いやまさかね、我が国マスメディア界隈の皆さんが、緊急事態の宣言をこぞって望み、概ね受け入れる日が来ようとは思ってもみませんでした。

 

しかもなお、何の根拠もなく1ヶ月遅過ぎたと不安を煽ってみたり、自分はその必要性を前から訴えていたみたいな直ぐバレる嘘を平気で言ってみたりする人も続出。

 

国が指定した7都府県(東京・神奈川・千葉・埼玉、大阪・兵庫、福岡)だけでなく、京都府や福井県なんかも、その輪に加わりたがっているという話もあるし、

 

実際「ウチだけ飛ばされた、入れておくれよ」と頼んでみたものの、あっさり袖にされた愛知とともに、岐阜・三重は県独自で(法的根拠のない)緊急事態宣言(三重は「感染拡大阻止緊急宣言」)を発出するし、

 

いわゆる「バスに乗り遅れるな」状態?

 

もちろん、これらの宣言は、諸外国の緊急事態・非常事態宣言とは似て非なるもので、相当にユルイものだったりもするのだけれども・・・それにしても、ねえ。

 

 

武漢肺炎の発生以来、我が国政府の方針は一貫していて、とにかく死者を少なくすること、でした。

 

それ故、対策は重症・重篤者のケアを中心として、感染抑制についてはクラスター対応に重点を置き、検査は陽性の可能性が高い濃厚接触者を優先していたのです。

 

そこら辺が、時に、政府は感染者数を少なく見せるために検査を渋っている、式の陰謀論に繋がったりもしたんだけれども、あるいは、感染者は発表された数の100倍はいる、みたいな非科学的にして荒唐無稽な与太話まで許してしまったのだけれども・・・

 

ぶっちゃけ、感染者数それ自体は多かろうが少なかろうがどうだって良いんです。大抵は軽症(と言っても、もちろん大変で苦しい思いをするのでしょうけれども)で回復するのだし、何なら無症状の人だっているんだし。

 

だいいち、そういう人を含め、実際に感染者が100倍いるのなら、重症・重篤、死者数だって100倍にならなきゃおかしいでしょ。現状、そうでないということは、我が国に入ってきたウイルスだけ致死率が無茶苦茶低いということですかね。それとも、大陸の彼の国に倣って、我が国でも死者を闇から闇へと葬っているとでも言うんですかね。

 

 

その政府が、今般、緊急事態宣言を出したわけですが、その目的も、やはり、死者を少なくすること、であり、方針は何も変わっていません。

 

死者を少なくしたい、そのためには医療崩壊を防がなければならない、故に感染者の新規発生をできるだけ抑制したい、という順序です。

 

現状の感染者増それ自体が問題なのではなく、ここにきて、従来のクラスター対策では追いきれない、経路不明な感染者の割合が増えたからだと、それは、これまでと同様の漸増ではなく感染爆発に繋がりかねないからだと、きちんと説明しています。

 

経路不明な感染者が増えたということは、もはや、誰もが感染している、誰もが感染する可能性がある、という前提に立たなければ、感染爆発を防げない、という意味でしょう。

 

ならば、感染抑制の方法は人と人との接触を極力避ける以外にない、ということになりますね。

 

※首相官邸:令和2年4月7日 安倍内閣総理大臣記者会見

http://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0407kaiken.html

 

 

いや〜、春、暖かくなれば終息すると思ってたんだけどなあ。

 

 

だったら次は、5、6月、強くなってくる紫外線に期待しよう。

 

 

ところで、

 

前回記事で紹介した豊橋市内の感染者ですが、その後、所属する会社が【重要なお知らせ】を発表しています。

 

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そうした中、4月1日、岐阜県に勤務する男性従業員1名、4月2日に同県に勤務する男性従業員1名、愛知県に勤務する男性従業員2名、合計4名が新型コロナウイルスの感染検査で「陽性」であることが確認されました。

 

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また、管轄保健所にも即日連絡をし、以下対応を実施いたしております。
・該当従業員の行動履歴の聴取
・該当従業員へ連絡し、感染者との積極頻度、環境などの聴取
・感染したと思われる日付以降に接触のあった顧客情報の提供
・保健所から該当顧客へ連絡、状況の説明の実施
今後も所轄保健所の要請に対し全面的に協力してまいります。

