マス・メディアやSNSによるソコだけ情報で凸凹が増幅する支援は、早過ぎたり遅過ぎたり、少な過ぎたり多過ぎたり。何かもう、とにかく、物心両面とも、何者でもない人は何もしないのが一番なんじゃないかと思う。
知ろうと努めるのは良い。
でも、ソコだけ見て聞いて、知ったつもりになるのは浅薄で。
寄り添いたいという思いは大切。
でも、発せられた言葉だけで、分かったつもりになるのは傲慢で。
知識も技術もない者が「現場の声」を拾ったところで何もできないし、
伝えられる「被災者の声」は他所から入った人が語りたいことの素材でしかない。
種々諸々作業がはかどらず、
もどかしい思いをしているのは、他でもない、彼の地を生きてきた人々で。
周囲がやいのやいの言ったところで、
そんなことは、彼等彼女等が一番解っているはず。
プロに任せよう。
プロが要請してプロが対応する。
それで良い。
自分事として、なんて言ってみたところで、
やっぱり、どうしたって自分のことじゃない。
何なら、同じ石川県内であっても、
県庁所在地金沢を含む加賀地方辺りでは、温度差があるように思う。
どうしたって能登の人々と代われないことを、
時々申し訳なく思って、ちょっと哀しくなって。
せめて邪魔にだけならないように、
被災地の、確たる事実関係以上の報道に接したら、
あえてスルーに努める毎日です。
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個人的備忘録、杉田水脈さんと山本太郎さん。あえてノーコメント。
今回の地震に対して、「お前がすぐに被災地に行け!」とのコメントをたくさんいただいています。
— 杉田 水脈 (@miosugita) January 3, 2024
大きな災害がある度に、この記事をシェアしています。皆さんも今一度、読んでみてください。
【以下、引用です】
まずは、呼ばれでもしないかぎり、絶対に被災地に行かないことです。…
こちら、(行政の)プロだからこそ分かる「現場」の話。
ニュースで、雪のために自衛隊車両でないと入れない孤立地域があり、飲料水が不足していると流れました。ですが、すでに珠洲の中心部にある体育館にはペットボトルの飲料水が大量にあり、翌日には配送予定だったようです。
ところが、そんな報道がきっかけに、大量の飲料水が救援物資として届けられ、なんとその重さで体育館の床が陥没してしまったというのです。今でもそのペットボトルはそのままだとか。
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珠洲市役所は神戸と比べると職員数も少なく、渡邊さんが派遣された時点では、マスコミ対応をする職員すらいなかったそうです。
なので、物資集約拠点の体育館には十分に飲料水があるのに、報道機関にうまく説明できていなかったのが、大量の水が届く原因になりました。
しかも、珠洲市役所自体が4階建ての小さな建物で、大きな会議室がありません。職員らが一堂に会して情報共有をする場所を確保することも難しかったのも、その理由です。
渡邊さんが「役に立たなかった」と、語気を強めてでも言いたかったのは、神戸市のやり方を押し付けず、被災者に寄り添い、被災地の本当のニーズを汲み取って支援活動を行うべきだということだろうと理解しました。
※神戸市公式note:能登の被災地への派遣職員から報告 「神戸の経験は役立たない」の真意
→https://kobe-note.jp/n/n9629ec5abf7a
災害の様相とそこから得られる教訓は、当然のことながら同じところと違うところがあって、という話。
『君は放課後インソムニア』というコミックがあります。
共に不眠症の彼と彼女が出会ってうんチャラかんチャラの、基本(時折、小っ恥ずかしくなる)青春モノ。能登半島が舞台で全14巻。
不眠とは別の(というか、その理由とも言える)疾患を抱えたヒロインは「ふつう」ではないのだけれども・・・物語の終盤、そこら辺を気遣う彼氏に対して「わたしのこと、お荷物にしたら絶交だからね」と言うシーンがありまして。
大切な人であれ他人であれ、誰かを気の毒に思ったり羨ましく思ったり。
それを言葉と態度で示す時があり、あるいは隠したい時もあり。
繋がりとか絆とか言うけれど、人と人との接し方は時々刻々千差万別。必ず正しいも絶対違うもない。
だから難しい。だから人なんだね、と思う。
コミック全体からすると前半だけなんですが、昨年、TVアニメと実写映画にもなりました。
それもあって、連動企画とか聖地巡礼とか、そこそこあったみたいなんですが・・・迷惑でなくなる頃に、能登半島の星空を見に行こう。
随分と先のことですが、2035年9月2日には、彼の地で皆既日食が観られるそうです。