「若い女性」は強かった? 何にしても“白紙委任”しちゃう人がこうも多いのは、まあまあ、多くの国民が、まあまあ平和に暮らしている証拠だと思わないでもない。もっとも、他人任せのまま、いつまでもその平和が続くとは限らないけど。

 

 

今回もまた、特殊は普遍に、個別は一般に通じるを信じての記事です。ついでに言えば、雑です。

 

 

⚫女性・若さ・無所属

 

いや〜、それにしても「若い女性」は強かった。

 

豊橋市議会選挙、無所属30代女性の新人が2人とも当選してしまいました。

 

 

の中から、こちらのお二人です。

 

 

 

 

世の中には、色々な建前(ポリティカル・コレクトネス=政治的正しさ)、あるいは様々な「言ってはいけない」があるのだけれども、現実は現実として認めなきゃですね、と改めて思いました。

 

もちろん、本当に「顔だけさん」かどうかは分からないし、初挑戦で見事当選したのには、素人には分からない、ウラ事情があるのかもしれませんけれども。

 

 

⚫市(町村)議会選挙は政策じゃない?

 

あと、超個人的に猛烈謎なのがこの方。「史上最多得票でのトップ当選」です。

 

 

 

 

市議選で「市長を変えよう」と謳う、その意味が分からない。

 

ポスターや選挙公報に書いてるだけかと思ったら、実際、街頭でそのように訴えているところに遭遇もしました。

 

100人いたら、87人くらいは「だったら市長選に出れば良いのに」と思うんじゃなかろうか。

 

あるいは、せめて「じゃあ誰に?」も言ってちょうだいと。

 

 

ソレをせず、狙い通りにトップ当選したところで、「本当の無所属」を気取り、ずっと1人会派のままならば、所詮1/36。

 

要するに政権を取る気がなく、「アベ政治を許さない」とかテキトーなことを言って一定の議席を確保すればそれで良いって感じの、某国政政党と同じじゃないですか。

 

本気で市長を変えたいなら「まず、友達つくれ」と言いたいですな。

 

 

とか、こんなところで、そうぼやいてはみても、市議会議員選挙ってのは(てか、それに限らないけれども)、知名度だったり、地元の人だからだったり、あるいは、それこそ見た目だったり、様々な理由で票が動きますからね。

 

行きがかり、しがらみ、その他諸々、むしろ「アナタ、いわゆる政策で選ばれたわけじゃないですよね」と考えた方が、こちらの精神衛生上好都合な人もけっこういたりで。

 

 

ま、どういったカタチで当選したにしても、今後4年間でどういう仕事をするか、だけが重要ですから。

 

有権者としては、ソコをちゃんと見極めなきゃですよ、ということを忘れないようにしませう、と心に刻んでいるところです。

 

それが、次回、得票を増やす減らすに係わってくる、はず、ですから。

 

 

こちら、前回と今回、候補者別得票の増減。

 

   

 

豊橋に関わりのない方々にとっては馴染みのない名前ばかりでしょうから、党派別にまとめたものも。

 

 

 

自民・公明・民主(系)・共産といった既存政党の、いわゆる組織票が減少傾向にあって、それが、ほぼ、投票率の低下とイコールに見えるっていうところは、やはり、全国の動向と似てますかね。

 

ただし、ここで言う「無所属」には、当選後自民党「公認」になったり、民主系の会派に属したり、といった「なんちゃって無所属」も含まれます。

 

 

⚫躍進? イマイチ? 参政党

 

ところで、人それぞれの「情報格差」が、そのまま「知名度格差」でもある参政党ですが・・・

 

我が豊橋でも候補者が立ちまして。

 

 

こちら、公示前日の、神谷さんも応援に来た駅前街頭演説。集まったのは100人をちょっと超えるくらい?

