内閣感染症危機管理庁、感染症対策部、「日本版CDC」・・・もう、それはそれで良いからさ。だったらいっそ、仕事初めとして「新型コロナは“質の悪い風邪”でした。そして“普通の風邪”になりました」宣言を。いつでも。今直ぐにでも。是非。

 

 

 

いやもう、ワタクシ自身の中では、完全に終わってて。

 

ホント、どうだって良いです。実際、何度「どうだって良い」と言ったか分からなくなってます。

 

何の話か、改めて説明するのもバカバカしいほどに。

 

 

が、世の中的には、そうでもなく続いているようで。

 

厚生労働省や文部科学省が(場面限定とはいえ)「必要ない」と言い「通達」を出しているのに。学校現場では「指導している」はずなのに。

 

これまた、何の話か、いちいち解説するのもアホらしくなるくらいに。

 

 

結局、何もかも、大人が「変われない」からなんだよね、と思います。

 

でもってそれは、誰よりもまず、岸田首相その人が「止められない」(方向転換することで支持率落としたくない)からなんだよね、ってことなんでしょう。

 

 

⚫岸田首相記者会見より

 

 こうした取組の結果として、緊急事態宣言を回避しながら、感染拡大防止と経済活動の維持を両立させることができました。しかしながら、世界では新たな変異の報告もあるなど、まだまだ気を緩めることはできません。「平時への移行の道を慎重に歩んでいく」という基本方針を堅持しつつ、一日も早く皆さんが日常を取り戻せるように努力を続けてまいります。

 

 

「新たな変異の報告もある」と仰るその「世界」において、新型コロナはほとんど終わった話になってて、気も政策もユルユルになってるように思うんですけどね。

 

というか、変異株の発生は、そりゃ何時まで経っても決してなくならないわけで。

 

「慎重に」と言ってるその間に、中・高生のアオハルが削られ、幼児・小学生の心身が傷んでいるんだけどなあ、と。

 

つい、そのように憤ってしまうワタクシ自身も、やはりやられてます。心穏やかでいられません。

 

ワタクシが日常が取り戻せるように、と仰るのなら、首相は、要らん努力を続けるんじゃなくて、新型コロナに関するアレヤコレヤ、何もかもきっぱり止めてもらいたいところです。

 

 

 最後に、新型コロナを乗り越え、平時に近い経済社会を取り戻すという観点から、2点、申し上げます。
 

 1点目に、観光の国内需要の創出です。新型コロナの影響が長引く中、4月から順次地域ブロックを対象とした観光需要喚起策を実施してきました。新規感染者数は全国的に減少傾向にありますが、地域によって感染状況に差があり、依然として警戒局面にあります。水際対策において6月1日から入国者数の拡大、10日から観光目的の入国再開を行ったところであり、これらの影響を含め、6月中の感染状況を見極める必要があります。その上で、感染状況の改善が確認できれば、7月前半より地域観光をより一層強力に支援するため、地域観光事業支援について、全国を対象とした観光需要喚起策を実施いたします。

 

 

だから・・・

 

本気で観光需要喚起・地域観光事業支援をしたいのであれば、新規感染者数(検査陽性者:遺伝子断片が見つかったというだけの人)は気にしない、何なら、無症状者の検査は止める、と言えば良いんであって。

 

超絶個人的見解ではありますが、マスク云々の注意書きやらアナウンスやらがあるうちは、ワタクシ、(目も耳も良いので。そして、見えるもの聞こえるものが気になる質なので)わざわざそういうところに出向こうとは思わないですよ。

 

 

 2点目に、感染症危機への備えを強化します。本日の有識者会議の報告を受け止め、昨年の総裁選でお約束したとおり、国・地方が医療資源の確保等についてより強い権限を持てるよう法改正を行います。
 

