生きにくい世の中になるばかり。ちょっと声をかける、さりげなく気をきかせる、それで良かったのだし、そうでなかったからと責め立てることでもない。ような・・・
“When a dog bites a man, that is not news because it happens so often.
But if a man bites a dog, that is news.”
(犬が人を噛んでもニュースにはならないが、人が犬を噛んだらニュースになる)
上は、メディア論の類を読むと必ず出てくる言葉ですが・・・
こんな話があったそうで。
11月10日の『スッキリ』(日本テレビ系)では、バレーボール元日本代表の大山加奈(38)による双子ベビーカーのバス乗車拒否騒動について放送。MCの加藤浩次(53)が周囲への助け合いを呼びかけたものの、ネット上から疑問の声が集まる騒動になっている。
双子ベビーカーとか、元日本代表とか、要は、そこに希少性があるからこそ「騒動」になった、のかな?
ことの経緯や、それに対する見方は、各々判断の分かれるところではあるのでしょうけれども。
いずれにせよ、その場にいなかった者があれこれ言ってもね、とまず思います。
なんて書いたすぐ後に何ですし、善人ぶるわけでもありませんが、
(ツインでなくても)ベビーカーをともなった女性が固まって(?)いたら、ワタクシなら、どういう立場であれ、(ちょっとだけ様子を見てから)声をかけたし、手を貸した、だろうなと単純に思います。
ちなみに、ウチの奥様によると、様々な意見の中には(双子の母として)「そんな無謀なことはぜずに、一人ベビーカー、一人抱っこで」というのもあったとのこと。
それ自体は「可能なかぎり周囲に迷惑をかけない」という意味で、まあ、賢い考えではあるのだけれども。
いやいや、そこで「無謀」だと言ってしまってはね、とも思うわけで。
何時の頃からかは分からないけれど、
妊産婦、乳幼児を連れた女性には、やたら厳しい風潮があって・・・
もうちょっと、こう・・・
子は宝、なので、その母(父)も宝。
・・・というわけには行かんものでしょうか。
昨日今日は始まったことではないし、
なので、いささか牽強付会だとは思いますが、
困っている人がいても我関せず、声をかけることもない、
そういう「空気」が「新しい生活様式」とやらで、
より濃厚になっているような・・・
マスクで表情が読めないし、話しかけるのも憚られるし。
少子化対策が云々と言われるようになって久しい我が国です。
補助・給付金とか、産休・育休とか、そういう施策はもちろん必要。
なんだけれども、
まずもって重要なのは、出産・育児は「何時でも、誰でも、ができるものではない」と多くの人が認識することじゃなかろうか、と思います。
当の女性(男性もですが)が、出産・育児それ自体に集中できる、それ以外のことに思い煩わされることがない、そういう世の中にしましょうよ。
妊婦さん、ベビーカーや抱っこの女性(男性)は、何をおいても最優先。
袖触れ合うも他生の縁、時間と空間を譲るくらい、どうってことないと思います。
何しろ、遭遇する機会が少ないんですから。
NEWS VISION の記事は・・・
社会には助け合いが必要なことは確か。しかし、助けられる側が意思表示をすることも大切なようだ。
・・・と、まとめていて、確かにそのとおりではあるのだけれども。
国(政府)、地方自治体、民間企業、各種団体に至るまで、
(もはや必要もないのに)「自粛を要請」する(「自分から進んでひかえめにする」よう「必要なこととして強く求める」)んだから、だったら、たまたまソコにいる人に「助力を依頼」しても罰は当たらんでしょう。
助けを求める、こともですが、
声をかける、手を貸す、などは、つまりは慣れですよ。
恥ずかしいことじゃない。出しゃばりでもない。
当たり前のことで、だからこそ大切なことです。
瓜食めば 子供思ほゆ 栗食めば まして思はゆ 何処より 来りしものぞ 眼交に もとな懸りて 安眠し寝さぬ
銀も 金も玉も 何せむに 勝れる宝 子に及かめやも
万葉集巻五(八〇二、八〇三)
さて、こちら、あたり前のことなのに「楽しかったー!」と、給食後の授業、再びマスク着用で喜ぶ姿が何とも・・・
ことほどさように、まだまだ「制限」されてはいるものの、とりあえず一歩前進?
mRNAワクチンのリスクについては、それなりに知られてきたようですが、常時マスク着用の長期的悪影響についても「表面化してからじゃ遅い」わけで。
科学的なアプローチもあって、興味深い内容でした。
マスクで「表情が読めない」と、子どもたちの脳と心が育たない!
京大・脳科学者が指摘する深刻な発達リスクとは?
2020年5月、コロナ対策の一環として「新しい生活様式」が提唱された。あれから2年――ウイルスの弱毒化を指摘する専門家も多いなか、日本人の大半はいまだに「毎日マスク」の日常から脱却できていない。保育や教育の現場でも「密」を避け、顔をマスクで覆うことが、“感染対策”の名のもとに継続されているが、これらが子どもたちの心身の正常な発達を阻害するリスクについては黙殺されている。比較認知発達科学を専門とする京都大学・脳科学者が提言する「脱マスク」への処方箋とは? ジャーナリスト・鳥集徹氏との特別対談も収録!
第20回 新型コロナウイルス感染症対策分科会(令和4年11月11日)がありまして。
そこで示された「参考資料3 新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に向けた周知用リ ーフレット」だそうです。
それもこれも、新型インフルエンザ等(いわゆる2類相当:それで儲けている人達が少なからずいる)扱いを続けているからで。
もはや「いつまでやるの?」以外、何も言う気になりませんが・・・