いやいや。もうね、今、必要なのは「ルール」ではなく「自由」でしょ。
ウイルスに「感染」することであれ、周囲の「みんな」から浮くことであれ、不安な人はマスクを着ければ良いし、平気な人は外せば良いじゃないですか。
⚫つまり、そういうこと。
新型コロナウイルス自体のヤバさとか、マスク着用の感染予防効果とか、その他諸々アレヤコレヤ曖昧なまま「検討」したところで、新たな軋轢・弊害を生むだけです。
マスク着けてても、ワクチン打っても、それでもやっぱり「感染者」はちゃんと増えていつの間にか減っていく。
コロナ(ことにオミクロン株変異以降)に「感染」したと言っても、大抵の人は症状もなく、あったとしても喉が痛いとか熱が出たとかいう程度。
時々重症化する人がいても、ほとんどの人が回復してるし、稀に亡くなる人がいるにしても、それはコロナでなくとも・・・ということの方が断然多い。
既に多くの人が、ニュース報道でではなく、実際に身の回りの出来事として、そういったことを体験してるわけで。
さすがに明言しちゃう人は少ないけれど、新型コロナは「たちの悪い風邪」だった、オミクロン株変異以降は「普通の風邪」になったと、薄々感じ始めているような気がします。
ま、それでも、世の中には岸田首相を始め(!)、真偽・善悪・美醜、何事も「ルール」で示してもらわないと「不安」で仕方ない、といういう人が一定数いらっしゃるのも確かです。
なので、どうしてもって言うなら「マスクは任意」という「ルール」を徹底したら良いのではないかな?
それで困るのは「正義」の後ろ盾を失う「警察」さんだけなんですから。
その他、歴史にも経験にも学ばず、未だに「コロナ怖い」「マスク絶対」「ワクチン素晴らしい」というところで固まっている人は、ぶっちゃけもう、仕方ない。好きに叫んでてちょうだい、です。
ということで、今回言いたいのはこれくらい。
以下、記事中盤は例によって一人遊びみたいなもんです。
なので、そんなの要らんという方は終盤☆☆☆へ跳びませう。
⚫岸田さん、所信表明演説
「聞く力」なんて言う割に、いろんな意味で頑なな岸田さんが「世論」に抗しきれず「ルール検討」を言い出したのは、この臨時国会が始まってからのことです。
こちら、発端となった首相の所信表明演説から(赤字はワタクシの茶々)。
ここで、新型コロナ対応についても申し上げます。
この一年、国民の命と健康を守りながら、社会経済活動を止めない。専門家の皆さんの意見を聞きながら、この二つの両立に全精力を傾けてまいりました。
三年ぶりに、緊急事態宣言等の行動制限を行わずに、今年の夏を乗り切れたのは、国民の皆様お一人おひとりが、基本的な感染対策を徹底してくださったおかげです。
また、日々の感染リスクがある中で、医療、福祉の現場を支えていただいている方々に、厚く御礼申し上げます。
(あー、はいはい、ですね)
これから、秋が深まるにつれ、インフルエンザと新型コロナが同時流行した時の備えが重要となります。
(ウイルス学者の多くは同時流行は考えにくい、って言うんだけど)
何よりも重要なのは、ワクチンによる予防です。
まだ言うか、です。
先月から、オミクロン株に対応した新型ワクチンの接種を開始しました。今月末までには、対象者全員分の新型ワクチンが輸入される見込みです。
年末年始に備えて、山場となる今月から十一月にかけて、接種券の配布、会場確保など、一日百万回を超えるペースの体制を整備して、ワクチン接種を加速していきます。
大量廃棄にならなきゃ良いけど。いや、なった方が良いのかも。
インフルエンザとの同時流行を想定した外来等の保健医療体制の確保も進めます。
また、先月には、ウィズコロナに向けた新たな段階への移行の全体像をお示ししました。科学的知見に基づきながら、できるだけ平時に近い社会経済活動が可能となるよう、取り組んでまいります。
その「科学的知見」というのがねえ・・・
マスクについては、引き続き、屋外は原則不要です。近くで会話をしない限り、屋外でのマスクは必要ありません。基本的な感染対策はメリハリをつけて、マスクは場面に応じた適切な着脱に努めていただきたいと思います。
「引き続き」ですか・・・あー、確かに、ご本人「適切な」着脱に努めてますもんね。
これらの取組に加え、次の感染症危機に備え、法律に基づき、機動的かつ効果的な緊急時対応が可能となるよう、感染症法等の改正案を提出いたします。また、司令塔機能の強化、日本版CDCの創設にも取り組んでいきます。
そりゃ緊急対応は必要ですよ。けど、その「終わり方」も忘れないでください!!