その他、当社から該当従業員に対し以下の通達を実施いたしました。
・保健所判断待ち社員の自宅待機命令
・濃厚接触として確定した社員は休業命令
(待機期間:感染者と最後に接触した日から14日間)

 

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今後も社内外への感染拡大抑止と従業員、お客様の安全確保を最優先に、政府・自治体の方針や行動計画に基づき、迅速に対応を決定し実施してまいります。

 

※IDOM Inc.:【重要なお知らせ】新型コロナウイルスに関する対応について

https://221616.com/idom/news/blog/20200404-25113.html

 

要らん憶測を呼ぶ前に、自らコメントを出した、ということでしょう。良いことだと思います。

 

一方、こんな話もあります。

 

京都産業大学の学生を中心に新型コロナウイルスの集団感染が発生したことに関連して、大学や関係者に非難の電話やメールが数百件寄せられていることがわかりました。中には脅迫めいた問い合わせもあり、人権問題に詳しい弁護士は、「度を超した非難は犯罪に該当するおそれがある」と指摘しています。

 

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大学の担当者は、「感染拡大の防止という観点から、情報を公開したが、職員や学生は参っている」と話しています。

 

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また、今回の新型コロナウイルスの学生への感染について、「このような緊急事態では正しい情報をいかに世の中に届けるかが重要で、京都産業大学はホームページなどで情報を細かく出しているが、こうした度を超した非難が続くと、情報を出すことをちゅうちょしたり萎縮したりする可能性が出てくる」と警鐘を鳴らしています。

そのうえで豊福弁護士は、「悪いのは新型コロナウイルスでありかかった人ではない」として、「感染者の情報は誰かを非難するためではなく、自分がどうすれば感染しないかという教訓として前向きに受け止めてほしい」と呼びかけています。

 

※NHK NEWS WEB:集団感染の京産大に非難相次ぐ 脅迫めいた内容も 新型コロナ

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200409/k10012376751000.html

 

現状では、憶測は防げても、それ以上に不利益が大きいという話です。

 

で、こちらも。

 

 大阪府の吉村洋文知事が、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)拡大防止に協力した事業者への独自支援策を今月中に取りまとめる方針を表明した。府の要請に応じてクラスターが出た店名を公表するなどし、経営損失が生じたケースを想定。ただ制度化には公平性の確保など複数のハードルが存在する。吉村知事の支援表明を歓迎する店は多いが、“大人の事情”で公表をためらう業界もある。

 

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 吉村知事が支援を表明したのは、1日の記者会見。クラスターが発生した大阪市内のライブハウスを念頭に「社会防衛のために自ら犠牲になったところへインセンティブ(動機付け)制度を作れないかと考えている」と語った。

 

 2月中旬から下旬にイベントを開き、クラスターが発生した大阪市内のライブハウス4店は、府の要請を受けて店名の公表などに応じた。府の検査呼びかけにより、16都道府県で客やその濃厚接触者ら計105人の感染が確認された。

 

 多数の陽性確認は感染経路が追跡できた裏返しともいえ、「大阪がこういう(爆発的急増に至らない)状況で済んでいるのは、ライブハウスの協力によるところが非常に大きかった」と吉村知事は振り返る。

 

 4店のうち大阪市北区の「Rumio」を経営する金中謙太さん(30)は「公表しなければ、利用者やその家族を感染リスクにさらすことになる。感染拡大を阻止するために公表を決めた」と語った。

 

 ただ、一方では営業自粛に追い込まれた上、公表後は「なぜこの時期にイベントをしたのか」「悪いと思っていないのか」と責められもしたという。金中さんは「支援はありがたいが、経済的事情で長期間休業できない店は公表をためらうのではないか」と話す。

 

※SankeiBiz :新型コロナで大阪府知事「店名公表なら補償」公平性の確保にハードル

https://www.sankeibiz.jp/business/news/200408/bsm2004080655001-n1.htm

 

他者を思い誠意を示したつもりが逆に避難される、いわゆる「正直者がバカを見る」状態で良いのか、という問題提起です。

 

上の三題伽、言いたいのは・・・

 

感染してしまったことは(努力次第で回避する術があったにしても)悪くない、それ以上に(自らの恥とか周囲の迷惑とかを考えたにしても)行動履歴を隠すことの方が罪ですよ。

 

・・・ということです。

 

 

