製品納入の(ついでに!)帰りに引き取ってリユースするのと、別業者が(わざわざ!)引き取りに行ってリサイクルするのと、どっちが真に「地球環境に優しい」のか・・・何事もトータルで考えないと間違える。気がする。
地元市議会でもちょと議論になった、ローカルであり、かつグローバルでもある話題です。
豊橋市など東三河4市(新城除く)の市立小中学校で2学期から、学校給食牛乳(200㍉㍑)が瓶から紙パックに変わる。納入業者の中央製乳(豊橋市植田町)が瓶入り牛乳を廃止する。豊橋市教育委員会は学校ごとに紙パックのリサイクルを始める一方、ほかの3市は校内での作業環境や業者回収などの体制が整わないとして、順次対応するという。
他地域にお住まいの方からすれば「え、まだ瓶だったの?」という反応もあるかもしれません。
が、それはさておき(以下、青字は上記事からの引用です)。
中央製乳は県内全域へ学校給食用の牛乳を製造販売している。牛乳瓶は洗って繰り返し使える点で環境に優しいが、瓶の洗浄や殺菌の費用がかかり、傷が入ったり割れたりする危険性があるほか、重さから輸送費もかさむ。一日約6万本の瓶入り牛乳を生産する同社だが、結果的に紙パックの方が環境負荷を抑えられるとして瓶廃止に踏み切ったという。
う、うん?
いや、確かに、そちらの会社単体で考えれば「結果的に紙パックの方が環境負荷を抑えられる」のかもしれませんが・・・
さり気なく、こんなことも言ってるそうで。
紙パック移行で「スクールパック」の製造ラインを今夏導入する。併せて家庭用商品(1㍑)と共通デザインを施した新ブランドで認知向上と消費拡大を図る。
何か、本音が透けてみると言うか何と言うか。
ま、そこら辺はね、一民間企業でもあるわけだし、めくじら立てるほどのことでもない、のかな?
ともあれ、以下が、市議会でも議論された部分です。
リサイクル作業は紙パックの水洗いと解体、水切りと自然乾燥までを児童生徒らが担う。これらを毎日、古紙回収業者が回収する。当番制の導入など運用方法は学校ごとに委ねる方針。
曰く、学校の水道使用量が増える。
曰く、給食後、水場に行列ができて昼休みが短くなる。
曰く、いきなり学校に「委ね」られても困る(←これ重要)。
まあ、そりゃ、そうなりますわね。
何なら(紙パックの水洗いと解体、水切りと自然乾燥まで、なんて)「そんなん、ウチでだってやったことがないし、ママ(パパ)がやってるのを見たこともない」という児童生徒だっているでしょうし。
だからこそ「環境教育」の一貫として意味がある、という見方もできなくはないですが。
ただね、紙のリサイクルって、(紙質にもよりますが)言うほど環境に優しいもんでもない、という「専門家」も、決して少なくないわけで。
何しろ、そのために車を走らせたりするし、水とか薬品とかバンバン使ったりしてますし。
さて、そういった疑念・疑問もさることながら・・・
こちらは、中日新聞の地方面。
(中日新聞6/27-14面東三河版)
「紙パックは県内で初めてストローのない容器を採用し、パックの口から直接飲んでもらう想定だ」
そう、ソコ。実は気になっていたんです。
皆さん、どう思われます?
ワタクシ的に、女の子が(という言い方は近頃ダメらしくて面倒くさいのですが)パックに直接口をつけて飲む、の図は我慢ならんのですけれども。
もちろん、男の子にだって、オススメはしません。
子供だからって、やっぱり「みっともない」し、けっこう「はしたない」し、何なら「品がない」し。
もっとも、瓶・缶・ペットボトル飲料、加えて、それぞれの自動販売機普及もあって、いわゆる「ラッパ飲み」の許容範囲は、時代とともに広がっているようで。
結局は「慣れ」ちゃうのかもしれません。
いや、でも、やっぱり女子が・・・
「美しくスマートに飲む」ために、ストローがダメなら、マイコップを持参するとか(洗うために水を使うけど)、そこら辺、何ちゃらマナー講師とかのご意見を、是非とも聞きたいところです。
こちらは、徹頭徹尾ローカルな話題。
先の市議会議員選挙で「市長を変えよう」という(謎の)公約を掲げて(謎の)トップ当選した長坂尚登さん。
唐突(おもむろ)に「市長選出馬表明」だそうです。
(東愛知新聞7/1-1面)
「浅井市長はまだ公約を果たす時間はある。守れないときを想定して準備を始めた」
うん、まあ、頑張れ?
とりあえず、1/36(豊橋市議会は36議席で、長坂氏は一人会派)でヤイノヤイノ文句ばっか言ってるよりは筋が通る、ような気はしますし。
ちなみにこちら、ちょっと前の記事です。
(東愛知新聞2/17-7面)
長坂さんについて、ワタクシ的に「ちょっとムリ」と考えている、その理由の一端です。
分かっていただけますかね。