神々がどんな死を僕や君にお与えになるのか、レウコノエ、そんなことを尋ねてはいけない。
それを知ることは、神の道に背くことだから。
君はまた、バビュロンの数占いにも手を出してはいけない。
死がどのようなものであれ、それを進んで受け入れる方がどんなにかいいだろう。
仮にユピテル様が、これから僕らに何度も冬を迎えさせてくれるにせよ、
或いは逆に、立ちはだかる岩によってテュッレニア海を疲弊させている今年の冬が最後の冬になるにせよ。
だから君には賢明であってほしい。酒を漉(こ)し、短い人生の中で遠大な希望を抱くことは慎もう。
なぜなら、僕らがこんなおしゃべりをしている間にも、意地悪な「時」は足早に逃げていってしまうのだから。
今日一日の花を摘みとることだ。
明日が来るなんて、ちっともあてにはできないのだから。
(ホラーティウス『詩集』第1巻第11歌)
緊張感の欠片もない 総理(&分科会会長)記者会見
先ほど新型コロナ対策本部を開催し、北海道、東京都、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県について、6月20日をもって緊急事態宣言を解除することとし、沖縄県については、7月11日まで延長することを決定いたしました。あわせて、まん延防止等重点措置について、北海道、東京都、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県を新たに対象とし、期間は7月11日までとすること、埼玉県、千葉県、神奈川県については、7月11日まで延長すること、岐阜県、三重県については、6月20日をもって終了することを決定いたしました。
真面目に聞いていた国民がどの程度いるのか知りませんが、6月17日の総理記者会見冒頭です。
我が豊橋市(愛知県)については、緊急事態宣言は20日解除されるものの、引き続き、まん延防止等重点措置対象地域となるそうで。
7月11まで「あれダメ、これダメ。あーしろ,こーしろ」な生活がまだ続くのかと(それで終わるかどうかもアヤシイけど)と思うと、ホントにもう「あー、そーですか」と言うのみでございます。
でもって、質疑応答。
「日本でマスクを外して暮らせるめどというのをどのようにお考えでしょうか」という質問に、例によって尾身さんのダラダラ節炸裂。
御質問は集団免疫についてですけれども、実は集団免疫というのは一体どういう状況かというと、これは我々専門家が考えていることを少し翻訳すると、こんなことではないかと思います。
1つは、自然に感染した人がいますよね。これは欧米なんかでは、ワクチンを接種した人と同様、かなりの数は自然にもう感染をした人、その上にワクチンを打った人がいるわけです。したがって、この自然に感染した人とワクチンを打った人、どちらかで免疫を獲得した人が、その地域の中で何パーセントということはなかなか各国の状況によっても違うからはっきりは言えませんけれども、かなりという言い方しかできませんけれども、そういう人が何らかの形で免疫を獲得し、その結果、特にマスクをしたり注意をしなくても、ふだんの生活ができるような状況を集団免疫というふうに、我々は、一般的な言葉で言うとそういうことになると思います。
そういう中で、10月、11月、今かなり政府、自治体の努力のおかげで、かなりワクチンの接種率が上がっていますよね。そういう中で多くの人が、どれだけワクチンの接種をするかは分かりませんけれども、そうすると、先ほど私が申し上げたように、多分3つのことが起こると思います。感染しても重症化が前よりも少なくなるということと、それから、もう先ほども、人々の安心感というものがある。それから、あるクラスターなんかが起きても、前よりも感染の防御がしやすくなるということがあると思います。
しかし、だからといって一方、そうなると、日本の10月、11月、かなりは行ったとしても、それで小さなクラスターが起きないかというと多分そうではなくて、小さなクラスターは時々起きる可能性がある。それはなぜかというと、特に若い人が、恐らく高齢者ほどワクチンを接種するということは、たくさんの人に打ってもらいたいと私は個人的には思いますけれども、多分、高齢者ほど接種率は上がらないということがあると思いますし、そもそもワクチンは非常に優れたワクチンですけれども、100パーセント、そういう意味では、時々あるいは、そういう意味では感染が完全に下火になってコントロールできるというのは、まだ私は早いと思います。ただし、安心感という意味で、そういう意味では、先ほど申し上げましたように、ガードを完全に下ろすという時期は、もうしばらく先になるのではないかと思います。
