米国大統領選挙がエライことになってます。

 

とは言うものの、今揉めているのは、あくまでも各州における「大統領選挙人」の選挙でして。

 

アチラの制度上、12月8日までにその結果を確定すれば良いということらしく、そこに至るまでの仕組みや段取りなどは、各州毎微妙に違っていたりします。したらまあ、現時点で一々ヤキモキしても仕方ありませんね。

 

投票・集計に関する不正も多々指摘されているようですが(ホントに「自由と民主の国」なのか?)、いずれにせよ、ワタクシ達日本国民にはどうすることもできないですし、裁判沙汰も含めて、最終的に決着するまで気長に待ちましょうか。

 

 

 

と、そんな喧騒の中、実に静かにひっそりと、我が豊橋市長選挙が一週間前公示、本日投票日でございます。

 

 

任期満了に伴う愛知県豊橋市の市長選挙が1日に告示され、あわせて3人が立候補しました。

豊橋市長選挙に立候補したのは、届け出順に、無所属の新人で弁当販売店経営の鈴木美穂氏(46)、無所属の新人で元愛知県議会議員の浅井由崇氏(58)、無所属の現職で自民党と公明党が推薦する佐原光一氏(66)の3人です。

 

豊橋市は人口が37万余り。
 

選挙戦では、新型コロナウイルス対策や、中心市街地の活性化策などをめぐって、論戦が交わされる見通しです。
 

豊橋市長選挙は、11月8日に投票が行われ、即日開票されます。

 

 

 

候補者は、こちらの御3方。

 

 

 

 

ということで、当ブログ恒例「選挙ポスター&選挙公報で遊ぼう」参ります。
 

では早速、届け出順に。

 

 

 

⚫鈴木みほさん。

 

 

ポスター微妙に傾いてるのが気になるんですけど。

 

ま、それはともかく、

 

笑顔は何よりの社会貢献です!

お母さん・若者目線を行政に!


あ〜、こういうの、何を言ったら良いのか分からない・・・

 

 

職場に保育所

 

・・・は、素敵かも。

 

 

市民の為の政治をする事を誓います。

 

・・・が、やけに小さいんだけど、半端な空白が気になって後から付け足したんでしょうか?

 

 

あと「ダム・アリーナ中止」とありますが、公式サイトでは・・・

 

アリーナほんとにいる?

 

 豊橋公園内駐車場に新たにバスケットボール用のアリーナを造る構想があります。
 ただでさえ、子どもたちの部活動等で混雑する場所に、さらに混雑の原因を作る必要ある?
 ハコモノは既存のものを上手に使おうよ。
 どうしても造る場合は、渋滞の原因にもなる場所ではなく、もっと離れた場所に広々と!

 

・・・と、多少詳しく書いてあります。

 

はぁ、三遠ネオフェニックスブースターとして、試合を何度か観に行っているワタクシとしては「じゃあ、今の体育館のままなの? Bリーグの規定満たしてないんですけど?」と言わずにはいられません。地元のプロチーム、無くなっても良いのかしら。それとも、中高生にとって自力で行くのが難しい「もっと離れた場所」に造れと?

 


 

こちらは、随分と鈴木候補に肩入れしているご様子の「テレビ三遠」による動画。これを視る限り「いいおばちゃん」と言うか「元気なおばちゃん」ではあります。

 

 

 

こちらはFacebookのカバー写真。やっぱり「いいおばちゃん」です。

 

 

 

 

ハコモノよりも環境づくり・・・

 

いや〜、ワタクシとしては「ハコモノ」含めて「環境」だと思うんですけどね。

 

 

実は鈴木さん、平成31年4月21日、豊橋市議会議員選挙にも立候補してました。これはその時の公報。

 

 

うむ、良くも悪くも変わってない。そこは素晴らしい。

 


参考までに、当時書いた拙ブログです。

 

こういう人、色々と言って差し上げたいんだけれども、言い難いんですよね〜。

 

 

ちなみに、この時の得票、36議席を41人で争う中・・・1,088人。

 

 

余談ながら鈴木さん、知らん間に、こんなことがあったそうで。

 

 

 11月1日告示、同8日投開票の愛知県豊橋市長選に立候補予定で、全市民に5万円を給付する公約を掲げていた新人の弁当販売業鈴木美穂さん(46)が26日夜、給付策を公約から取り下げる意向を示した。

 

 鈴木さんは同日に市内で豊橋青年会議所が主催した市長選の公開討論会に出席し、5万円給付策について言及。「私の考えるところと方向性が違ってきた。公約から外したい」と述べた。公開討論会後の本紙の取材に「全市民への5万円給付しか見てもらえず、他の政策が消えてしまっていた。違和感を覚え、取り下げる決断をした」と説明した。

 

 全市民への5万円給付を巡っては、10月の岡崎市長選で新人として出馬した中根康浩市長が告示直前に実施する意向を表明。中根市長は新型コロナウイルスの影響で落ち込む地域経済に触れ、「最大のピンチを5万円で好循環のチャンスに」と訴えて初当選した。

 

 

 

まあその、色々恥ずかしい話です。

 

もちっと詳しく、一般論として考えたいという方はこちらを。

 

 

 

 

 

⚫浅井よしたかさん。

 

 

「豊橋新時代」宣言!

