ネット空間は、アナタ(受け手)の見たいモノや信じたいコトを優先してオススメしてくると言う。けれど、マスメディアだって、自分(送り手)の思い描くストーリーに沿った事柄でなければ取り上げもしない。

 

いずれにせよ、何かや誰かに頼れば、どうしたって偏っていくということで。

 

 

ネットメディアの普及以前から言われ続けていることですし、ぶっちゃけ「まあ、そうですよね」というハナシではあります。

 

 

●リテラシー(活用能力)!

 

先日、こんな記事がありした。

 

 総務省は4日、2023年版の情報通信白書を公表した。SNSでは自分の考え方に近い意見や情報が表示されやすいことについて「知っている」との回答が日本は38.1%にとどまり、7割を超えた米国、ドイツ、中国と大きな開きが出たとの調査結果が示された。

 

 SNS事業者は、利用者の関心が高そうな情報をお薦め機能によりスマートフォンに優先的に表示している。白書によると、同じような意見や情報にさらされ続けることで、思想が偏り、社会の分断を誘引する恐れが指摘されている。
 

 白書は「健全な情報空間の実現には多様な関係者の一層の取り組みが求められる」と分析。その上で「サービスを使う側のリテラシー(活用能力)の向上も必要だ」と訴えた。

 

 

 

◯◯白書と言えば、役人の暇つぶし、じゃなくて仕事してますアピール、じゃなくてえっと何だ、とにかく、毎年すごい数のものが出ています。

 

その割に、こうやって、チラとニュースになるくらい。

 

あるいは、外交防衛関連だったりすると半島や大陸の国から小言を頂戴するくらい、のもので。

 

 

しかしながら、何かにつけて、二言目には「デマ」「フェイク」「陰謀論」だと決めつける人がいて、三言目には、やれ「情報格差だ」「分断だ」と嘆く人がいて、という昨今。

 

こちらも暇つぶし、じゃなくて勉強してますアピール、じゃなくて何だ、とにかく操られるばっかじゃないからね、ということで。

 

総務省による「情報通信白書」、真面目に拝見つかまつりました。

 

 

●とりあえず目次

 

もう、これだけでお腹いっぱいになってしまうのだけれども・・・それほど興味ないよ、という方は、ダーっと流していきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいや、ゲッソリしますね。

 

もちろん、それなりにソソるところもちらほらとあるのですが、そこに触れるだけでもキリがない感じなので。

 

ここでは、時事通信記事が取り上げたところを。

 

 

●「〜〜〜に関する消費者の認識等」

 

「第2章 データの流通・活用の現状と課題」の「第3節 インターネット上での偽・誤情報の拡散等」中「2.SNS等プラットフォームサービスの特性に関する消費者の認識等」という項目です。

 

 

 

「フィルターバブル」「エコーチェンバー」・・・必ず指摘されます。でも、どうかすると、つい忘れちゃう。

 

 

 

諸外国は良いけど日本はダメ、式の議論は好きではないのだけれども・・・

 

この調査によると「オンライン上で最新のニュースを知りたいときの行動」として、やはり日本は「ニュースサイト・アプリから自分へおすすめされる情報を見る」人が多い、のかな。

 

というか、ソコに頼るのは他国の人も同じなのだけれども「他も当たってみる」人が少なくて、結果としてソコだけ突出している、ということのようで。

 

ついでに言うと、日本だけ「あてはまるものはない」という回答がやけに多いのだけれども、えっと、だったら、一体どうしているのでしょう?

 

 

 

 

 

う〜ん、それこそ出羽守(米国、ドイツ、中国ではナンチャラと言う人)や尾張守(日本は終わってると言いたがる人)が出てきそうな結果ではありますね。

 

 

皆さん、それぞれに思うところがあるでしょうけれども、もう、コレ以上の詮索はお任せします。

 

 

白書全体、あるいは他の項目も見てみたいという素晴らしい方は、こちらから。

 

 

 

●だったら、どうする?