そんなところで、安心感はある。コントロールしやすいけれども、既に全員が、実は皆さん御承知のようにイギリスはワクチンの接種率が非常に高いですよね。しかし、そこで急にロックダウンなんかを解除すると、あっという間に新規の感染者が増えていますから、あれだけの接種率をやっても、人々の行動次第では、たまたまイギリスはまだ重症者とか死亡者は抑えられていますけれども、ともかく新規の感染者は、あれだけ行っていてもですよね。社会の行動、人々の意識あるいは政府の対応の仕方、自治体の対応の仕方ではすぐに行ってしまうので、私は、そこは、安心はするのだけれども、急に解除みたいなことはしないでやった方がいいと思います。
スミマセン。何が言いたいのか、というか、何を言っているのか分かりません。
ワタクシ、人様の言うことは、その真意を掴むよう、真剣に聞く方だと自負しておりますが、これはもう、さすがに、そういうこちらの意志を砕くために、こういう語り(騙り)をしているとしか思えません。
いや、それでも、理解したい、という奇特な方は、全文をご確認ください。
で、こちらは、記者会見に先立つ「第69回新型コロナウイルス感染症対策本部」に示された資料(中身は読まなくて良いです。いえ、一応読んでも良いです)。
事務方から「案」として出され、シャンシャンと了承されたものと思われます。
新型コロナウイルス感染症対策本部(第69回)
→https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/sidai_r030617.pdf
「令和3年6月21日以降における取組」として、
1、飲食対策の徹底・人流の抑制
2、ワクチン接種の円滑化・加速化
3、検査・サーベイランスの強化
4、水際対策を含む変異株対策
5、医療提供体制等の一層の確保
の5つを挙げてます。
これまた「あー、そーですか」ですな。というか「5、医療体制等の一層の確保」って「まだ、ソコ?」ですわ。
てか、何で5番目なんですか?
こういうのって、順不同なんですか?
新型コロナウイルス(武漢ウイルスでも、中国ウイルスでも、中共ウイルスでも、皆さんそれぞれ、好きに呼んだら良いと思います)で騒ぎ出してから、もう1年半ですよ。
「人流」とか「ワクチン」とか「変異株」とか、何なら「一層」とかいう言葉を混ぜ込んでやってます感出してますが、まさに、十年一日。旧態依然。
ひたすら呆れるばかりです。
ついでながら「サーベイランス」なんてカタカナ語使って煙に巻くのも止めてもらいたい。調査・監視と日本語で言えばいいのに。専門家っぽいところを見せたいのかな?
アナタ何様? 「専門家有志」による提言・記者会見
で、その尾身さん(とその仲間たち)ですが、上の総理記者会見とは別に、翌18日「専門家有志」として提言書を作成、記者会見を開いたそうです。
2021年6月18日、政府の新型コロナウイルス感染症対策に助言をしてきた尾身茂氏ら感染症の専門家有志が、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会、政府等に、大会開催に伴う感染拡大及び医療逼迫を招かないための提言書を提出しました。
→https://note.stopcovid19.jp/n/n60ff3720a61a
とのことで。
その「骨子」はこんなです(これも読まなくて良いです。一応読んでも良いです)。
いやいや、ちょっと待って。
尾身さん、政府「新型インフルエンザ等対策閣僚会議」に置かれた諮問機関である「新型インフルエンザ等対策有識者会議」、のその下に設置された「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の会長、ですよね。
そういう肩書があって、そういう立場にあって、それで何で今頃になって、こんな「提言」をするんですか。
確かに、分科会は諮問機関の一組織に過ぎず、政府に聞かれないことは言えない、政府に言ったとしても聞いてもらえない、という不満があったのかもしれないけれどもさ。
だからと言って、こういう「世論に直接訴える」遣り方(それで世論が味方に付くとも限らないけど)が正しいはずもないでしょう。
そんなんじゃ、党内で沈黙、国会でダンマリ、何故かマスメディアの前でだけ饒舌になる政治家と変わるところがない。
記者会見では一応「一専門家として」とか「一医療者として」とかを強調していた尾身さんですが、それを言うなら、分科会会長を辞任してから、が筋というもの。
ワタクシ、その実績に鑑みて、尾身さんのことは、あまり悪く言わないよう努めてきましたが(←ホントか?)、此度のこの遣り口は、ちょっと、いや、かなりイタダケナイ、と感じております。
で、遣り口だけならまだしも、提言の中身も結局は、なんでもかんでも「リスクがある」から「あれダメこれダメ。あーしろ、こーしろ」と言ってるだけ。その効果も実現性も考慮の外です。
そんなん言うたら「リスクがあるから餅食うな」「リスクがあるから風呂入るな」「リスクがあるから車に乗るな」「リスクがあるから・・・」で、何もできなくなるよ。
てか、最終的には「死ぬリスクがあるから生きるのやめなさい」とか?
