ワタクシ的には、まさに望むところ。人それぞれ「自由への意志」と「寛容の精神」が問われる・・・ということになるわけですが・・・

 

 

首相(というか、専門家、というか、役人、というか)も、

 

ついに、さじを投げたのか、諦観したのか。

 

 

●他言無用ならぬ「多言不要」

 

首相のお言葉です。

 

 

 また、基本的な感染対策のうち、マスクについては、屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねることを基本とするとともに、政府は着用が効果的な場面を周知するという方向で検討し、感染状況等も踏まえて、今後、時期も含めて早期にその検討の結果を示します。

 

 

 

いや、だから、

 

「個人の判断に委ねることを基本とする」ならば、

 

他に何も言う必要ないだろう。

 

 

「いつ、どこ」なら「着用が効果的」と言えるのか、

 

それも個人の判断に任せれば良いのである。

 

これ以上の「検討」など無用である。

 

 

「それでは、あまりに無責任」

 

だと批判されたくないからなのだろうけれども。

 

 

「あんな時そんな場合はマスク着用が効果的」

 

みたいなことを政府が言ってしまえば、

 

「あーたらこーたらの時は着用を推奨」

 

としていたこれまでと変わらない。

 

 

ここに至って必要なのは、

 

「着用の効果」を謳い続けることではない。

 

 

これまで「推奨」してきたものを、

(それだって、受け入れるかどうかは、本来「個人の判断」なのだけれども)

 

「いつでもどこでも」「個人の判断に委ねる」ことにした、

 

その理由を名言することだ。

 

 

新型コロナが言うほど大したものではなかった。

 

マスク着用に言うほど感染予防効果がなかった。

 

効果がほぼないわりに害が(殊に子供にとって)あまりに大きい。

 

 

いずれも、おいそれとは認められないだろうけれども。

 

子供と子育て世代、若者達に、謝らないといけないことばかりだけれども。

 

 

●問われる「自由への意志」

 

いわゆる2類相当を5類へというのは、

 

そりゃすぐには難しいのだろう。

(本当は、2年半前に手を付けなきゃいけなかった)

 

 

けれど、

 

 

マスクの話は引っ張る意味がない。

 

いつでも、今すぐにでも。

 

個人の判断に委ねれば良い。

 

 

マスメディアは、

 

相変わらず「街の声」を拾うのに忙しい。

 

所詮商売だから、

 

それが売れるのであれば、

 

まあ、そうなるのは無理もない。

 

 

だが、しかし、

 

「個人の判断」に「街の声」など不要である。

 

 

「個人の判断に委ねる」というのは、

 

「みんながしている」「こんなご時世だから」からの放逐なのだ。

 

人それぞれ「自由の刑」に処せられたのだ。

 

 

政府が無責任を決め込んだ以上、

 

国民の側は覚悟を決めるしかないだろう。

 

 

「いつでもどこでも」「外せ」などとは誰も言っていない。

 

「マスク外せ警察」を危惧するなんてのは、

 

「マスク警察」にシンパシーを抱いていた人達が、

 

梯子を外され狼狽えているがゆえの戯言である。

 

 

着用し続ける自由はちゃんとある。

 

 

誰がしていてもしない。

 

誰がしていなくてもする。

 

 

自由(個人の判断)は厳しいのだ。

(だから嫌がる人がいて、何らかの指針を示してほしいのだろうけれども)

 

 

●だからこその「寛容の精神」

 

思えばこの3年近くにわたり、

 

「あなたの大切な人を守るために」

 

という美しい言葉に多くの人が縛られてきた。

 

 

(この際、はっきり言っちゃうけど)

どっちにしろ老い先短い高齢者のために、

 

未来ある子供若者達がいろんなことを我慢させられた。

 

日本史上、そうそう無いことだ。

 

 

多くの人々の、特に若者の、

 

「その人らしさ」は不要不急でできているのに、

 

そこを否定され名前を削られてきた。

 

自由に息することさえ咎められ、

 

実際に命を失った人も少なくない。

 

 

それでもなお、

 

「他者への配慮」がキーワードだと、

 

この期に及んでそう宣う人がいる。

 

 

本当の「他者への配慮」とは、

 

自分が自分らしく、

 

自分が望む生き方をすることではないのか。

 

 

アナタのために我慢している。

 

アナタのために頑張っている。

 

アナタのためにこんなに苦労している。

 

 

これほど配慮に欠けた言葉は他にない。

 

 

ましてや、

 

 

誰かのために我慢しなさい。

 

誰かのために頑張りなさい。

 

みんな苦労しているんだから。

 

 

他者に向けてそれを言うのは単なる思い上がりだ。

 

 

●たった一つの願い

 

「お願い」「お奨め」とは、

 

たとえ断られ、受け入れられないとしても、

 

「それは残念」にとどめて然るべきもの。

 

 

しかしながら、

 

 

「お願い」のはずが、何故か、

 

それを断ると、入れない、加われない、降ろされる、

 

が、まかり通ってきた。

 

 

「推奨」が、何故か、

 

ガイドラインとなりルールとなり、

 

それらに反したら罰を加えられもした。

 

 

政府・厚生労働省は、

 