米国CDに見るとおり、組織も制度も人次第!!
⚫国民民主党舟山さん、代表質問
さて、所信表明演説に対する代表質問。深い意味はないんですが(たまたま全文が見つかった)国民民主党、船山さんの質問を。
国民民主党としてのこれまでの主張は、まあ、置いといて。「そうそう、ソコ」って感じでしょうか? なかなか良いと思いました(なので、茶々はなし)。
コロナ対応について、岸田総理の基本認識を伺います。7月中旬以降の第7波で、一日あたりの国内感染者数は過去最高を記録しましたが、重症化率や死亡率にどのような特徴があるのか、お答え下さい。合わせて、ワクチン接種の有無による、感染率や重症化率、死亡率の違いをどのように分析しているか、具体的に教えて下さい。9 月7 日のアドバイザリーボード提出資料によれば、未接種の方が新規陽性率が低い年代もあります。これはどのように解釈すればいいのでしょうか?
さて、「マスクについては、引き続き、屋外は原則不要です」との指針が、どのくらい国民に理解されているでしょうか?確かに、今年5月23日に変更された「基本的対処方針」において、その旨示されていますが、屋内外問わず未だにマスク着用は半ば義務だと、多くの人が思い込んでいます。
欧米を中心に多くの国では、もはやマスクの義務化はほとんど行われていません。感染についても、ほぼインフルエンザと同じ扱いです。総理、そろそろマスク着用のあり方を見直すべきではないでしょうか?少なくとも、屋外での原則不要という方針を、もっと周知徹底すべきではないでしょうか?
コロナ禍で一番影響を受けたのは、子どもたちです。夏の甲子園優勝校、仙台育英高校の須江航監督が優勝インタビューで発した、「青春って、すごく密なので」。ぐっと心に刺さった方も多かったと思います。
ある高校の創立100周年記念式典に参加した際、生徒会長が、感謝の思いを綴りながらも、やりたいことができなかった悔しさを露わにしていました。
もう、制限は止めるべきです。感染症のリスクよりも、マスク生活や行動制限下で失われた経験による、心身に与えるリスクの方がずっと大きいとの専門家の指摘や、マスク生活による子ども、とりわけ乳幼児の脳や心への影響に関する海外での研究が報告されていますが、我が国でも同様の研究は行われていますか?また、検証を行い、対策の見直しに反映させるべきです。
⚫岸田さん、答弁
それに対する岸田さんの答弁。これは、ワタクシの文字起こし。
なんか色々がっかりと言うか、やっぱりと言うか・・・(赤字は茶々)。
新型コロナについてお尋ねがありました。
コロナ関連、冒頭では一応舟山さんの方を見る余裕ありの岸田さん。
今回の感染拡大では、昨年夏の感染拡大時より、重症化率は減少している一方で、オミクロン株に感染した場合の致死率は、特に高齢者において、季節性インフルエンザの・・・え、の、あ、失礼・・・えー、の、あー、た場合の致命率・・・えー、オミクロン株に感染した場合の致命率は、特に高齢者において、感せ、いや、季節性インフルエンザの致命率よりも高いと、考えて、えられ・・・考えられます。
ところが「致命率」とあるのを「致死率」と言い間違ってしまい、へどもどする岸田さん。
どちらでも意味はそう変わらないのだけれども、原稿を指でたどりながら読み直すという失態。
マイクが議場の失笑を拾っているような・・・
えー、そしてまた、ワクチンについても、従来型のワクチンは、オミクロン株に対しても一定の期間の重症化予防効果等が認められると考えています。ご指摘の、アドバイザリーボード提出資料については、これは、あの、単純集計であり、ワクチン接種からの期間が考慮されていないことから、特定の世代の方への感染予防効果を評価するというのは困難であると思・・・思います。
まさに厚生労働省の役人が書いたであろう(辻褄合わせの言い訳)原稿。
岸田さん、意味分からないまま読んでるでしょ。というか「思います」って何ですか?