実際問題、今、現実に、皆さん「生きている」とは言えない気がしないでもないし。
いやホント・・・
「専門家」は気楽な稼業ときたもんだ。
・・・ですわ。
そうそう、専門家といえば、諸氏こぞってワクチン効果を謳うわりに、一方で、その接種率が高くなっても感染しなくなるわけではなく、したがって感染対策は緩められない、とも言うんですね。
これ、上の提言書にある資料なんですけど。
だったら重症化するリスクが低い人はワクチン打つ意味が全く無いではないですか。そこは「専門家」として突っ込まないの?
闇夜に一筋の明かり???
あ、でも、専門家有志も、実はちょっと「良いこと」もしてます。
2021年6月18日、新型コロナ専門家有志の会は、日本新聞協会及び日本民間放送連盟宛に「オリンピック・パラリンピックの際の感染対策を涵養する報道様式についての要望書」の申し入れを行いました。要望書本文をnoteとして公表します。
→https://note.stopcovid19.jp/n/n551f9be169b2
だそうで。
その「要望書」がこちら(これは、是非、しっかり読んでください)。
「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う新型コロナウイルス感染拡大リスクに関する提言」は、それこそ嬉々として、バンバン報道したマスメディアですが、こちらについては、ほぼスルー。
まあ、当たり前のこと、ですかね。
決してオススメはしませんが「尾身節大好き」という方は、こちらでご確認を。
それにしても「専門家」と称する方々は、一体何が楽しくて、いえ、何のために生きてるんですかね。
いや、もちろん、どのように生きようが人様の勝手なので、それは別に構いません。
ただ、そういう考えを、そういう生き方を、人に、ワタクシに強要するのは止めてもらいたい。
こんなね・・・
感染者(本当は単なる曝露を含む検査陽性者なんだけど)ベースで総人口の1割にさえ程遠い、
しかも発症するとは限らない、
発症しても重症化するのは高齢者あるいは基礎疾患のある人、
その中で、残念がら少数の方が亡くなる、
・・・程度のウイルスのせいで、
しかも、新型コロナウイルス感染症による(とされる)死亡者の平均年齢は、その他の原因による死亡者の平均年齢とほぼ同じ、
・・・程度の感染症のために、
一体何が緊急事態なのか、何の蔓延防止措置なのか。
最初は、よくある「不安商法」に過ぎなかったものが、あれよあれよとここまでの騒ぎになった。
そこに「陰謀」が働いたどうかは分からない。知ってはいるけどあまり興味もない。
ただ、如何なる理由でであれ・・・
今、現に私は、私権を制限され、自由を剥奪されている。
・・・そのことに慣らされ、鈍感になっちゃいけないと強く思う。
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メメント・モリ(羅: memento mori)は、ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」、「死を忘るなかれ」という意味の警句。芸術作品のモチーフとして広く使われる。
その日を摘め(そのひをつめ、ラテン語: Carpe diem、カルペ・ディエム)は、紀元前1世紀の古代ローマの詩人ホラティウスの詩に登場する語句。「一日の花を摘め」、「一日を摘め」などとも訳される。
日頃、プライベートではノーマスクのワタクシですが、先日、某レンタルショップにて初めて(お店の人に、だけど)「マスクを着けてもらえますか」と言われました。
直近で偉い人に指示されたのか、他のお客さんからクレームがあったのか知らないけれど、そこで喧嘩しても仕方ないので、モノも言わずにっこり笑って(!)店を出ました。
あーもう。
100歩譲って無症状者が感染源になるとして、さらに100万歩譲ってマスクがその感染予防になるとして、感染リスクが高い場面(濃厚接触時)の・・・
その時、その場所で、マスク着ければそれでいいじゃん。
なのに。
世の中、(ほぼ)皆、初心を忘れてるのね。
以下、厚生労働省のホームページから。
問3 濃厚接触者とはどのような人でしょうか。濃厚接触者となった場合は、どんなことに注意すればよいでしょう。
濃厚接触者は、新型コロナウイルスに感染していることが確認された方と近距離で接触、或いは長時間接触し、感染の可能性が相対的に高くなっている方を指します。
濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は上述のとおり、1.距離の近さと2.時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。
冷静に考えれば(そして再度言いますが、100歩譲って無症状者が感染源になるとして、さらに100万歩譲ってマスクがその感染予防になるとして)、ここでいう濃厚接触に当たらない時は、マスク着用の意味なんて、限りなくゼロに近いのに。
逆に、心身に与える悪影響の方が、はるかに大きいのに。
とりあえず、今度「マスクを着けてもらえますか」と言われたら・・・
「何で?」
・・・という問いかけくらいはしようかな、と思います。