Billy Joel が実に16年ぶりに来日しました!しかも、東京公演1日のみというおどろきの日程 ! チケットはあっという間に完売でした・・・

私が初めてビリー・ジョエルのコンサートに行ったのはまだ高校生の頃、1981年の武道館での公演だった。TVのココアのCM(チョコ・ホット)からはオネスティが流れていたのを憶えている。当時好きだった男の子がビリー・ジョエルが好きという情報をどこからか聞きつけ友だちとコンサートにいくことにしたのだ。このコンサートが私の初の外国アーティストのコンサート参戦となった。私たちの席はビリーの後方、彼が弾くピアノのちょうど後ろ側の2F席だった。当時はスクリーンなんかもちろんなかったし、見えは良くなかった。当時のセトリの記憶はもちろんない。コンサートが終わる直前に友だちと下に向かって「ビリーっ!」と叫ぶと後ろを振り向いてくれた姿は今でも憶えている。最後にかかっていた曲はジョン・レノンのカバー「Good Night」。そして、武道館出口に向かって人混みを歩いていると好きだった男の子がガールフレンドと男友達と3人で出てきたところに遭遇した。ペコっと頭を下げられた。その翌年の3年生の頃に一緒にコンサートに来ていた彼の男友達と同じクラスになり「君、ビリー・ジョエルのコンサートに来ていたでしょ」と訊かれたことからその後親しくなった。



学生の頃は英語はそれなりに好きな方だったので、ニューヨークのビリーのファンクラブに向けて所謂つたないファンレターというものを書いた。書いたことをすっかり忘れていたころにN.YからAirMail が届いた。中をあけるとサングラスをしてバイクに乗ってるBillyのサイン付きブロマイドと手紙だった。ちょうど7枚目のアルバム「グラス・ハウス」が出ていた頃だった。
ビリー・ジョエルのアルバムはどれも素晴らしいが、私は特に初期のアルバムが好き。彼は日本では「ストレンジャー」や「オネスティ」で知られ始めたが、アルバム「The Stranger」の前に一度ソロデヴューしており廃盤になっていた「Cold Spring Harbor」、邦題「コールド・スプリング・ハーバー ~ピアノの詩人~」というアルバムがある。今ではこの廃盤も復活して聴けるがあの頃、深夜のFMラジオから流れてきたこのアルバムの曲を真夜中3時に布団に潜りながらネボケ眼をこすりテープに録音したことを思い出す。ピアノのメロディの美しさとVo.なしのノクターンが大好きだった。後にこのアルバムは所属レコード会社による勝手な判断で再生速度を上げられてしまい全く別人のような歌声で発表されてしまったとwikiで知った。確かにこのアルバムのビリーの声はかん高い声になっている。「THE STRANGER」がヒットし成功を収めたその後のビリー・ジョエルは快進撃を続けて今に至る・・・。

そして、2024年の1月24日。



チケットを取れなかった私はせめてグッズだけでも!と思い立ち東京ドームへと急いだ。13時からグッズ販売開始ですでに長蛇の列・・・。年齢層は昔からファンだったであろう中年から初老の人々が多い。北風が吹きすさぶ中、みーんなBilly爺のグッズ買いのために鼻水たらしながら列に並んで待っているのかと思うとある種、カンドーを覚えた。

そして・・・わたしも1.5hほど並んで手に入れたのがコレ!ピアノのキーホルダーは私が購入してその後に完売というアナウンスが入った。タオルと湯呑(マグカップぢゃないっ!)、そしてトートバッグの4点。



Billy爺はおそらくこれが最後の来日になるだろうと言われており、公演を観られず非常に残念ではありますがひとすじの希望は持っていようと思う。そして念願かなって来日した暁には今度はぜったいにチケット取ります !!