2月22日は「竹島の日」です。
ということで・・・
2月11日、「建国記念の日」付けで、こんな書き出しの記事がありました。
わが国固有の領土、島根県・竹島について、韓国は不法占拠を正当化する海外での宣伝工作を強化している。盗人猛々しい隣国の主張に対し、かつて竹島でニホンアシカ猟を営んだ漁業関係者の孫にあたる女性が「正しい歴史を世界に伝えたい」と、竹島の史実を描いた絵本を英語に翻訳する活動を始めた。女性はクラウドファンディングで浄財を集め、国内外の大使館やインターナショナルスクールへの寄贈を目指している。
※産経ニュース:韓国が不法占拠…竹島の史実を「英語版絵本」に 「正しい歴史を世界に伝えたい」 出版・寄贈を目指しクラウドファンディング開始
→https://www.sankei.com/affairs/news/200211/afr2002110003-n1.html
島根県在住、杉浦由美子さん・文の絵本、タイトルは『メチのいた島〜語り伝える恵み豊かな島 竹島〜』と言います。
出版された当時(2013年)も、たぶん産経が報じました。ワタクシ、図書館で借りて読んだのですが、素直に、と言うか、素朴に「あ〜、そうなんだ〜」と思った記憶があります。
で、この記事をきっかけに、また改めて読んで、再度「あ〜、やっぱり、そうなんだよな〜」と思っているところです。
こちら、紙芝居風ですが、著者さんによる読み語り(再生回数がまだ少ないのは、今回のプロジェクトに合わせ、新しく公開したばかりだからと思われます)。
ところで、竹島と言えばワタクシですね、自慢じゃありませんが、平成8年発行の復刻版『島根県竹島の新研究』(田村清三郎著、原書は昭和40年)という本を持ってます。これも産経で紹介記事がありました。
もひとつ言っちゃうと、これも自慢じゃありませんが、平成17年発行『「竹島」その歴史と領土問題』(下條正男著 竹島・北方領土返還要求運動島根県民会議)も手元にあったりします。こちらは、島根県のサイトで見つけたんだったかな。
念のため確認しておくと、竹島領土問題の発端は、1951年から52年にかけて、我が国が、今まさに主権回復しようという時期(すなわち日米間で様々な引き継ぎ作業中?)に、そのスキを狙って、韓国が李承晩ラインとやらを一方的に引いたことにあります。
で、その流れからの今日、話し合いによって平和的に竹島が還ってくる、なんてことは、正直、ナイように思います。何しろ、話し合う意味のない―話し合って決めた結論をすぐさま反故にして恥じない国が相手ですからね。
しかしながら、例えば、半島の南北間で衝突が起きた時、あるいは、両国が頼みとする大陸の国が混乱した時、我が国がどさくさ紛れに奪還する、というのはアリでしょうか。
その折、国際社会にあって「突然の攻撃」などと批判されぬよう、常日頃から、竹島は元々日本の領土であり、現状韓国が不法占拠しているのだ、ということは、いついかなる時でも、主張し続けていかなければなりません。
迂遠な話だと思われる方もいらっしゃるでしょうけど、この絵本の英語版は、竹島を取り戻す、人々がその思いを強くする一助になるのだろうと思います。
クラウドファンディングプロジェクト開始は、今日、2月22日「竹島の日」からを予定しているのだと思われます。微力ながら、ワタクシ応援します。
◎追記◎ 連休明け2月25日からプロジェクトスタートしました。
ワタクシもね、しっかり“パトロン”になりました。何やらお金持ちみたいな響きが素敵ではありますが、全くそんなことはございませぬ。一応、念のため。
こちら、プロジェクトのサイトです。
島根県隠岐の島町の久見(くみ)という集落では、"竹島"という自分たちの島で、メチ(アシカ)や上質の海産物の漁をしていました。当時の様子を絵本「メチのいた島」におさめ、子どもたちに知ってもらうため、読み語る活動をしています。日本に留まらず世界へ伝えたいので、英語版を出版するための資金を集めます。
※社会問題と向き合う人のクラウドファンデイングGoodMorning
:竹島絵本の英語版を出版して、竹島と共に生きていた時代の暮らしを世界に伝えたい!
→https://camp-fire.jp/projects/217928/preview?token=3pllx9sg
ちなみに『メチのいた島』、本編後10頁にわたり、こんな感じの資料編があります。
項目だけ引いておきます。
竹島ってどんな島?
竹島の名前の移り変わり
韓国名「独島」
竹島はニホンアシカの楽園でした
古代からいたニホンアシカ
アシカの呼び名いろいろ
ニホンアシカってどんな動物?
竹島はニホンアシカの繁殖地
姿を消したニホンアシカ
日本人は竹島で漁をしていました
竹島での漁業はいつごろから行われていた?
漁が本格化した1900年代初期
竹島では何の漁をしていた?
