(ワタクシ基準で)それなりに知られた若手俳優(妻子持ち)と、「えっと誰?」くらいの新人女優(独身、当初未成年)との不義密通報道。
正直なところ、むっちゃどうでも良いです。ワタクシの人生に、これっぽっちの影響もありませぬ。
つまるところは、魅せてなんぼ、虜にしてなんぼ、騙してなんぼ・・・な世界に住む人々の話。そういう「不祥事」でもって芸の幅が広がり深みが増すなら、もうそれで良いではないですか。昭和時代(!)に言うところの「芸の肥やし」っていうやつですよ。
実際、昔から芸能スキャンダルの類はあったにしても、あくまでも「週刊誌ネタ」に留まっていて、見聞きする方も、異世界のこととして愉しむ、という了解があったように思います。
フツウでないことが売りの人達に凡夫凡百の倫理観をぶつけ、挙げ句、何故かモテるダメンズとか魔性の女とか、そういう種類の人間が一掃されてしまえば、これほどツマラナイ夢の世界もないって知っていたからですね。
それが、平成の終わり頃からか、やたら純粋無垢な(フリをする)人が多くなって、ありとあらゆる職業人(芸能人とかスポーツ選手とか政治家とか)にまで清廉潔白を求めるようになって、何か、息苦しいくらいです。
(自ら積極的に発信している人は極少数なんでしょうけど)よくもまあ、赤の他人のことで、ここまで怒れるなあって思います。しかも、どういうわけか、女性を責める女性が圧倒的に多い(ような気がする)。
何だろう、女は女に厳しいっていう・・・あ、いや、これは差別的発言だからお詫びして削除しなくちゃですかね(しないけど)。
でも、ほら、自らの身に覚えがあるからこそ人を糾弾するって話?
ま、そこら辺は、そう、しばしば引用される聖書の言葉(ヨハネ福音書第8章第7節)のとおり「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」とでも言っておけば良いのですが・・・
にしても解せないのは、当の芸能界(テレビ局とかドラマ・映画製作会社とか、事務所とか)が、世の批判に真面目に反応する、もしくは、そういうポーズをとる場面が増えたってことですよ。しかも、大抵は中途半端。あくまでも対応できる範囲、影響の少ない範囲で切れるとこ(ヒト・モノ)だけ切る、というね。
今回のことで言えば、もう、ほぼ一方的に唐田ちゃんだけが干されてる。業界的にそれほど困らないから、代わりがいくらでもいるから、でもって清く正しく美しくいられるから、っていうのがミエミエでしょう。
ベッキーさんの時もそうだったけど、ちょっと、あんまりじゃないかと思います。不平等過ぎる。イジメやすい方をイジメてるとしか思えない。
そう言えば、’18年のNHK大河「西郷どん」でも、収録開始前後、同じように不倫騒動起こした斉藤由貴さんと渡辺謙さん、前者は交代で後者はお咎め無し、でしたしね。
だいたい・・・
妊娠出産時に妻にかまってもらえなくて他の女と云々とか、妻とは別れるからとか、妻子がいても良いからとか、その他諸々、とにかく何でも良いから、というふうに落ちていくのが恋で、そんなふうに堕ちていくのが男と女(時々、男と男、女と女)というもの、なんだから・・・
そっとしときましょうよ、と言うか、もう、放っといてあげましょうよ。
とにかくね、今回のことで怒って良いのは杏ちゃん(とその子達)だけ。あとは、そうね、杏ちゃんのご両親も、まあ怒っても良いかな。
あ、でも、お父さんは渡辺謙さんだった。東出くんのこと、あーじゃこーじゃ言えないか。
いずれにしても、たかが一人、いや二人、いやいや三人か・・・の芸能人の動向でこれだけ騒いでいられるのだから、令和の日本にはヒマな人が多く、平和で何よりだなあ、なんてことも思います。
それをネタに、こうしてブログ書いてる自分も同じ穴の狢―平和な国の暇な人、なのかもしれないですけどね。
最後にひとつだけ。
東出くんがね、安倍さんのおトモダチとかじゃなくて、ホント良かったです。
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※関連しているような、いないような過去記事。
いや、ソレ自体は「痴情のもつれ」くらいにしか思えないんですけど・・・伊藤詩織さんと山口敬之さん