個人が懸命に探しに行ってようやく見つかるところに、

 

小さな文字で「強要することにならないよう」なんて書いて置いて、

 

それで「義務じゃありません。ウチは強制してません」と澄まし顔をしてきた。

 

「推奨」が暴走しているのを黙認してきた。

 

それによって苦しい思いをしている人々を放置してきた。

 

 

今、政府に対するたった一つの願い。

 

 

「個人の判断に委ねる」以上、

 

それに反する、あらゆるアナウンス、掲示について、

 

取りやめ、撤去するよう、指導してください。

 

 

切なる願い。

 

 

もうこれ以上「残念」な思いをしたくない。

 

無責任の責任をしっかりとってください。

 

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いささか散文に過ぎたので、一応資料も。

 

冒頭の首相発言のもとになっている(と思われる)モノです。

 

 

3ページ目の赤字は引用者。「マスクの着用=基本的な感染対策」という位置付けを変えるつもりはないようで。

 

これが「蟻の一穴」となってマスク社会が続いたり、あるいは「新たな感染症」発生(捏造)時に、再来したりしなきゃ良いんだけど、と思います。

 

 

 

 

 

感染症部会とりまとめ(概要)[PDF形式:443KB]

 

 

上を含め他の資料はこちら。

 

 

🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥

 

これは、ちゃんと「多様な意見」を取り上げ「両論併記」され、それなりにまとまった良い記事だと思いました。

 

 

 

もうひとつ。何か腹立たしい、結局「尾身さ〜ん💦」な記事。

 

 

 

 

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マスクは有効と未だに言い募る人がいて困ってしまうのだけれども。

 

 

 だが、今では新型コロナの感染対策として、マスク着用には効果があるというはっきりとしたエビデンスが多数出ている(※3)。

 

 

 

なんて書いてるのだけれども。

 

その「(※3)」として挙げてあるのが以下の4つ。

 

 

 

 

 

 

機械翻訳ですが、タイトルとココ!というところだけ示しておきます(赤字は引用者)。

 

 

SARS-CoV-2 と COVID-19 の人から人への感染を防ぐための物理的距離、フェイス マスク、目の保護: 系統的レビューとメタ分析

 

Our search identified 172 observational studies across 16 countries and six continents, with no randomised controlled trials and 44 relevant comparative studies in health-care and non-health-care settings (n=25 697 patients).

 

この検索により、16カ国、6大陸で172の観察研究が見つかりましたが、無作為化対照試験はなく、ヘルスケアと非ヘルスケア環境での関連する比較研究が44件ありました(n=25 697患者)。

 

Face mask use could result in a large reduction in risk of infection (n=2647; aOR 0·15, 95% CI 0·07 to 0·34, RD -14·3%, -15·9 to -10·7; low certainty),

 

フェイスマスクの使用は、感染リスクの大きな減少をもたらす可能性がある(n=2647; aOR 0-15, 95% CI 0-07 to 0-34, RD -14-3%, -15-9 to -10-7; 確実性低)。

 

Robust randomised trials are needed to better inform the evidence for these interventions, but this systematic appraisal of currently best available evidence might inform interim guidance.

 

これらの介入のエビデンスをより良く伝えるためには、堅牢な無作為化試験が必要であるが、現在入手可能な最善のエビデンスのこの系統的評価は、暫定的なガイダンスになるかもしれない

 

 

COVID-19に対するフェイスマスクのエビデンスレビュー

 

The preponderance of evidence indicates that mask wearing reduces transmissibility per contact by reducing transmission of infected respiratory particles in both laboratory and clinical contexts.

 

マスク着用は、実験室と臨床の両方の状況において、感染した呼吸器粒子の伝搬を減少させることにより、接触あたりの感染率を減少させることを示す証拠が圧倒的に多いのです。

 

 

COVID-19 用マスク

 

When incorporated into masks, these advanced materials and technologies can aid in the prevention of secondary transmission of the virus.

 

これらの高度な素材と技術をマスクに組み込むと、ウイルスの二次感染を防ぐことができます。

 

 

コロナウイルス(COVID-19)と戦うためのフェイスマスク - 処理、役割、要件、有効性、リスク、および持続可能性

 

This review compiles the recent advancements of face masks, covering their requirements, materials and techniques used, efficacy, challenges, risks, and sustainability towards further enhancement of the quality and performance of face masks.

 

このレビューでは、フェイスマスクの品質と性能のさらなる向上に向け、その要件、使用材料と技術、効果、課題、リスク、および持続可能性について、最近の進歩をまとめている。

 

 

「マスク着用には効果がある」

 

うん、そりゃあるよ。飛沫(そこに他者を感染させるほどのウイルスが含まれる場合)感染をある程度防ぐ、という意味で。

 

 

でも、1、2番目の論文は諸々の留保つき。3、4番目は、マスクの性能比較みたいなものでして。

 

いずれも「ユニバーサルマスク」(いつでもどこでもマスク着用)が感染予防に有効というエビデンスにはなってません。

 

 

この手の、確かに論文を挙げてはいるけど、その論文自体が文脈に合ってないよ、という例は沢山あります。専門家の悪い癖だと思います。