世の中とか人の心とかいうものは相当に複雑なんだけれども、それでも、いや、だからこそ、自分の身辺や生き方みたいなものは、できるだけシンプルにしたいなあと願っている人は多いんじゃないかと思います。
もうね・・・
自分はしたくない、だからしない。
・・・それで良いことにしませう。
ちょっとしつこいかもですが、ええ、マスクですよ。マスク。
だいたい、少なからぬ人々が「本当はマスクなんて必要ないんじゃない?」と考えているんじゃないでしょうか。
でもって、多くの人々が「本当はしたくないんだけど、でも、皆してるから仕方ないよね」というふうに思ってることでしょう。
さしたる根拠もなく、その場の雰囲気、思いつきでトップがモノを言い、納得するでもなく、かと言って特に反論するでもなく、中間管理職はそのまま指示を下ろし、陰でコソコソと文句を言いながら、つまるところ、皆、唯々諾々と従ってしまう。
様々な組織・団体でしばしば起きる、よくある風景です。
それは、特に我が日本で顕著なことかもしれませんが、世界中似たようなものだとも言えます。
各種店舗・施設がマスク着用をお願いしたり義務付けたりするのもね、万が一(!)何かあったときに「言ってます・書いてます」と申し開きをするため。
その雛形とも言うべき、国が示している業界別ガイドラインにしてもね、特に強制力があるわけでもない、単に「うるさい人達」を黙らせるためだけに書き連ねたもの。
※内閣官房:業種別ガイドラインについて
→https://corona.go.jp/prevention/pdf/guideline.pdf?20200619
※文部科学省:業種別ガイドライン
→https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00028.html
こんなものは、つまり、一般市民がどうしても守らなきゃならないという義務も理由もないシロモノなんです。
「症状が無くてもマスクを」という考え方が、こんなにまで広く「受け入れられる」とは、ほんの半年前までワタクシ思ってみませんでした。
それは「症状の無い人からも感染する」という「新しい考え」に基づくわけですが、いや、何ともはや「新型」というのは、実に恐ろしき魔法の言葉でござりまするな。
思うに、この「新型コロナ騒動」・・・
武漢市で「新型肺炎」が発生、中国政府の隠蔽体質が招いたこととは言え、近隣諸国嫌いの方々がその情報に飛びつき「死者・感染者はもっといる。人工ウイルスかもしれない」と散々煽り、
武漢市からの邦人救出やらダイアモンドプリンセス号への対応やらでは、反政府気分のマスメディアが連日騒ぎ、
緊急事態宣言や、それに伴う補償等に関しては、政府が困ることならどこまでも前向きになれる日本共産党までもが参戦し、
行政機関は、感染予防を名目に、人々の暮らし、日常生活にまで干渉しようと企み、
やがて、各種検査・ワクチンの開発を競う企業までもが一緒になって、人々の恐怖感を持続させるべく騒ぎ続けてる、
・・・という図に過ぎないんじゃないかと。
実際「新型コロナウイルス」なるもの、事実として証明されていることは驚くほど少ないようでして。
⚫ウイルス自体が「一つの論文に示された遺伝子配列」に過ぎない。
―「新型」すなわち、今まで存在しなかったものかどうかも判らない。
国立感染症研究所ウイルス第三部で、新型コロナウイルスの分離に成功しました(図1)。使用した細胞はVeroE6/TMPRSS2細胞(TMPRSS2というプロテアーゼを発現している)です。臨床検体を接種後、細胞の形状変化を観察し、多核巨細胞の出現を捉えました。
※国立感染症研究所
:新型コロナウイルス:国立感染症研究所が開発した細胞で分離に成功
→https://www.niid.go.jp/niid/ja/basic-science/virology/9369-2020-virology-s1.html
上の画像は、あくまでも「国立感染症研究所が開発した細胞で分離に成功」したものであって「臨床検体を接種後、細胞の形状変化を観察し、多核巨細胞の出現を捉えました」というものです。ウイルスを直接「分離」させたわけではありません。
⚫PCR検査は、ウイルス(実は遺伝子配列)の有無を見ているだけ。
―「陽性」だからと言って、感染(体内に侵入・増殖)しているかどうかは不明。
PCRとはポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction)の略で、DNAポリメラーゼを用いて、わずか数分子のターゲット核酸から数ミリグラムのDNAを増幅するアプリケーションです。応用範囲が広く、分子生物学の研究以外にも様々な領域で利用されています。