 医療体制については、11月の「全体像」で導入した医療機関とあらかじめ協定を締結する仕組みなどについて、法的根拠を与えることで更に強化いたします。地域の拠点病院に協定締結義務を課すなど、平時から必要な医療提供体制を確保し、有事にこれが確実に回ることを担保します。保健所や検査の体制、ワクチン、医療物資の確保なども強化します。
 

 そして、こうした枠組みを迅速かつ強力に実行するため、司令塔機能を強化いたします。まず、内閣官房に新たに内閣感染症危機管理庁を設置し、企画立案・総合調整の機能を強化、そして、一体化いたします。厚労省における平時からの感染症対応能力も強化いたします。各局にまたがる感染症対応・危機管理課室を統合して、感染症対策部を新設いたします。あわせて、生活衛生関係の組織を見直し、医療行政への重点化を図ります。
 

 さらに、科学的知見の基盤となる専門家組織も一元化します。国立感染症研究所と国際医療研究センターを統合し、厚労省の下にいわゆる「日本版CDC」を創設します。平時から、感染症対策部と「日本版CDC」、そして、関係自治体が一体的な連携関係を築きます。
 

 このように、平時における機能強化を図った上で、有事においては、厚労省の感染症対策部を始めとして、物資調達や広報等に当たる各省庁の職員を内閣感染症危機管理庁の指揮下に置き、総理大臣のリーダーシップの下、一元的に感染症対策を行ってまいります。こうした方向性に基づいて、最終調整を進め、明後日のコロナ対策本部において正式に決定したいと考えております。

 

 

何というのか「つまりはソコですか」と。

 

そりゃ確かに、この2年あまりを振り返れば、首相と、厚生労働大臣と、専門家会議・対策分科会会長と、役割分担しているように見えて、その実、意思・方針不統一、責任分散・転嫁、支離滅裂・辻褄合わせの連続だったわけで。

 

今後のために、そういうところを正すのは必要なことではあります。

 

けど「急いては事を仕損じる」とことわざにある通り、これまでの成り行きを徹底検証することなく、ただ、何となく気分で(!)器に変更を加えれば良い、というものでもないでしょう。

 

 

当然、というか一応、そういった主旨の質問は出ました。

 

 

記者)
 朝日新聞の池尻です。よろしくお願いします。

 

 新たな司令塔である内閣感染症危機管理庁についてお聞きします。設置へのスケジュール感や、トップが誰かなどの組織体制など、検討している範囲で教えてください。
 

 また、有識者会議の議論が僅か1か月しかなかったのですが、こうした新組織の必要性や実効性はきちんと精査できたのでしょうか。総理のお考えを教えてください。

 

(岸田総理)
 司令塔機能の強化について御質問いただきましたが、まず有識者会議、僅か1か月の議論だったという御指摘がありましたが、感染症対策の司令塔機能の強化は、私自身、昨年から再三申し上げてきたところであり、昨年来、様々な思いをめぐらせてきました。その中で有識者会議の皆様方には5回にわたって濃密な議論を精力的に行っていただいた。そして、本日報告書を頂いた。その中で、次の感染症危機に備えて一元的に感染対策を指揮する司令塔機能の整備が必要であるという報告を頂いた。こういった次第です。

 

 報告書の中にありますように、感染症危機管理は平時から有事に備えておく、これが大変重要であると指摘されています。内閣官房に内閣感染症危機管理庁を設ける。そして、平時から万全の体制を整えて、いつ緊急事態が生じても対応できる、こうしたことにしていく。そして、平時において厚生労働省の中にも感染症対策部を設置していく。そして、専門家の組織である2つの組織を一元化して「日本版CDC」を新設しておく。こうした体制を作っておき、そして、有事になった場合には、内閣感染症危機管理庁の下に感染症対策部を始めとする物資調達、あるいは広報に関わる各省の職員を一元化して指揮下に置く体制を作っていく。こうした有事と平時、それぞれめり張りを利かせた体制を作ることを考えた、こういったことです。是非こうした体制を平時からしっかり用意しておくことによって、次の感染症拡大を始めとする更なる危機に対して迅速に、機動的に対応できるように体制を作っていきたいと思っております。
 

 以上です。

 

 

えっと、禅問答?