感染者が行動履歴を隠すことによって、そこから感染した人がさらなる感染者を生む。その繰り返しが感染爆発につながるわけで。

 

というか、そもそも、この武漢ウイルス禍それ自体が、中国政府の、共産主義の宿痾たる隠蔽から始まっているわけでして。

 

 

緊急事態宣言の中、それぞれが感染しない努力をしなければなりません。いわゆる「3密」(密集・密接・密閉ですが「集・近・閉」なんて上手い言い換えをする人もいます)を避けることで相当程度防ぐことができるでしょう。

 

けれど実際に感染する、しないは、何なら「運」に左右される場合だってあります。

 

どれほど気をつけていても、誰にも等しく感染の可能性があって、それは、アナタもワタクシも同じです。

 

外出を控え人との接触を少なくするというのは、万一感染してしまった場合に備え、行動履歴をシンプルにしておく、という側面もあるのだと思います。

 

 

自粛自粛の連続・拡大で、皆さんイライラするのも分かりますが、だからと言って、「たまたま」「うっかり」感染してしまった人の「不注意」を口撃しても、ましてや脅迫しても、何の解決にもなりません。

 

今はただ、感染したことを責めるのではなく、行動履歴を隠さず話し、さらなる感染を防ぐことを可としましょうよ。

 

それが、武漢ウイルス禍の早期終息・緊急事態宣言の解除、自粛要請の終了に繋がると、ワタクシ信じる者です。

 

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日本のマスメディア、それにネット空間も、不安、不満、怒り、嘆き、返す刀で補償と給付の皮算用・・・ほぼ、そればっか。

 

で、すっかり薄まってしまっているのだけれども、此度の武漢肺炎、武漢ウイルス禍は、中国共産党政府の隠蔽に始まったことです。それと、忘れてはいけないのがWHOテドロス事務局長のアシスト。

 

ちょっと前、それなりに報道されたのでご存知の方も多いと思いますが、ネット上でですが、そのテドロスさんの解任を求める署名運動が展開されてます。

 

2020/1/23、テドロスWHO事務局長は世界的に感染が危惧されていた中国新型コロナウィルスの緊急事態宣言を見送りました。そして今、制御不能の事態に陥る可能性を全世界が恐れています。1/24日たったの800人だった感染者は、わずか5日で10000人まで急速に膨れ上がりました。これはテドロス氏が事態をあまりにも過少評価していた事が感染拡大を防げなった原因の一つであるのは明確です。
 

我々はテドロス氏はWHO事務局長として全くふさわしくないと非常に強い憤りを覚えます。そして即時に事務局長職から退くことを要求します。

 

WHOは政治的に中立であるべきでした。ですがテドロス氏は客観的な調査や評価を全く行う事もなく、中国政府から報告されている死亡者、感染者数を鵜呑みにしています。

 

また台湾はWHOから排除されるべきではありませんが、WHOは依然として台湾の参加を認めておりません。台湾の持つ最新の医療技術は現在WHOに加盟している多くの国々と比べても進んでいます。

 

再び国際連合とWHOを信頼するに値する組織にするために、皆様の投票を切にお願いいたします。

 

※change.org:Call for the resignation of Tedros Adhanom Ghebreyesus, WHO Director General

https://www.change.org/p/united-nations-call-for-the-resignation-of-tedros-adhanom-ghebreyesus-who-director-general

 

というもの。

 

遅れ馳せながら、ワタクシも賛同いたしました。実際に協力するかどうかはともかく、一度覗いてみてください。

 

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Bリーグ中止のお陰で(?)B2降格を免れた我らが三遠ネオフェニックスの、こんな「ちょっといい話」もあります。

 

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、外出自粛が求められる、なんだか元気のない、こんな世の中だからこそ。今自分たちにできることを精一杯やろう、支え合おうというプロジェクト。

 

たのしい外食を自粛している皆様と、おいしい料理を食べてより良い1日を過ごしてほしいと願う飲食店とを繋ぐため、「テイクアウト/デリバリー」が可能な飲食店を紹介するサイト#おいしいカタログを立ち上げます。

 

たべる人も、つくる人も、お互いが支え合い、飲食店に活気がもどり、街に賑わいがうまれ、生活する人々が笑顔になれますようにと願いを込めて。

 

※三遠ネオフェニックス:#おいしいカタログ

https://www.neophoenix.jp/oishii-catalog/