※M-hub:PCRとRT-PCRの基本原理
→https://m-hub.jp/biology/1898/105
PCRとは、本来、感染症の診断用に開発された技術ではないのですね。
⚫無症状感染者による感染事例というのは未だ仮説の域を出ない。
―PCR検査それ自体では感染時期・経路を特定できない。
ドイツ・ミュンヘン大学医療センターのCamilla Rothe氏ら研究グループが、ドイツ国内で報告された、直近に渡航歴のないビジネスマンが無症候の初発患者から感染したとみられる症例を報告した。
※CareNet:新型コロナウイルス、ドイツで無症候性接触者からの感染症例/NEJM
→https://www.carenet.com/news/general/carenet/49484
「〜とみられる症例」は他にも報告されているのだけれども、いずれも検証されていません。
以上3点を踏まえれば、マスク着用を含め、巷間推奨されている「新しい生活様式」や「ガイドライン」がどれほど根拠に乏しく、それに従うのが如何にバカバカしいことか分かるというものです。
いやいや、もちろん「ひょっとして感染してるかもしれない自分が、他の人に感染させたら申し訳ないから、他の誰がしなくても私はする」という言葉が真実であれば、それは崇高なる自己犠牲の精神なのかもしれません。
しかしながら「ひょっとして感染してるかもしれない貴方が、他の人に感染させるかもしれないんだから、他の皆がしているように貴方もしてくださいよ」というのは、本当は、そのように要請するアナタ自身が感染したくないの裏返しであって、善意の押し売り、もしくは偽善です。
ちなみにですが、かの岩田健太郎氏(ダイアモンド・プリンセス号に乗り込んで、現場の苦労を察することもなく正論をぶった人)も、とある月刊誌で「感染が広がっていない地域でマスクをする必要はない。逆に、感染が広がっている地域においてはマスクでは感染を防げない」という趣旨のことを書いてます。
※飛鳥新社:月間Hanada 2020年8月号
→http://www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/4910120270800.php
ワタクシしてもね、マスクは不要である、あるいは、むしろ危険である、ということは理論的にいくらでも書けますが、もう、そういうのは良いでしょう。
一応断っておきますが、判り易い「感染予防アピール」のため、もしくは「安心アイテム」としてマスクしてます、という方がいても、それはそれで構いません。
その上で、再度言います。
自分はしたくない、だからしない。
もう、それで行っちゃう。
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だいたいね、シンプルでない決まりごとなんて大抵怪しい。
こんな、あーでもないこーでもない言うお約束、例えば小学生に守れるはずもないでしょう。大人にだって、わけが分からないんですから。
マスクは飛沫の拡散予防に有効で、「新しい生活様式」でも一人ひとりの方の基本的な感染対策として着用をお願いしています。ただし、マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。
したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
マスクを着用する場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することも必要です。
外出時は暑い日や時間帯を避け、涼しい服装を心がけましょう。
※厚生労働省:<「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント>
→https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html
こちら、分かりやすくしてるつもりなんでしょうけど、やっぱりよく分からないチラシ。そりゃアナタ、「新しい生活様式」自体が不健康なんですから。
→https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000642298.pdf
例の(見た目怪しい?)大橋眞さんによる動画。難しめな話もあるシリーズですが、この回は、比較的易しい「これまでのまとめ」みたいな内容です。