様々な意見があるのは当たり前で。
それを自由に表現できるのは良いことで。
いろんな考えを見聞きするのだけれども、
結局、彼のことが嫌いなんですよね、ということ以外を読み取れない。
心が狭いのは、わたし? それともアナタ?
さて「国葬」とするもしないも・・・
⚫正直、どっちでも良かった(←過去形)
ワタクシ、菅直人さんが嫌いです。
東日本大震災発生のお陰で(!)違法献金疑惑追及を逃れたり、その対応の悪さで福島第一原発[被災]事故の被害を大きくしたり、さらに、その辺りを誤魔化すため法的根拠もなく浜岡原発停止を「要請」したりと、その他もろもろ、理由はいくらでも挙げられます。
でも、それでも、
一応「よりマシな制度」としての民主主義、その手続に則って職を勤めていたわけで。元首相として、一定の敬意は持ってます。
なので、ひょっとして万が一、彼の「国葬」が決まったとしたら、
政治の世界は、一瞬先は闇だと言うし。「可能性は否定できない」?
「え〜、嫌だぞ〜」くらいの感想は言うでしょうけれども、「まあ、“国”がそう決めたんなら仕方ないか」と認めてしまう気がします。
そのために、“わたしのお金”を2円ほど(2.5億円の国民一人当たり)使われたとしても、他に、彼を悼む多くの声があるなら、“2分のお付き合い”として、とりあえず納得もするでしょう。
で、安倍さんの国葬ですが・・・
⚫やるならちゃんとやれ(←現在進行形)
ワタクシ個人としては、正直、どっちでも良かったんですが、もう、正式に決めちゃったことですからね。
「やるならちゃんとやれ」が今の率直な気持ち。
国葬ならば、官公庁において弔旗の掲揚や黙祷を捧げるのは当然だろうと思います。
なのに、しない。
それどころか、個人の弔意表明を「強制」しないなんて、元々できるはずのないことを、わざわざ言ってみせる。
完全に腰が引けてますな。
コロナ対策の路線変更に関してもそうなのだけれども、何やら、岸田首相の「聞く力」が悪い方向に働いちゃっているようです。
世の中には「国葬にすることで、元首相への批判が封じられる」とか「功績だけが強調される」とか言う人もいます。
が、
いやいや、人がどうあれ、アナタはその思いを貫けば良いでしょう。
逆に、
アナタがどうあれ、ワタクシにとって、安倍さんが不世出の政治家であることに変化はありません。
そもそも、人の子である以上、毀誉褒貶は免れないのであって。
瑕疵ひとつもない「国葬に相応しい人」なんて、古今東西いるはずもない。
そんなこんなで、
本当のところ、安倍さんを好きor嫌い、の話でしかないくせに(だからこそ?)、我が国の言論空間は、例によって情報鎖国、蛸壺議論に陥ってる気がします。
その行き着く所、およそ「大人」の振る舞いとは思えないような「国葬」になってしまった場合、諸外国要人がどう受け止めるか頓着しないんですかね。
⚫故人への想いは、わたし個人のもの(←未来形)
お忘れの方も多いようなので、今は昔の(?)懐かしい(!)記事を。
安倍元総理大臣の死去を受けて、アメリカ議会上院に超党派の議員が提出していた、安倍氏の功績をたたえる決議案が20日、全会一致で採択されました。
この決議案は、アメリカの前の駐日大使を務めた共和党のハガティ上院議員が呼びかけ、議会上院の7割近くにおよぶ超党派の68人の議員が共同提案者となっていました。
記事中、決議文の文言だと思いますが・・・
「一流の政治家であり、世界における民主主義の不断の擁護者だった」
「日本の政治、経済、社会に加え世界の繁栄と安全のために消し去ることができない功績を残した」
「日米両国がこの先、何十年にもわたってパートナーとして歩んでいくための礎を築いた偉大なる友人であり盟友が、暗殺によって失われた」
・・・等々、素直に表明されてましたけどね。
もうひとつ。
こちら、残念ながら「紙」のものを手に入れることはできませんでしたが、米週刊誌「TIME」も、安倍さんの功績を讃え、弔意を表してました。
https://www.fujisan.co.jp/product/1281696691/b/2248047/
記事としては3頁、見出しだけ拾っておきます。
SHINZO ABE'S LEGACY BEYOND JAPAN
(安倍晋三が日本に残したもの)
Abe's forceful foreign plicy inspired national self-confidence in japan.
