ニーチェ風に言えば「科学は死んだ」。もはや理論も根拠もない。あるのは「気」だけ。空気、雰囲気、あるいは、やってる気・・・
前略・・・
あーもう、岸田さん、
施策との「因果関係は評価できない」のにも関わらず、デルタ株の感染爆発で支持率落として退陣を余儀なくされた菅さんを見てて・・・
何か変な方向で学習しちゃったのかな?
・・・って思います。
⚫ 広島、山口、沖縄に「まん防」適用。
一体、何処の誰の考えを「聞く力」がそうさせたのか知らないけれど、広島、山口、沖縄県知事に言われるがまま、またまた「まん防」適用するんだそうで。
こちら、その決定に先立つ6日の記者会見から。
おっしゃるように、いろんな考え方はあるんだと思いますが、オミクロン株については、現状まだ十分に実態が把握されていない部分もあるわけですから、基本的には慎重の上にも慎重を期す、最悪の事態を想定する、そういった考え方に基づいて対応することが緊急事態に対する基本的な考え方であると、私達はこうした厳しい状況に対して対応する基本的な考え方であると思っています。
まあ、確かにね、「十分に実態が把握されていない」なんて言われれば、そうかも知れないですけれども。
内閣総理大臣というのは、その「考え方」が、ご自身のみならず、広く国民全てに影響を与える立場にあるわけで。
ならば、既に明らかになっていることから類推する、ということだって必要なわけで。
とりあえず、オミくんとの付き合いで先行している南アフリカの数字を、よ〜く見てくださいよ。
自分で言うのもなんですが、ワタクシ、素直な性格なもんで・・・
実際、凄い勢いで「感染者」がバーンと増えました。
増えましたけど、早くもピークアウトの兆しあり。その間、死亡者は案外少なく済んでますね。
・・・というふうにしか見えないんですけど。
「専門家」には別の「物語」が読めちゃうのかしら?
あ、ちなみに言っておくと、彼の国のワクチン接種率、2回済の人は30%いってないですからね(グラフの時間軸、上の2つと違いますのでご注意を)。
だからさ「慎重の上にも慎重を期す、最悪の事態を想定する」って言うなら、それはオミクロン株に対してだけではなく、例えば・・・
マスクの常時着用による肉体的な弊害とか、各種行事・大会等中止で受ける精神的ダメージ、トラウマとか、営業時間短縮や酒類提供禁止がもたらす売上減・生活困窮とか、ワクチン接種の長期的影響とか、
・・・そういうことに関しても想像力を働かせてほしいんですけれども。
一体全体、それらに関しては「十分に実態が把握されて」いるんですかね。
「神様」に与えられ備わっている「免疫」の仕組み、その如何程を人間ごときが理解していると言うのでしょう。
岸田さんはね、初手から「慎重を期す」「想定する」のみならず、それこそ「ゼロ・オミクロン」政策をいきなり実行しちゃったわけで。
国のトップがそうなんだから、ウイルス検査やワクチン接種や感染予防グッズ販売、粗情報乱造して稼いでいる有象無象がそれに便乗しようとするのは当然のことで。
⚫ PCR検査が生み出す幻影・・・
そういう人達は、昨年11月に提示された(0を含めた5段階の)感染「レベル」分類なんて関係なく、理論で動いているわけでもないんで虚しくなるんですが、
それでも一応「まん防」適応3県の「新規感染者数」を見ておきましょう。
死亡者数は少なすぎて(!)グラフを示す意味がありません💧。
○広島県
○山口県
○沖縄県
(以上、グラフはグーグル検索から)
3県の知事(とマスメディア)は、これら「新規感染者」数だけ連日挙げてビビらせて、まんまと「まん防」適用申請に持っていったわけだけれども、
いずれも、反基地・反米に利用している気配ありありなんだけれども、
いや、だから、オミくんでは、死亡者はそんなに増えないんですって。
てか、もう百万回くらい言ってますけど、そもそも・・・
検査陽性は「感染している」と違いますから。でもって「感染させる」とはもっと違いますから。
こちら、前にも紹介した気もしますが、厚生労働省の人が国会でそう認めてます。
御指摘のとおり、PCR検査の陽性判定は必ずしもウイルスの感染性を直接証明するものではございません。
PCR検査の陽性判定イコールウイルスの感染性の証明ということではないということでございます。
(第203回国会 参議院 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第3号 令和2年12月2日 発言№110・112)
もうひとつ。
こちらは、PCR検査導入の仕掛け人とも言うべきドロステンさん(ドイツにおけるファウチさん、あるいは尾身さん的立ち位置の人)、2021年2月17日のインタビューから。
アストラゼネカ製ワクチンの効果に関するものですが、接種によってこんなにウイルス量が抑えられるよ、という文脈でこんなことを言ってます。
Der liegt auch wieder so im Bereich zwölf bis 28 Tage nach der ersten Dosis und auch hier ist wieder eine Ct-Wertverschiebung von 25 auf 27 ungefähr, 27, 28 zu sehen. Und das ist ein Bereich, da ist nach unserer Einschätzung wirklich die Infektiosität zu Ende. Wenn man so eine Patientenprobe sieht und man würde fragen, ist der Patient noch infektiös, da würde ich sagen: Nein, das ist jetzt langsam nicht mehr ein infektiöser Bereich. Das kann man korrelieren.