 

 

 

事務所は庭先の簡易テントでした。

 

 

 

結果は、36人まで当選のうち39位。36位との票差は410票。

 

一般的言うところの得票率(得票/投票数)1.3%、本当の意味での得票率(得票/有権者数)0.6%でした。

 

 

落選という結果に、ご本人はけっこう凹んだとの噂を聞きましたが、う〜ん、立候補の決定が3月だったことを考えれば、むしろ健闘したんじゃないかと思いますけどね。

 

 

ちなみに、参政党についてワタクシ自身のスタンスを言えば、今のところ「前向きに見守る」くらいでしょうか。

 

 

どうも「若さ」に任せて「走りながら考える」的なところが強い気がしてしまって。

 

そのこと自体は、仕方ない側面もあるし、まあ良いのだけれども、肝心の政策というか「芯」みたいなものが、今ひとつ見えてこないところが何ともかんとも、なんですよね。

 

 

「保守」とか「右」とかいった「分かりやすい」「枠」で語るのは危険なのだけれども、我が国においても、たとえば「自民党よりも保守的」、あるいは「自民党を右に引っ張る存在」が必要なのは確かで。

 

参政党がそういう存在になってくれればと考えてはいますが、さて・・・

 

 

⚫棄権=白紙委任なんですっ!

 

選挙後だから、というわけでもないのでしょうけれども、こんな記事がありました。

 

 

 「政治不信」が叫ばれて久しいが、どのぐらい広がっているのか。朝日新聞社が全国世論調査(郵送)を実施し、日本の政治をどの程度信頼しているか、尋ねたところ、「信頼していない」は55%で、「信頼している」の44%を上回った。

 

 

 

いやいや、それって「ニュース」なのかい? ですわ。

 

 

「信頼しているか」と聞かれれば、そりゃ大抵の人は「う〜ん、半々」と思うわけで。そのラインを、多少、上下するくらいのものでしょう。

 

こういうね、「消費者」に阿った、どうでもいいような話を、オールド・マスメディアが、ひたすら繰り返すから投票率が下がっていくんですよ。

 

 

棄権とは、文字通り「権利の放棄」。

 

他方では、「義務の不履行」でもあります。

 

それぞれ理由があるにしても、つまるところ白紙委任。

 

 

まずは、そこを押さえて頂戴。

 

 

投票に行かない人は、聞けば「不信」や「不満」を口にするのでしょうけど、その実、選挙なんてどうだっていいよ、くらいに考えているわけで。

 

つまり、そこそこ日々の暮らしを肯定してるんじゃないかと思ったりもして。

 

 

ただ、そういう「お任せ」体勢で、そこそこの幸せも続くかというと、どうなんでしょうね、という危惧はあります。

 

 

大多数の人は、(効果不明なのに)いつでもどこでもマスク着用、(リスク&ベネフィット未知数のまま)mRNAワクチン接種、等々、唯々諾々と受け入れてきたのだけれども。

 

その流れで、山を削って大風車、森を切り開いて太陽光パネル、みんなでみんなのトイレ使用、他に無いわけでもないのに昆虫食・・・何処かの誰かが押し進めるアレヤコレヤを、コオロギと一緒に丸呑みしちゃうんでしょうか。

 

 

ということで、結論。

 

 

今日はそこそこ平和だから、まあ、投票なんて行かなくても良いですよ。

 

けど、明日がそのまま平和とは限らないから、やっぱり、投票くらいは行った方が良くないですか?

 

 

という、我ながら、非常に大雑把なお話でした。

 

 

 

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投票から三日後の水曜日、中日新聞社会面です。

 

(中日新聞4/26-27面)

 

ワタクシ的には「おおっ」と思いましたが、新聞オンリーの人にとっては、ほとんど「へ?」だったんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

参政党 じわり拡大

全国で231人擁立 100議席獲得

食と健康など重点 子育て世代、若い候補者共感

 

 

うん、まあ、見出しは、それなりに事実を押さえてます、かね。

 

けれど・・・

 

 

排外的主張も 識者「多角的な視野が重要」

 

という解説については微妙。

 

 政治学が専門の東北福祉大教授萩野寛雄さん(53)は「参政党は仲間づくりもできる『参加型民主主義』が特徴。『わが事』と感じさせる食の安全などの政策や、反ワクチンの主張も分かりやすい」と分析する。一方で、外国人労働者の抑制など排外的な主張も目立つことから、難民や移民排斥などを訴えて欧米で台頭する「ポピュリスト政党」に近いとも指摘する。

 「景気悪化やコロナ禍のストレスなど、将来への不安から心の余裕がなくなっている人も多いのでは。短絡的な答えを求めるのではなく、多角的な視野で主張を見極めることが重要」と話す。

 

 

排外的、ポピュリスト政党、心の余裕がない、短絡的・・・何処から目線なのか微妙なんだけれども、例によって例のごとくなレッテル貼りをしようという意図が見えないでもない。

 

ま、基本、マスメディアを腐してる政党についての解説ですから、そうなるのも無理ないんでしょうけどね。