(安倍首相の力強い外交政策が、日本の自尊心を呼び起こした)
Abe's death could help realize the changes that eluded him.
(安倍首相の死は、彼が果たせなかった変化の実現につながるかもしれない)
ところで、件の銃撃事件・・・
⚫真相はどうあれ(←永遠の問)
個人的な感情を拗らせただけの殺人なのか、
政敵排除を狙った暗殺なのか、
あるいは警告含みのテロなのか。
あまりにもお粗末な警備体制やSPの失態、不自然な検死報告などが相まって、各種「陰謀」が取り沙汰されてもいます。
そのうえ、「実行犯」が某宗教団体と関わりのある人物だったことで、巷の興味が、これまた、思わぬ方(というか、ぶっちゃけ清和会:安倍派潰し)に向かっているわけで。
犯人は一番得をした人理論でいくと、だったら犯人は宏池会(岸田派)? 左翼マスメディア? グローバリスト?
ただ、そこのところも、ワタクシにとってはどうでも良いことで。
何故って、事件の真相と、ワタクシの安倍さんに対する評価と、両者の間に一寸の関係もないんですから。
というか、むしろ、
皆さん「自分は違う」からではあるのでしょうけれども、よくそこまで「安心して叩ける」もんだなあと感心してしまうくらいです。
ま、それもこれも、例によって例の如く針小棒大・牽強付会。マスメディアの「ばっかり報道」「それだけ特別扱い」の為せる技ですかね。
ともあれ、
間を置かず抱いた感情か、
四十九日を経て整理された(あるいは混乱した)理屈か、
人の心が、素直な想いが、
より多く宿るのはどっちかな、
と思う日々です。
彼女はもういないのかと、ときおり不思議な気分に襲われる──。気骨ある男たちを主人公に、数多くの経済小説、歴史小説を生みだしてきた作家が、最後に書き綴っていたのは、亡き妻とのふかい絆の記録だった。終戦から間もない若き日の出会い、大学講師をしながら作家を志す夫とそれを見守る妻がともに家庭を築く日々、そして病いによる別れ……。没後に発見された感動、感涙の手記。
生活と信仰、政治と宗教、いずれも論じだせば切りが無いのだけれども。
ワタクシ個人としては、後で(!)騙されたと気づいても、その刹那(!)幸せだったんなら仕方ないよね、と思わないでもない。
そして、そういう人の弱さを突くのは旧統一教会に限らない。
元々「宗教」は、そして、今日では「科学」すらも、信じることで救われる(そして、後で騙されたと知る)ものだったりしますからね。
実際、政府もマスメディアも同じことをしてきたし、今もしている。
「朝日新聞社から旧統一教会についてのアンケートが来たので以下の通り回答しました」として、豊橋選出の愛知県議会議員さんが、こんなことを書いてます。
(設問18までは一問一答。興味のある方はリンク先を見てください)
設問19.政治と旧統一教会に関するご意見や、問題があると思う議員の行為などの情報があれば、ご記入ください(この欄については匿名を希望される場合はその旨記入してください)。
私はこれまで旧統一教会と一切関係のない議員だと自覚している。弁解すべき感情が微塵もない中で以下の通り所感を申し上げたい。
旧統一教会が違法なら法で裁かれるべき。違法とは言えないが、問題があるのならその問題を是正すべき法律を憲法(信教の自由)に触れないよう作るべき。それらがなされていない今の段階で、旧統一教会に電報を送っただの、あるいは集会に参加したなどと政治家をメディアで吊るしあげてみても、その行為は単に当該政治家の説明責任を問うだけで旧統一教会の問題性は何も変わらず、今後も旧統一教会により泣かされる人が減るわけではない。