 

ともあれ、出羽守やら尾張守やら(あるいは、世の中バ◯ばっか、でもそれを分かっている自分だけは賢いとか思っている人)のように、嘆いているだけではどうもならないわけで。

 

 

上の「3.デジタルリテラシー」の項には「我が国におけるデジタルリテラシー向上に向けた取組」として「偽誤情報に関する啓発教育教材」が紹介されています。

 

せっかくなんで、以下、それを。


 

 

 

これまた「まあ、そうですよね」くらいのモノですが、中でも「ホント、そうですよね」というところだけ引いて置きます。

 

 

 

いちいち「悪意」を勘ぐっていると、それはそれで「陰謀論」に寄っていってしまうので、注意が必要かもと思ったり思わなかったりですが。

 

 

 

 

これなあ・・・アルゴリズムによらないだけで、視聴率とか購読者の声・ご意見におもねるマスメディアも同じなんですよね。つまるところは商売ですから。

 

 

 

ソレ! ほんとソレ!!

 

 

 

 

いっそ、騙される、騙されている前提で動いた方が良いのかも・・・

 

 

 

「反発は避けられない」「今後議論を呼びそう」「不安の声が聞こえる」「懸念される」「波紋が広がっている」・・・・

 

何か、どれもこれも、マスメディアの常套句。ってことは、それらも「意見」に過ぎないってことで良いのかもしれません。

 

 

この「教材」全体を見たいという方は、こちらから。

 

 

 

ということで、ほぼ画像紹介だった今回記事ですが・・・

 

 

●結論

 

マスもネットも、世にあふれる情報のほとんどは、

 

人の注意を引く噂話と、それにもとづく個人の感想。

 

と思い切る方が、幸せに生きていけるんじゃないかな。

 

 

 

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哀しい、というか、切ない、というか、そりゃそうですね、というか・・・

 

 

「コロナ禍やmRNAワクチン」に関する
さまざまな「根拠に欠けた言説」に、当社は一切与しません。

 

当社は、意見広告の監修を井上正康大阪市立大学名誉教授に依頼しました。当初は、客観的な根拠に基づく確かな知見をご教示くださっていました。しかし、意見広告の取り組みを終えた後から、ネット上にも散見される「強大な秘密組織が、密かに邪悪なことを企んで、日本の裏で糸を引いているに違いない」という、いわゆる「陰謀論」とも受け取られかねない「根拠に欠けた情報」や、それに関連した「誤情報」まで広く発信され始めました。

 

断言致しますが、私及び株式会社ゆうネットは、このような「コロナ禍やmRNAワクチン」に関するさまざまな「根拠に欠けた言説」に、一切与しません。全国12,821人の方々から心のこもった3億円超ものご寄付を募って、広告出稿を実現した以上、意見広告活動全般並びに当社の信頼にも関わる問題ですから、この点におきましては、強くお伝えしておきたいと思います。

 

 

 

まあ、その、おおっぴらにケンカしてるわけでもないのでしょうけれども・・・

 

 

デマ、フェイク、陰謀論、とされるものが後に事実と判明したり、事実とか確実とか正しいとされたことが本当は間違いだったとか、そういうことも実際あるわけで。

 

あるいは、話す時と場所と人とによって、その内容に違いが出てくるし、時に、注意を引くため、考えるきっかけを与えるために、疑惑や陰謀を口にすることもあるでしょう。

 

 

個々には事実であっても、それを集めて真実になるとは限らない。

 

個別に確たる根拠はなくても、物語として現実を動かしてしまうこともある。

 

 

以下、一般論。

 

 

彼、彼女の言ってることが、

 

「デマ」「フェイク」「陰謀論」ゆえに付いて行けないのか、

 

彼、彼女に付いて行けないから、

 

言ってることが「デマ」「フェイク」「陰謀論」に聞こえるのか、

 

時々分からなくなります。