実のところ・・・
目出度いだけのご即位改元とか、行く年来る年モードで酒が呑めるぞーとか、いっそ便乗商法とか、何なら、そんな時に水差しちゃダメみたいな、そういう雰囲気にはちょっと付き合いきれないんだけれども・・・
ともあれ、種々諸々脇へ置いといて、
1200年以上前に詠まれた歌の、その心が伝わってくるということ、そういう国に生まれたこと、そういう言葉を使っていること、それらは素直に、素晴らしいことで、素敵なことだと思います。
というわけで、その「序」が新元号の出典となった『万葉集』梅花の歌32首の中から・・・
梅の花咲きて散りなば桜花継ぎて咲くべくなりにてあらずや
(829:薬師張子副子)
現代語訳も解説も不要でしょう。
何かが終わって何かが始まる。世の中、いろんなことが、そうやって伝わっていく、そういう風にできている。いやいや、真に有り難いことだ。
・・・とか、しみじみ思う今日、令和元年5月1日です。
画像は「季節の花300」より→http://www.hana300.com/
自慢じゃありませんが、こちら、以前から手元にあったもの。
『萬葉集』鶴久 森山隆 編 おうふう(桜楓社)。
初版昭和47年ですが、これは 平成7年刊行の補訂重版。
中身はこんな感じ。
「梅花歌丗二首并序」以下、32首の当該ページ。万葉仮名に振り仮名となってます。
若干引いているようなことを言いつつも、ちょっぴり便乗。改元、新時代にあやかって、こちらでのブログを始めちゃおうかな、と。
縁あってお訪ねくださった皆様、ありがとうございます。
ぼちぼち、のんびりペースで更新していこうと考えてます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。