*テキトー意訳
これも初回投与から12〜28日後の範囲であり、ここでもCt値は25から27程度、27、28といったところです。この範囲では、感染力は本当にぎりぎりあるかないかだ、と私たちは考えています。このような患者さんのサンプルを見て、「この患者さんはまだ感染力があるのか」と言われたら、私はこう答えます:いや、これはもう感染の可能性はない。そのように評価することができるのです。
と、まあ、そんなわけで、
世に言う「感染者数」が、ことにCt値40以上のPCR検査による数字が、実体の伴わないものであることくらい、ほんの僅かでも自分で調べ考える人にとっては公然の秘密、いや周知の事実です。
我が国の現状、遺伝子の断片、たった5コピーで病人扱いですからね。
そりゃ医療逼迫も起きるだろう、てなもんです。
何だろう、それは・・・
血液中ほんのわずかでもブドウ糖が見つかれば糖尿病で入院、血管壁に少しでも圧力がかかれば高血圧で入院。
・・・と言っているようなもの?
インスリンがどれほど頑張っても血中糖分ゼロにはなりませんよね。
血圧ゼロにしろなんてナンセンスです(というか血圧ゼロなら死んでるし)。
コロナみたいな弱っちいウイルス(その分感染力が強い)がゼロになるのは、生物が全て死に絶えた時ですよ。
なのに、未だに「感染者」数だけで右往左往。
一体、どこまで初心(ウブ)なの?
メーテルさんを卒業できない鉄郎くんなの?
新型コロナウイルス感染「症」なんですから、検査結果だけじゃなく、ちゃんと症状見ましょうよ。
⚫ 新規感染者急増、その実体は?
ということで、改めて3県の感染状況、その中身も見ておきましょうか。
○広島県
陽性者数、死亡、療養解除者数(退院等)は累計なので置くとして、
1月8日現在、入院してるのは137人(うち、重症者数:1人、中等症者数:7人)。つまり、宿泊療養、施設療養、自宅療養・自宅待機の合計956人は基本的に軽症・無症状ってことになりますね。
○山口県
1月8日現在、軽症・無症状171人を含めた入院者数で204人。重症は1人です。
○沖縄県
こちらも、累計陽性者、死亡退院、回復(退院等)は置くとして、
1月8日現在、入院しているのが233人、重症は0人。
で、入院・療養等調整中を除く、宿泊施設療養中、自宅療養中、入院勧告解除確認中の人は軽症・無症状なのでしょう。その合計1,993人です。
以上3県、検査陽性者の区分や入院・療養等、対応はそれぞれなんですが、いずれにせよ、軽症・無症状者については、さしあたり、特に危険はないわけで(風邪で寝ている、大事をとって休んでる、様子を見ている、くらいのもの)。
ワタクシとしては・・・
こんなんで「まん防」?
・・・と言う(というか笑う?)しかないんですけれども。
まあ、国のトップが、アレだから、自治体のトップもソレなんでしょう。
とは言え、首相や知事について、どう評価するかは、人それぞれで。
⚫ 別の道を行くトップも!