マスクの着用については、屋外では原則として不要であり、こうしたルールについて、引き続き、国民の皆様への広報の強化に努めてまいります。さらに、科学的知見に基づき、マスク着用の考え方を含めた感染対策のあり方について、検討してまいります。
また「引き続き」ですか。これまで「広報の強化」なんてしてましたっけ?
新型コロナに関しては「科学的知見」自体が揺れていること、まずアナタが理解してください。
新型コロナの流行下における子供の心身への影響については、厚生労働省で調査・研究を実施しており、ご指摘の観点も含めて引き続き調査を進めてまいります。
したら、これまでの(!)調査・研究で何か分かったことはないのですか?
ただ「調査を進め」るだけじゃ意味はないですよ。
新型コロナに関する答弁はここまで。答弁を聞いて、やや不満そうな舟山さん。
新型コロナ関連、首相の答弁は、こちらで確認できます。
2022年10月7日本会議、舟山康江(国民民主党・新緑風会)さん。2:38:41~ですが、へどもどする岸田さん(失敗してアセる優等生?)を是非見てやってください。
☆☆☆
⚫報道も変わりつつある?
さて、以上の遣り取りを伝えたのがこちらのニュース。
岸田文雄首相は7日の参院代表質問で、新型コロナウイルス対策のマスク着用基準について、着用しないで済む機会を増やす方向で対策を検討すると表明した。国民民主党の舟山康江氏らへの答弁。
舟山氏の「マスク着用は半ば義務だと多くの人が思い込んでいる」との指摘に対し、首相は「マスクの着用は屋外では原則不要であり、こうしたルールについて引き続き広報の強化に努める」と強調。続けて「科学的知見に基づき、マスク着用の考え方を含めた感染対策のあり方について検討する」と述べた。
うん? 「着用しないで済む機会を増やす方向で」なんて言ったっけ?
いや、まあ、そっち方向への「誘導」(かくあれかし報道)なら、ま、いっか。
岸田総理は新型コロナの感染防止対策をめぐり、マスク着用のルール化を検討していることを明らかにしました。
岸田総理
「マスク着用のルールを含めた感染対策のあり方について検討していくとともに、科学的な知見に基づき、世界と歩調を合わせた取り組みを進めてまいります」
岸田総理は、きのうの参議院本会議で「ウィズコロナ社会の構築に向け、マスクの着用は屋外では原則不要」と改めて強調しました。
さらに、今後の感染拡大やウイルスの変異などに留意しつつ、マスク着用のルールを含めた感染対策のあり方について検討する考えを示しました。今後、専門家の意見を踏まえながら具体化していく方針です。
政権内からは「『街を歩く時は外す』といったことが第一ラウンドになるのでは」との声が出ています。
再度言いましょう。
今、必要なのは「ルール化」じゃなく「自由化」。
「科学的な知見に基づ」いて言えば、マスク着用による感染予防効果はかなり限定的、という見方が大勢ですからね。現実に起きていることからしてもそうですし。
「マスクの効果」として厚生労働省が示す東京大学医科学研究所の論文は、向かい合う2人が50cmの距離(「もうすぐチューする距離」)で咳をし続ける、くらいの想定で実験をしてます。それでようやくマスク着用の有無による有意差が出る、というものに過ぎません。
「世界と歩調を合わせた取り組み」と言うなら、こういうのに合わせてくださいよ。
【9月18日 AFP】ドイツ南部ミュンヘン(Munich)で17日、ビールの祭典「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」が始まった。新型コロナウイルスの流行を受けて2年連続で中止されており、3年ぶりの開催となる。
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会期は来月3日まで。新型コロナ対策の規制はなく、マスクも必要ない。2019年には630万人が来場し、730万リットル以上のビールが消費された。(c)AFP
屋外とはいえ、密々で飲酒もOK。
8日に死去したイギリスの女王エリザベス2世の国葬が、19日に行われた。女王の棺(ひつぎ)は、公開安置されていたウェストミンスター宮殿から徒歩の葬列でウェストミンスター寺院に運ばれた。葬儀には王室メンバーや政府関係者、各国の元首・首脳など約2000人が参加した。
大声で話したりしないとはいえ、屋内でも密々OK。
海外の新型コロナと我が国のそれとは別物だなんてことはないですよね?