 

うん、何も言ってない!

 

 

 

市民のための市政を実現する!

浅井よしたかはやるぞ! 「豊橋新時代」宣言!

 

は、良いとして、字が小さい。みっちり。お年寄りの目に優しくないっ。

 

それでも頑張って読みました。気になったところと言えば・・・

 

元気を生み出す地方新時代に

 郷土愛を育む地域の魅力アップ

 ・豊橋公園内エリアに、郷土歴史博物館や吉田城復元などの建設計画の策定と推進

 

・・・そこにアリーナの文言が無いということは、浅井さんもやっぱり反対なのかな? 

 

地元にプロチームが在る、そのことの意義が分からなくて「郷土愛」とか「地域の魅力」とか言われてもね、って思います。

 

 

信頼をベースに市民の力を結集できる市役所新時代に

 地方新時代に対応した市役所改革の推進

 ・市長の任期は、2期8年、長くても3期12年とする「多選自粛条例」を制定

 

一般論として、そのとおりと言うしかありません。4期目に挑戦する佐原さんが相手でもあり、そりゃあもう、判り易い批判票狙いですわね。何故に「自粛」なのかは不明ですが。

 

 

こちらは公式サイトから・・・

 

ー 20年後の豊橋を「穂の国」の首都とするために

人口減少、少子高齢化、エネルギー問題、農地利用と一体である食糧問題、災害対策、感染症対策、経済活性化対策等の多くの課題について、東三河全体を俯瞰して考えることで二十年後には、この地域で経済的内部自立すら、可能になるほどのコミュニティを、豊橋を中心に作り上げていきます。それは、緑と自然に包まれ、安らぎに満ち、郷土愛とみずみずしい人間関係が脈打つ地域生活圏です。

 

 

 

なるほど、いわゆる「メッセージ」ですね。でも、「穂の国」の首都、という文言(だけ)は気に入りました。

 

 

サイトに埋め込まれている動画。それなりにカッコイイんだけど、あまり中身は無い、ような気がする。

 

 

 

ちなみに浅井さん、県議会議員でした。これは平成31年4月7日愛知県議会議員選挙時の公報。

 

 

やっぱり、字がみっちりだ。だからと言って別に悪くはないんですが、そういう性格なんでしょう。たぶん。

 

ただ・・・

 

「大村秀章知事推薦」っていうのが、今となってはちょっと、いや、かなり引っかかりますね。

 

 

これも参考までに、当時書いた拙記事です。

 

「新政あいち推薦」というのが「?」なんだけれども、

 

 

この時の得票、5議席を7人で争って・・・22,147票。

 

 

これまた余談ながら、浅井よしたかさんについては、えっと、まあ、彼自身の問題ではないとは思うんですが、こんな話がありまして。

 

 

 日本共産党東三地区委員会は、現在の佐原光一市長が、市民と議会を軽視し、独断専行の市政をしき、市民負担増を続けてきた、との評価をしている。そのことは、ユニチカ跡地への対応や、新アリーナ計画のとん挫、イマージョン教育の推進、公共施設使用料値上げや、高齢者向け¬電車・バス、タクシー乗車券への所得制限導入などの、市の施策に表れている。
 

 そうしたことを踏まえ、日本共産党は市長選挙への対応として①現在の市長の姿勢は認めるわけにはいかず、無投票にはしないこと、②党の公認候補にはこだわらず、政策の共通性をもとに、広く共同の候補を推すことについても模索すること、という二点の立場をもって、対応することとしてきた。

 

 その後、浅井よしたか氏の3月の立候補表明と8月の政策発表を受け、党としてその中身について検討を行なった。浅井氏は、佐原市長の3期12年は、ユニチカ跡地への対応など議会を軽視した市政運営を続けていることを指摘しており「市民の声にしっかりと耳を傾ける市政運営を行う」立場をとると表明していることを、確認した。ほかにも、浅井氏が掲げる政策の中に、給食費の無料制度の導入や、コミュニティバスの充実など、党として重視してきた政策と、重なるものがあることも確認した。

 

 以上のことから、日本共産党としての候補は立てず、浅井氏が立候補にあたり政党からの推薦・支持をうけないと表明していることも踏まえ、浅井氏の当選へ向けた独自の行動をとることを決定した。

 

 

 

共産党の支援・・・ご本人的に、感謝? 迷惑? さて、どっちなんでしょう。

 

 

 

⚫佐原光一さん。

 

 

首長選挙、現職有利。いつもの笑顔なんですが・・・

 

みんなで未来をつくろう

誰ひとり取り残さない 豊橋市政を実現!

 

・・・ですか。

 

 

 

字は少なめ? 箇条書きではなく、う〜ん、散文?