竹島は島根県にあります
1905年、竹島は島根県に編入されました
竹島は、島根県の島です
竹島漁猟合資会社と太平洋戦争
竹島漁猟合資会社の設立
太平洋戦争の影響
領土権問題と竹島の今
サンフランシスコ平和条約と李承晩ライン
日韓漁業協定と竹島の今
2月22日は「竹島の日」です
竹島の日を定める条例(島根県条例第36号、平成17年3月25日公布、施行)
そして巻末には「作者・杉原由美子さんのメッセージ」。その締めを引用します。
恵み豊かな島、竹島のことを
「久見から隠岐へ」「隠岐から島根へ」「島根から日本へ」
語り伝えたいという夢が叶ったのです。夢ではなくなったのです。
島根県の宝物「竹島」のことを皆さまに知っていただくための入り口として、絵本「メチのいた島」はあります。ここから私たちはさらに知性を磨きあげて、メッセージを寄せてくれた子どもたちに負けないように、挫けない知性の塊を積み上げていかなければなりません。苦しい道のりですが、避けていては何も見出すことができません。
「波のむこうで日本の竹島が 今日も私たちを待っています」
ここでも「うん、そうなんだよな〜」ですね。
2月22日、竹島のことを「日本から世界へ」。
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⚫関連リンク
2月22日は「竹島の日」です
2020(令和2)年は竹島の島根県告示から115年です
韓国による不法占拠から68年です
島根の主張
- 歴史的にみても日本の島です
- 国際法に照らしても日本の領土です
- 領土問題はすぐれて国家間の問題であり、政府の外交努力によって問題の平和的な解決と領土権の早期確立が図られるべきです。
※島根県:Web竹島問題研究所
→https://www.pref.shimane.lg.jp/admin/pref/takeshima/web-takeshima/
日本の基本的な立場
竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに日本固有の領土です。
韓国による竹島の占拠は、国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠であり、韓国がこのような不法占拠に基づいて竹島に対して行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではありません。
日本は竹島の領有権をめぐる問題について、国際法にのっとり、冷静かつ平和的に紛争を解決する考えです。
※領土・主権展示館:竹島問題について
→https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/taiou/index.html#takeshima
※領土・主権展示館:竹島紹介冊子(PDF)
→https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/img/data/pamph-takeshima.pdf
※領土・主権展示館
→https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/tenjikan/
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⚫「竹島の日」について書いた過去記事
私としては、
「不法占拠」の発端が、1952年1月18日、
彼の国が李承晩ラインを一方的に設定したことにあって、
事実としてこの日が、
サンフランシスコ講和条約調印の1951年9月8日と、
同、発効の1952年4月28日との狭間にあること、
この一点だけでも、再度、確認しておきたいところです。
単純で明快な事実を、シンプルに繰り返すほうが、
一般世論を動かす効果は高いんです。おそらく。
ちなみに宮越さんは、
その内容としては次の5点を挙げています。
①竹島は1905年の閣議決定で島根県に編入された。竹島は無主の島で国際社会からいかなる抗議もなされておらず、国際法では完全に合法である
②1951年にサンフランシスコ平和条約で日本領土と認められる
③1952年の李承晩ラインによる韓国の竹島領有は無効である
④その後、韓国は竹島に警備隊を常駐させているが、完全な不法占拠である
⑤日本は平和的手段で問題解決を図るために国際司法裁判所へ提訴することを求めているが、韓国は拒否し続けている
そうなんでしょうけど、
私としては、これでも大変、
いっそ①だけでも良いのじゃないかと思うくらいです。
(『言いがかり国家「韓国」を黙らせる本』宮越秀雄 彩図社に関する話です)
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◎おまけ
新型コロナウイルスについてはですね・・・
本気なのか、それとも便宜上なのかは置くとして「とにかく怖い、政府対応ぬるい、アベ辞めろ(安倍さんどうした?)」で固まってしまい、ソレ以外の情報は見ない聞かない、みたいな人が顕在化してきて、かと思えば、既に、それらをひっくるめてギャグネタにし始めている強者もいたりして、ワタクシ的には「もう良いかな」って感じになってます。
武漢では劣悪な衛生環境や医療体制の不備が、ダイヤモンド・プリンセスでは防疫知識に乏しくマスクを付ける習慣もない乗組員が少なからずいたことが感染拡大に繋がっているわけで、日本国中同じ勢いで感染するなんてことはないと思っています。
14日経たないと分からない、さらに14日経たないとホントのところは見えてこない、またさらに14日経たないと・・・って言ってるうちに春が来て、暖かくなって湿度が上がって、皆さん普通にお部屋の換気をするようになれば、自然に収束していくんじゃないかしら。
最新情報追っかけてても疲れるだけだし、なので今は、とにかく自分にできることを。マメに手洗い・うがい、咳は袖で受けましょう、それだけです。