 

「昨年から再三申し上げて」「昨年来、様々な思いをめぐらせて」「有識者会議の皆様方には5回にわたって濃密な議論を精力的に行っていただいた」から、新組織の必要性や実効性は「きちんと精査できた」と?

 

いや、そりゃ、さぞかしスゴイ言葉で、思いで、会議だったんですね。

 


 

首相が言ってきたことをここで振り返るのは面倒ですし、思いをめぐらせてきたことは知りようもありません。

 

なので、ここでは、5回にわたる「濃密な議論」の中身だけ、見ておきましょうか。

 

 

⚫新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議

 

設置根拠と開催状況はこちらになります。

 

 

 

 

で、会議の趣旨と構成員。

 

 

 

新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議の開催について

 

 

古市憲寿? の、ことはまあ良いとして・・・

 

つまり、

 

① 新型コロナウイルス感染症発生以降これまでの、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく対応や、保健・医療の提供体制の構築の対応等の整理及び評価に関する事項 

 

② 上記の対応に係る中長期的観点からの課題の整理に関する事項

 

について、意見を求める会議、ということです。

 

 

したら、実際の会議はどんなもんだったかというと・・・

 

 

◆第1回:90分、会議運営に関する決定、事務局説明、意見交換

 

 

第1回資料(議事次第、資料1~3)(PDF/726KB)

 

 

◆第2回:120分、経済団体との意見交換、地方団体との意見交換

 

 

第2回資料(PDF/5.39MB)

 

 

◆第3回:120分、医療関係団体との意見交換、専門家との意見交換

 

 

 

第3回資料(議事次第、資料1~2-1)(PDF/2.03MB)

 

 

◆第4回:120分、これまでの議論を踏まえた検討課題の整理

 

 

第4回資料(PDF/6.84MB)

 

 

◆第5回:90分、これまでの議論の取りまとめについて

 

 

しめて、540分=9時間。

 

「意見交換」して、そこから「検討課題の整理」、でもって「取りまとめ」へと。

 

さて、これは、「も」か「ぽっち」か。

 

はたして「濃密」なのかな?(反語)

 

 

各回における資料等が、その場で提出され初見だったのか、前もって配布され読み込まれていたのか、それによって「意見交換」の密度は違ってくるとは思いますが、どうだったんでしょう。

 

 

お気づきの方もいらっしゃるでしょうけど、第4回の折りには、資料として、

 

新型コロナウイルス感染症対応について(案)

(保健・医療の提供体制や新型インフルエンザ等対策特別措置法の運用等を中心とした政府のこれまでの取組~2019 年 12月末から 2022 年 5 月まで~)

 

が既に用意されていて、

 

第5回では、こちらも、

 

新型コロナウイルス感染症へのこれまでの取組を踏まえた次の感染症危機に向けた中長期的な課題について(案)

 

が準備されています。

 

なるほど「濃密」だったんだ!(皮肉)

 

 

ま、役所の会議なんて大抵そういうもんで、事務方が用意した資料を元に、シャンシャンでしょ、なんて野暮は言いっこナシですよ。

 

 

⚫2つの「報告書」

 

ということで、こちら、目出度く「5回にわたって濃密な議論を精力的に行って」出来上がった2つの報告書です。 

 

あくまでも有識者のみなさんが「意見交換」を通じ、国民の要望を踏まえて出したものであって、事務方(官僚)が用意した「(案)」の字を消しただけなんでしょ、なんてことは、口が裂けても言ってはいけません。

 

 

その1

 

「① 新型コロナウイルス感染症発生以降これまでの、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく対応や、保健・医療の提供体制の構築の対応等の整理及び評価に関する事項」についての意見ですね。

 

ここでは、表紙と目次だけを。

 

 

 