本質は『違法とは言えないが問題のあるもの(団体)』それ自体が今後も放置されて良いのか否か、を論点とする事だと感じる。
統一教会以外にも『違法とは言えないが問題あるもの(団体)』はたくさんある。他の霊感ビジネスはもとより、ネズミ講しかり、催眠系商法やデート商法などもあれば、普通と思われている宗教団体でさえも戒名一つで何百万円もの請求をされるケースがあると聞く。また、どの社とは言わないが、訪問販売的に自宅に訪れて何ヶ月も先まで新聞契約を結ばせ、途中で辞めたいと言うとクーリングオフ期間が過ぎているからダメだと居直る悪質新聞販売店(これが天下の○○新聞のやり口か?と私自身が身をもって体験した経験あり)もいるが、マスコミからそう言う報道を今まで聞いた事がない。これらの陰でどれだけの泣いている市民がいることかと思うと胸が痛む(金額の大小でなくアコギな商法か否かが本質)。
確かに『違法とは言えない問題あるもの』を思い浮かべるとき、旧統一教会は紛れもなくコレに該当するのであろうと思う。しかし、それは全体の一部に過ぎない。さまざまな問題あるものの陰で泣いている市民がいることをマスコミは取り上げるべきではないのか?であればこそ、是非この際、マスコミ各位には旧統一教会を含めた多くの『違法とは言えない問題あるもの』を市民の前に詳らかにして、そこと関わっている政治家はだれか?ではなく、どんなアコギなやり口で市民を泣かせ、なぜ違法性がないとされて裁けないのか、ではどうすべきなのか?についてを政治家に厳しく詰め寄ることで世に問題提起していただきたい。
勿論、私自身も政治家の端くれとして問題を世に訴え、私なりに解決策を考察してみるつもりでいる。しかし、マスコミ各位には私が地元の街中で街頭演説をする何万倍以上の世に対する訴求力がある事を改めて自覚され、本来の社会的役割を果たされることを期待する。
本質を見抜けぬ議員は選挙で淘汰されると肝に銘じている。同じように本質に焦点を当てぬマスコミも近い将来、ネットに淘汰されると感じる。老婆心ながら。
以上。
設問自体に匿名・密告を求めてるようなところもあって「朝日新聞どうなのよ?」って感じですが、ともあれ、中村さんの仰ること、過不足なく、ワタクシの考えていることとほぼ同じです。
中村竜彦さん、素晴らしい。
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人目とか、世間とか、あるいはマスメディアとか、そんなものに考え方や生き方を左右されてたら、命がもったいないよ。
こちら、ホント、人生色々だなって感じで面白かったです。
「人生は決して楽ばかりではない。だけど言い換えれば、そのしんどさ自体が生きている証拠でもある。悲しみがあるから喜びの値打ちがわかるように。人生はいつだってプラスとマイナスの両方でできている。おばさんになった私は、そう実感している。大丈夫だよ、生きていていいんだよ。誰かの心の小さなトゲを、たとえひとつでもいい、抜いてあげることができたなら、それもまた私にとって今まで生きてきた意味だとも思える。」(まえがきより)
大ヒットアニメ・エヴァンゲリオン『残酷な天使のテーゼ』などの作詞で知られている及川眠子が、生きづらさを抱えているすべての女性に贈る人生の処方箋。及川眠子流の人生哲学が詰まっており、ジェーン・スーさんも大絶賛の1冊です。
第一章 「人生」が楽になる大事なお話
第二章 「恋愛」で疲れたときの大事なお話
第三章 「仕事とお金」で失敗しない大事なお話
第四章 中村うさぎ×及川眠子 対談
《インスタ映えしない人生。だから楽しい》