我が国内の新型コロナ対策がどれほど世界の趨勢から遅れているか、さすがに隠しようがなくなったような・・・
首相はじめ、政府首脳が「適切な」マスク着脱について恣意的解釈を散々に言い放っていても、メジャーリーグや海外ゴルフトーナメント中継でノーマスクの観客が度々映り込んでいても、それはやっぱり、知っている人は限られているわけで。
●サッカーW杯のチカラ
そこへいくとサッカーワールドカップ日本代表戦は、生&録画合わせて普通に二桁パーセントの人々が観ますから。
その折り、現地スタジアムでノーマスク密々で声援をおくるサポーターと、国内でのライブ中継をマスク着用で観ている人の群れと、その落差を試合後のニュース等含め何度も見たら、そりゃさすがにね・・・
●政府・厚生労働省の重い腰
たまたまかもしれませんが、こんな記事がありました。
厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけの見直しに向け、本格的な検討を始める方針を固めた。季節性インフルエンザ並みの「5類」への引き下げが念頭にあり、近く専門家を交えて新型コロナの感染力や感染した場合の症状の重さ、変異の可能性などの評価に着手する。感染者隔離の根拠となっている入院勧告や医療費の公費負担、ワクチンの無料接種など特例的な措置の見直しも検討する。
正直なところ「ようやく」ですかって感じですが。
実を言えば、それは安倍さんが辞任会見の時に既に示していたことで、これまで2年以上にわたり(国民の健康よりもコロナ利権に軸足を置いている)官僚群がずっとサボタージュしてたわけでして。
何なら「ようやく」を百万回言っても足りないくらいです。
記事は、
加藤勝信厚労相は24日、BSフジの番組で「どうなれば5類、あるいはそれ以外になるのか、専門家に議論してもらい、(国民に)納得してもらうことが大事だ」と述べた。
なんてことも伝えてますが、いやいや、そんなん、もう良いから、です。
と言うか、そもそも、現状の〈「2類相当」とされるが1類並みの強い措置〉に納得してる国民がどれだけいるんですか、ですよ。
ま、この際、本当に見直してくれるんなら、それこそ何でも良いですけどね。
現状、2類相当→隔離必要→濃厚接触不可→(何故か)マスク着用で除外、という(屁)理屈からの「いつでもどこでもマスク」なんですから。
●(善くも悪くも)「空気」を読む国会
一方、国会議員も(一応)仕事はしているようで。
地域の医療提供体制の強化策を盛り込んだ、感染症法などの改正案は、参議院厚生労働委員会で、自民党や立憲民主党などの賛成多数で可決されました。改正案は来週にも開かれる参議院本会議で採決が行われ、成立する見通しです。
感染症法などの改正案は、都道府県が感染症の予防計画を策定したうえで、地域の中核となる医療機関と事前に協定を結び、病床や外来医療の確保などを義務づけるもので、衆議院での審議で、新型コロナの感染症法上の位置づけを速やかに検討するなど、付則に修正が加えられました。
この改正案自体は内閣(厚生労働省)提出によるもの。
一連の新型コロナ対策の方向性が「概ね正しかった」という前提で行われているもので、色々引っかかるところもあります。
が、それは、とりあえず置いといて。
〈衆議院での審議で、新型コロナの感染症法上の位置づけを速やかに検討するなど、付則に修正が加えられ〉たそうで。
これも「ようやく」ですが・・・以下略で。
改正案の中身について興味がある、という方は、参考までにこちらを。
※感染症法等の一部を改正する法律案について (参考資料)
→https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001000543.pdf
さらには、
また、政府に対し、科学的知見などに基づいて適切なマスク着用の基準の見直しを検討することなどを求める、付帯決議も可決されました。
とのこと。
下記は、その末尾です。
十七 「ウィズコロナ」への移行を更に進める観点や教育的観点から、今一度、関係省庁とも連携して、国民がマスク着用の必要のない場面で、マスクを外す判断ができる環境づくりを進めること。
十八 現下の新型コロナウイルスの特性を踏まえ、科学的知見等に基づき適切なマスク着用の基準の見直しを検討するとともに、その結果をわかりやすく国民に伝えること。
これまた「ようやく」を百万回・・・以下略で。
ちなみに、参議院厚生労働委員会でもほぼ同じ内容の提案があったので、本会議での決議がなされることでしょう。
衆議院との異同に興味がある、という奇特なな方は、こちらを。
※感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律等の一部を改正する法律案に対する 附帯決議 令和四年十一月二十四日 参議院厚生労働委員会
→https://www.sangiin.go.jp/japanese/gianjoho/ketsugi/210/f069_112401.pdf
●そもそも「ルール」に馴染まない話
ま、個人的な考えを言わせてもらえば・・・
政府や国会のエライ人が何を言おうが言うまいが、たかがマスクくらい、自分の考え、自分の判断で、着けるもよし、外すもよし、だと思いますけれども。
厚生労働省が、どれほど科学を装い、感情に訴えたところで、結局は「お願い」「推奨」ベース。何か不都合や弊害が明らかになったとしても責任を取るつもりはないでしょうし。
実際、ワクチン被害に対する「専門家」や役人の姿勢を見れば、それはもう明らかです。
ワタクシ自身、プライベートでは、これまでも極力ノーマスクで過ごしてきましたし、仕事関係においても、可能な限り(上の人が勝手に決めた)「ルール」に抵抗もしてきました。
ということで、この際、政府や国会の動きを先取り。
「#マスクフリー」「#ノーマスクチャレンジ」で行こうかと考えているところです。
一番は、自分が快適に過ごしたいから、ではありますが、
乳幼児・小学生の健やかな成長のために、
中学・高校生がアオハルを取り戻すために、
人が、人として、人と交わり生きていくために、
そんな願いも、多少は含みつつ。
もちろん、それでもなお「それでも」という人には、それなりの理由もあるのでしょうし、好きにしたら良いとは思いますが・・・
地元ローカル紙も、人(田原の小笠原さん家族)の口を借りてではありますが「世界」の現実を伝えざるを得ない「空気」になってきたようで。
(東愛知新聞11/26)
サッカー・カタールW杯を現地観戦
熱狂の渦 ドーハの歓喜
感覚にズレ 世界はコロナ後
〜〜〜
カタールの首都ドーハ市内はW杯一色になっており、各国サポーターであふれています。
マスクをして外出している落ち着いた雰囲気のイスラム女性は見かけましたが、各国サポーターでマスクをしている人を見ることはありませんでした。アブダビでも、ドバイでも同様です。
当然ですが、ビニールやプラスチックのパーテーションもありませんし、手指消毒、検温もありません。新型コロナウイルスは完全に過去のものになっている様子です。
おそらく、今やソレが世界基準。つまり、そういうことですよ。