中身に興味のある方は、リンク先をご自分でじっくり読まれたら良いかと思います。

 

 

と言いつつ、せっかくなんで「第5章 ワクチン」から図を1つだけ。

 

思うに、ここから「ワクチン接種による感染予防効果」を読み取れちゃうという方々は、きっとワタクシにはない素晴らしい超能力をお持ちなのだろうなと。

 

ついでに言うと、新規陽性者数(実のところ検査件数に左右される)に比した重傷者数の少なさも、ワクチン効果なのか、もともと弱っちかったウイルスがさらに弱っちくなったからなのか、本当のところ不明だと思うんですけれども。

 

 

別添 新型コロナウイルス感染症対応について(PDF/6.46MB)

 

 

 

その2

 

「② 上記の対応に係る中長期的観点からの課題の整理に関する事項」についての意見ということになりますか。

 

こちらも、表紙と目次を。

 

 

 

中身に興味のある方は・・・以下同文で。

 

締め部分だけ引用しておきます。

 

 

4.終わりに

 

 新型コロナウイルスによる感染は終息していない。今回の検証は、司令塔機能の強化や、感染症法のあり方、保健医療体制の確保などに重点を置いて実施したが、今後とも社会経済財政への影響、財源のあり方、施策の効果などについて多面的に検証が行われ、的確に政策が進められることを求めたい。 

 

 そして、いつ来るともわからない次なる感染症危機に向けて、危機管理における事態準備行動(プリペアドネス)の考え方に立って十分な準備ができるよう、本報告書が指摘する課題への対応を時間軸も含めて整理し、今般の取組の成果と反省の下に、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図り、国民が安心できるような中長期的な対応の具体策を策定すること、そして政府行動計画を定期的にレビューするのはもちろんのこと、PDCA サイクルを回しながら着実に進めることを求めたい。

 

 

一般論としては、全くそのとおり、非の打ちどころがないお役所文書です(褒めてる、のかな?)。

 

新型コロナウイルス感染症へのこれまでの取組を踏まえた次の感染症危機に向けた中長期的な課題について(PDF/502KB)


 

とはいえ、個人の感想レベルでツッコミを。

 

 

新型コロナウイルスによる「感染」は、何したって終息しません。

 

「プリペアドネス」をカッコ書きする必要があるんですか。

 

「PDCAサイクル」云々くらいは良いとしても、だったら、この報告書ができあがるまでの経緯自体をもその対象にしてほしい、かなと。

 

 

ここで整理しておきますと、

 

この方向性について、6月15日、午前中に有識者会議があって、同日夜記者会見。ただし、そこで触れられた内容が正式決定したのは6月17日の対策本部です。

 

 

⚫新型コロナウイルス感染症対策本部:10分

 

つまり、全ては予定調和のうちに粛々と。

 

有識者会議が提出した「(案)」を「政治」が覆すなんてことは、まずありえないというね。

 

うん、ま、良いんだけれどもさ。

 

 

 

 

新型コロナウイルス感染症対策本部(第93回)資料

 

 

 

新型コロナウイルス感染症に関するこれまでの取組を踏まえた次の感染症危機に備えるための対応の方向性(令和4年6月17日対策本部決定)

 

 

 これまでのところ、国際的に見ても新型コロナウイルス感染症により亡くなった方は、人口比で見ればOECD諸国の中でも非常に少なく、WHOの分析によれば他の死因も含めた超過死亡は新型コロナ以前と比較すればむしろ減っている。

 

 

いやいや。

 

前段は、まあ、そうかも知れないけれども、それは政府の対策にではなく、多くの国民がもともと持っていた(一般)コロナに対する免疫記憶によるものではないかと。

 

後段は、率直に言って、ウソでしょう。2020年はそうだとしても、21年は違うし、22年に入って、とんでもなくなってきてますし。

 

 

 

 

 

 

「器」に限らず、必要に応じて変えていくのは当然ことです。

 

けれど、緊急緊急と言い続けていつの間にか2年半におよんだ、此度の種々諸々不手際が、ただ器の不備によるものだったかと聞かれれば、それは違うだろう、と答える人の方が多いように思います。

 

何をするのもしないのも、結局は「人」であるわけだし。

 

具体的な法整備はこれからだけれども、例えば、今後トップになる「感染症危機管理監」があの人やその人だったとしたらと、想像するだけで頭がクラクラしませんか?