ちなみに、我が国とは事情も状況も違いますが(あちらの方が、よほど大変)、英国のトップはこういう姿勢だそうです。
英国では先月末以降、1日当たりの新規感染者が15万~20万人前後の高水準で推移。一方、死者や重症者は1年前のピーク時に比べ抑えられている。ジョンソン首相は4日、「(現行の態勢で)オミクロンの波を乗り切れる」として、人口の大半を占めるイングランドで当面、新たな行動規制を導入しない方針を表明した。
英国の行動規制が現状どの程度なのか分からないので判断しにくいんですが、これはこれで「慎重の上にも慎重を期」している、と言えるんじゃないでしょうか。
とは言え、ジョンソンさんについて、どう評価するかは、人それぞれで。
トップが云々という話であれば、この方を忘れてはいけません。
泉大津市長、南出 賢一さん。
以前から、ワクチン推奨一辺倒でなく、市民に対し、それぞれがリスクとベネフィットを冷静に考えて接種するか見合わせるか決めるよう促してます。
【メッセージ概要】
■未成年者への接種判断は慎重に
■厚生労働省 第74回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会での資料を基に説明
■市でもワクチンの副反応と思われる症状などの相談を受け付けを行っています。
いや、素晴らしい。
愛知県知事、豊橋市長にも見習ってほしいですな。
それに比して(いや、ホントは比すべき対象ではないんですが)、こちらの「専門家」さんは、未だにこんなことを仰ってます。
これは、過去にワクチン接種や新型コロナウイルスへの感染によって得られた免疫は、オミクロン株への感染を防ぐ効果が低いことを意味します。
2回のワクチン接種を完了している人、過去に新型コロナに罹ったことのある人もオミクロン株に感染しうるということを知っておきましょう。
ただし、ワクチン接種や過去の感染によって得られた免疫が全く役に立たないということではなく、オミクロン株で多くの人が軽症で済んでいるのはワクチン接種や過去の感染によって得られた免疫の効果が理由の一つとして挙げられます。
まだ2回のワクチン接種を完了していない人は、ぜひ今からでもワクチン接種をご検討ください。
一読、何となく言いくるめられてしまいそうになるのだけれど。
じっくり全体を読むと、この方「言ってることとやってることが」以前に「言ってることと言ってることが違う」の典型ですよ。
こういう記事を、一般的には「牽強付会」「支離滅裂」と評するのです。
というか、もう、コレに限らず・・・
ワクチン激推し、“ワクチン・検査パッケージ”積極活用派の理論は、ことごとく崩壊してると言って良いでしょう。
ワタクシとしては、デルタ株、オミクロン株と変異が進むに従って死亡者が減っているのは、ワクチン効果ではなく、ウイルス自体が「弱毒化」してるからだ思うんですけどね。
ほら、冒頭触れた南アフリカの例を見てもさ。
それこそ何度も言ってますが、マスク着用も、ワクチン接種も、行動規制も、人それぞれ自己判断でやる分には構わないんだけれども、強制はいけません。
「公共の福祉」「公衆衛生」の観点から、背に腹は変えられない、ということは、そりゃ、ある「かもしれない」し、その「可能性はゼロではない」のだけれども、
実際強制するのであれば、まずは、大多数の人が納得させる論理的・科学的根拠を示さないと。
けれども現状、大多数の人が(もしくは自分が)我慢できる範囲のことだから、それは人に(自分より弱い人や弱そうな人に)強制しても良いんだ、くらいの理屈でいろんなことがまかり通ってる気がします。
でもね、世の中には、アナタができるからといって、同じことを我慢できない人だっているんです。
「死はいつか必ず訪れる。老いと同じで、逃れられないものだ」
ジョコビッチは全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)出場のため5日にメルボルンに到着した際、オーストラリアが定める厳格なワクチン接種要件を満たしていなかったとして、入国ビザ(査証)を取り消された。大会出場のため、事前に認可を受けていたとされるワクチンの接種免除が認められなかった。以来、メルボルン市内にある入国者収容施設に留め置かれている。
ワクチンに懐疑的な見方を公言しているジョコビッチは、オーストラリア国外への退去命令に対して、裁判所に異議を申し立てており、10日に審理を控えている。
で、こちら「マスクは無敵」風潮とは、ちょっと毛色の違った素敵記事。
体調を保ち、感染症のリスクをあげないために、「正しい呼吸法」が大切だ。医大前南4条内科の田中裕士院長は、正しい呼吸法のポイントを2つあげる。
・腹式呼吸(鼻からゆっくり吸って口から吐く)で深く呼吸する
・『ホ』と発音するときの舌の位置にすると舌が下に下がり、空洞ができて呼吸抵抗を少なくする
まだまだ続くマスク生活。正しい呼吸を意識して乗り切りたい。
実際、素敵記事には違いないんだけれども、いやいや「正しい呼吸法」云々言うくらいなら、マスク外せば良いでしょ、と思わないでもない。
実際、この記事を転載しているヤフーのコメント欄を見ると、「屋外は要らんでしょう」「人混みや施設内だけで」という趣旨の意見もかなり多くなってます。
うんうん。したらさ、コメント欄で言うだけでなく、実際行動にうつしましょう。
ちょっとの勇気で呼吸がラクになりますよ。
あー、もう、またコロナの話になっちゃったよ💧