したら、この国会風景こそ、今、すぐにでも改めてください。
喋ってる人の近くに人はいないし、他の人は(たまに野次を飛ばすとしても)黙ってるわけだから。
「国権の最高機関」が範を示してくれたら、学校の教室風景だって変えられるというものです。
⚫いまのところは、ココが限界らしいけど
首相の答弁を受けてか、改めてアリバイ作りかは知らないけれども、厚生労働省もなるほど「広報の強化」に努めてはいるようです。
マスクについては、屋外では原則不要です。人と近距離で会話をする場合は着用が推奨されます。屋内では人との距離が確保でき、会話をほとんどしない場合は、着用不要です。基本的な感染対策はメリハリをつけて、マスクは場面に応じた適切な着脱に努めていただくようお願いします。
— 厚生労働省 (@MHLWitter) October 7, 2022
要するに「(今や死語になりつつある?)三密」状態で会話する時だけ(!)マスク着用、ということになるのでしょう。
確かに、厚生労働省が直接示していたのは、ずっとソコまででした。
その意味で、言ってることは変わってない。
けれども、実際にはソレ以上を「お願い」し、断った場合の「不利益」をちらつかせて、事実上「強制」していた「世の中」の「みんな」を放置していたわけで。
未必の故意、確信犯を疑われても仕方ないでしょう。
だいたい、この期に及んで「推奨されます」って何?
そんな、何やら自然現象みたいな言い方をされても、困ってしまいます。
推奨しているのは一体誰ですか?
そういう無責任な姿勢が、結局「お願い」を暴走させ「いつでもどこでも」を招いたんじゃないんですか?
その意味で、やってることは変わってない。
⚫この際、過去はのことは良いから。
まあ、それは指摘しても詮無いことです。相手は前例踏襲を旨とする役所・役人ですしね。
なので、もう良いです。
ですから、ここは政治家に(!)お願いしたい。
というか強制(矯正)したい。
新型コロナが、何を犠牲にしてでも防がなきゃならないほど危険なものでないこと。
「みんな」が「いつでもどこでも」な勢いでマスクを着用する意味も必要もないこと。
その2点を認めてください。
少なくとも、
新型コロナはとにかく怖い(怖くない)、
誰も「感染」してはならぬ(そうでもない)、
マスクの着用で「感染」は防げる(防げない)、
そこら辺、科学的根拠が薄弱、あるいは曖昧模糊としたまま、大多数が納得できる「ルール」なんて作れないんですよ。
コロナの「感染」をゼロにするのと同じくらい無理なことです。
どうすることもできない過去より、
どうにかできる未来のために。
あっちの人こっちの人、責任のなすり合いは、もう沢山です。
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小・中学生はムリでも、大学生・大人は、もっとしっかりしないと。
署名したところで何も変わらないかもしれないけど、何もしなかったらもっと変わらないから。
①屋内外問わず、マスクの着用は任意であり強制ではないと公言して頂く
②屋内外問わず、マスクの着脱を、他者に強要してはならないと公言して頂く
マスクというのは任意です。しかしながら、実際は強制となってしまっているのです。例えば、マスク警察、同調圧力、入店拒否、職場に来るなと言われる、先生に怒られる、等々です。
マスクに絶対的な効果があり、デメリットがなければ、強制でもいいのかもしれません。
しかしながら、マスクに絶対的な効果があるかは不透明で、デメリットもあると多くの医者や専門家が指摘しています。
であれば、強制ではなく任意(自由)とし、各々が判断するというのが適切ではないでしょうか。つけたい人はつける。つけたくない人はつけない。そんな「当たり前」を、本当の意味で当たり前にすべきなんです。
僕たちは、強い信念を持ち、本気で活動しております。ぜひ「当たり前」を取り戻す活動にご協力してください。よろしくお願いいたします。
そもそも重症化しない世代を対象に、重症化を防ぐ効果が「期待できる(かもしれない)」からと、まともな治験を経ることなしに接種を勧奨し努力義務を課す。
我が国の「専門家」は一体誰を相手にしているんでしょうか?
厚生労働省の専門家分科会は7日、新型コロナウイルスの変異株オミクロン株で現在主流の系統「BA・5」に対応した新たなワクチンについて、無料で受けられる「臨時接種」に位置付けることを了承した。13日から接種が可能になるが、配送状況や自治体の判断で開始時期は異なる。生後6か月~4歳を対象としたワクチンも臨時接種とし、5歳以上と同じ「努力義務」を課すことが決まった。
このニュースについて、興味があり時間もあるという方はこちらを。
*第38回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
*第38回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 資料
→https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28434.html