 

 

危機においても、

 

「分かっていること」と「分かっていないこと」とを説明できる、

 

「いつまで」「どこまで」といった指針を示せる、

 

「こうなったら終わり」という展望を語り、

 

何より、

 

責任追及を恐れず「これで終わり」という決断を下せる、

 

そういう人を育て、

 

キープしておくことが重要なのではありませんか?

 

 

けれど、現状、

 

政府と官僚組織にしてみれば、

 

新型コロナウイルスそれ自体ではなく、

 

新型コロナウイルス感染症対策による「禍」がどれほど大きかったとしても、

 

そしてそれが、今現在も、我が国においてのみガラパゴス的に続いているとしても、

 

自らの権限拡大に資するならば全く痛痒を感じることはないようで。

 

もちろん、本当に国民の健康と幸福を望み、そのために仕事をしている人もいると思う。けれど「みんな」や「ご時世」に逆らうのはやはり難しい。そこは庶民と同じなんでしょう。

 

 

マスメディアにおいても、

 

現政権を叩くことで野党支持が増えるならともかく、

 

むしろ高市さんや安倍さんに風が吹くことを嫌っているのか、

 

やたら岸田さんに優しいし。

 

もちろん、本当に世界の平和と我が国繁栄のためと信じて報道に携わっている人もいると思う。けれど「売上」や「スポンサー」から自由にはなれない。それは他業界でも有り得ることでしょう。

 

 

そんなこんなで、

 

世は並べて事もなし。

 

マスク着用の「お願い」は続く。

 

 

そしてマスク3分限界のワタクシ、

 

愛知県美術館ミロ展もパス。

 

電話で、今でもマスク着用ですかと問い合わせたら、そう「お願い」しているとの答えでした。

 

興味あるんだけどなあ。

 

 

 

 

 

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こちら、件の「報告書」から、ワクチン1日当たり接種回数。

 

2021年5〜7月、2022年2月〜3月が、接種の多い時期でした。

 

 

 

 

で、こちらは、週ごとの超過死亡(2022年2月まで)。

 

 

どう受け取るかは、人それぞれで。

 

 

参考までに、死因別。新型コロナウイルス感染症以外(2021年11月まで)。

 

 

死亡者増が新型コロナによる、なんていうのは、はっきりと嘘ですね。

 

 

同じく、老衰(2021年11月まで)。

 

 

死因が特定できないと「老衰」扱いになることが多いそうです。

 

 

同じく、自殺(2021年11月まで)。

 

 

何を読み取るかは、それぞれで。

 

ただ、’20年後半から’21年前半にかけて、この頃、専門家や政治家が何を言っていたか、思い出し、記憶に留めておきませう。

 

 

 

 

 

こちら「緊急事態条項」についての過去記事。もう、半年も経つのか、です。

 

 

そもそも「緊急事態」とは何ぞや、というところに、ある程度の合意が必要で。

 

2020年初頭から春先にかけて「新型コロナウイルス」が全くもって正体不明で先行き不透明だった折の、最初の緊急事態宣言は、まあ、分からないでもない。

 

けれど、その後については、もう、全然必要のないものだったと思います。

 

 

結局、緊急事態宣言と、それに伴う様々な措置によって「得をする」人がいた、ということでしょう。

 

と言うか、およそ省庁・役所というところは何か新しいこと(それには必ず予算が付く)を始めると、それをやめることはほとんどない、というものでして。

 

そこに、一方で政治家がくっつき、もう一方で企業がひっつくというね。