いに他の国々と協力する」という設立当初の目的を見失っているように思います。

 

人種、民族、地域性による人それぞれの違いを認めず、全世界、全人類、同じ対策(マスク着用とか)が有効で、同じ対処(ワクチン接種とか)が必要だといっている時点で、医学的ではありません。

 

自らの見解に反する意見を「誤情報」「偽情報」と決めつけ、そればかりか、異論・反論を発表する機会すら奪うという行為は、科学的ですらありません。

 

WHOは、もはや、政治団体であり、経済団体です。

 

 

前にも紹介しましたが、それに抵抗している人達がいることも知っておきましょう。

 

 

 

 

結局・・・

 

自分の健康に責任を取れるのは自分だけ。

 

ですから。

 

 

●野党だけど、野党だから。

 

これまでの歴史を鑑みるに、厚生労働省(国)が過ちを認めるとしても、それは十数年先か、二十数年先か、担当者が全て退任してからのことになるでしょう。

 

そこは、まあ、仕方ないと言えなくもない、かもしれません。残念ながら。

 

 

だからと言って、間違い(とワタクシは思ってます)を間違いと認めず、その路線を走り続けていけば、もっと大きな間違い(とワタクシは思います)に行き着いてしまうわけで。

 

政府関係者、専門家、評論家、マスメディア等、道徳的責任は逃れられないにしても、法的責任はこの際免除してもいいから、真実を語ってほしいと思います。

 

 

本当は、自民党の中から「転進」の機運が出てくるとよいのだけれども、それは期待薄ですので・・・

 

 

日本維新の会、柳ヶ瀬裕文(と筑波大学准教授、掛谷英紀)さん。

 

 

 

 

立憲民主党、原口一博(およびWCH超党派議連)さん。

 

 

 

一連の新型コロナ対策について、正しいと発信してきた人達は、ここに示された疑問や懸念に対しては、真摯に、誠実に答えてほしいです。

 

また、何となく正しかったと信じている人達は、じっくり考えてください。

 

いずれも長いので、時間のある時で。

 

 

 

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どうしたものか、思案中。

 

 

 

誰も教えてくれなかった新型コロナウイルスの正体や新型ワクチンの危険性について世界中の学術論文を査読しており、ベストセラー『本当はこわくない、新型コロナウイルス』、TV番組『ためしてガッテン』『世界で一番受けたい授業』にも出演された井上正康先生よりご教授頂きます。
 

大切な家族・友人もお誘いあわせのうえご参加いただき、正しい知識をもとに安心で健康な暮らしのために何ができるかを一緒に考えましょう。お子さま連れの方もお気軽にご参加ください。

 

 

 

一連の「騒動」で、党員が2割ほど減った、とされる参政党。

 

「新党」がそう簡単に浸透・伸長していくはずもない、と考えているワタクシとしては、それでも8割が留まり、地方組織は、こういうことに、ちゃんと取り組んでいるんだなと、むしろ期待したりもする。

 

 

肝心なのは、現状や将来について「何とも思ってない」人達に、どうやって伝えて届けて揺らいでもらうか、で。

 

そこは、永遠の課題ですかね。

 

 

シンパでなければアンチ、みたいな人達とは距離をとり、一時の熱情に浮かされるのではなく、息長く冷静で、持続可能な「政治」に取り組んでいってほしいです。

 

と、他人事みたいに言ってみる・・・