 

あと、ポスターにもロゴを掲げてますが・・・

 

SDGsを掲げる佐原光一を市長に

SDGsのもと みんなで 未来をつくろう

 

・・・って、正直、引くんだよなあ。

 

これまでの3期12年、特に不満はないし、それなりにやってくれてると思っているのに。こういうところで安易に国連持ち出すのは止めた方が良いような・・・

 

誰ひとり取り残さない豊橋

 

・・・って言われましてもね。

 

国連不信を抱えるワタクシとしては、何か取り残された気分でございます。

 

 

あ、あと、何か行事の度に雨降らせるのもどうにかしてください。「この雨男が」って、もっぱらの噂ですよ。

 

 

選挙公報が散文調でまとめられている分、サイトは実績とか公約とか詳しいです。

 

3つの約束+1を実現する9つの政策

 

 Plus1 新型コロナウイルスに 打ち勝つ まちを創ります

 Promis01 未来をささえる 自立する まちを創ります

 Promis02 未来をひらく 挑戦する まちを創ります

 Promis03 未来をまもる 共生する まちを創ります

 

(9つの政策についてはサイトを見ていただくとして)「3つの約束」・・・ほほ〜、小憎らしくも、韻を踏んでるじゃありませんか。

 

 

 

こちらはサイト埋め込みの動画。ちょっと恥ずかしくなるくらい豊橋市民と市長を持ち上げてくれてます。

 



前回、平成28年11月13日豊橋市長選挙時の公報。現在のサイトと文言は違いますが、ここでも「3つの約束9つの政策」ですね。3✕3、企画書等の基本ではあります。とは言え、このみっちり感を反省して今回の公報に活かしたんでしょうか。

 

 

 

これまた当時の拙記事。

 

ぶっちゃけ、超無風でして、忘れてました。

 

〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜

 

あ、そうそう、
このNo.24の掲示場、通称1㌔公園にあるんですけど、
右を見ると・・・




これ、どうなんでしょう? わしゃわしゃですよ。
530運動で側溝掃除しようにも、埋まっちゃってますがな。

佐原さん、くしださん、
いずれが勝つにしても(一応、そう表現しておきます)、
此処、早急に(!)剪定してくださらないかしら?

 

 

この時の得票、候補者2人の一騎打ちで・・・63,600票。

 

 

後日談。

 

写真の場所、しっかり剪定してくれました。

 

 

どなたか、関係者の方が拙ブログを読んだから? えへへ、書いてみるもんですね。

 

・・・って、いやいや、それはナイでしょう。たまたまだと思います。

 

🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥

 

ということで、前回よりは競るかもしれない雰囲気です。でもやっぱり街は至って静か(ただ、自民党の県議さん市議さん達は頑張ってるようです)。

 

争点らしきものが無いことも無いのですが(アリーナ建設とかユニチカ跡地とか)、さて、どうなんでしょう。

 

佐原さんが当選すると4期目となるわけで、そこら辺の多選批判や「もう飽きた」という意味での浮動票がどれくらい出てくるか、っていうのが見どころですかね。

 

 

(今回の市長選挙公報、原本はこちらです)

https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/80698/senkyokoho.pdf

 

 

「喋り」を聞きたいという方にために、こちら、豊橋青年会議所による候補者討論会の様子。

 

①マニフェスト・豊橋市長としてのグランドビジョンについて

②学校生活について

③防災拠点の設置、避難場所での感染予防や受け入れ体制等の防災インフラ整備にういて

④人口・生活・福祉

 

の4テーマ。それなりに中身あります。

 

 

 

なかなか盛り上がらない選挙ですが、市としても、投票率上げようと頑張ってます。

 

(ウチの)長女さんは、これで既に投票を済ませました。

 

今回から従前の期日前投票所に加え、バス型の移動期日前投票所が下記の6か所を巡回します。

 

 

 

そんなわけで、

 

豊橋市民の皆さん、選挙へ行こう!です。

 

 

 

 

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地元以外の方には、ほぼ関係ない話ですが、今回選挙の争点のひとつ、というか、佐原さんの(?)失政と言われている、ユニチカ跡地問題。

 

でも、当然見方が割れてまして。イエロー浅井派、エンジ佐原派、といったところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタクシ的に(現職市長個人の問題ではないし)そこまで大騒ぎする話ではないと思うんだけど、アリーナ建設反対と並んで共産党がやたら一所懸命になってたりしましてですね。

 

ま、いろんな意見があるのは良いことです。

 

* * * 11月9日 追記 * * *

 

開票結果出ました。

 

 

 

 

 8日、投開票が行われた愛知県の豊橋市長選挙で、無所属で新人の浅井由崇さん(58)が初当選を果たしました。

 

 〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜

 

 浅井さんは、連合愛知の推薦に加え、立憲民主党の衆院議員らの支援を受けていて、自民と公明の推薦を受けた佐原さんとの事実上の与野党対決を制しました。

 

 投票率は43.14%で、過去最低だった前回を13.32ポイント上回りました。

 

 

「事実上の与野党対決」・・・だったのか。まあ、そうだったんでしょう。しかしながら、ここぞとばかり、いささか後出し解説の気配あり、と思わないでもない。