東洋経済オンラインというサイトで「精神医療を問う」という特集が載っているのを見つけました。
https://toyokeizai.net/category/ask-mental-health
去年の1月から9月まで、精神医療の問題について、いろんな記事が載っています。いずれも人権問題でひどいものです。最後の記事がもちろん一番ひどいですが。精神医療の改善をしようとしても、猛烈な反発をした団体があったそうです。それは日本精神科病院協会(略して日精協)というところです。私も今まで書いたブログで書いたことがあります。どうやらここは上辺だけ綺麗事を言って、悪い考え方の団体のようですね…私は今のところ認知症の人とは直接縁がないですが、認知症のお年寄りも精神病院に入れられるそうです。そして人権侵害に遭っている。
この日精協は、
「認知症は早期より精神科医療が関わらなければならない疾患」
「認知症患者の人権に対して格別の配慮を法的に行っているのは精神科医療だけである」と強い主張をしているそうです。人権に配慮なんてしてないくせに。
「精神科医療の関与がなくして認知症施策は成り立たないのである」との強烈な自負をもっているそうです。他にも
「認知症は精神疾患ではない」という発言抗議文を出したり、厚労相に対して精神障害者は身体障害者や知的障害者と違ってつねに医療を受ける必要があるためとして、障害保健福祉部から、医療系の医政局または健康局への担当所管替えを要望したりしているそうです。
一貫してうかがえるのは、認知症施策においては、あくまで精神科医による医療モデルが「主」であり、介護など生活モデルは「従」であるというスタンスだとのことです。
「高齢化が進む中、認知症に伴う妄想・徘徊などの周辺症状の患者は当然増えます。そのためには一定の病床数は維持しないと駄目だと思う。認知症のBPSDというのは精神科医でなくては治療できません。衝動行為とか幻覚・妄想だから、基本的に症状は精神疾患と全部同じ。高齢者だから、若干薬の量が違うというのはありますが」
って代表者の会長は言ってるらしいけど、治療なんかやってないでしょ?治った人いるの?この記事によると、やはり認知症は精神医療が主軸となり、今後も対応していくという考えだそうです。日精協の会長は主体的にそうしているのではなく、あくまで周囲から精神医療が頼られるため、それに応じているだけだ、という点を強調しているそうです。まあ、嘘ですね。
「認知症で精神科病院に来る患者は、ほとんど(介護)施設からです。BPSDには施設ではどうにも対応できないので、ちょっと薬でおとなしくしてくださいというニーズです。または老老介護でどうにもならなくなって、『もうおじいちゃんの面倒を見るのは嫌だ』というようなニーズもあります」
認知症の人の周囲で困っている人を助けるために、精神科病院への入院という選択肢を提供しているという趣旨だが、これは物議を醸した「保安」発言とも通底する。と書いてありました。
「精神科医療っていうのは、僕はよく話をするんですけど、医療を提供しているだけじゃなくて社会の秩序を担保しているんですよ」
「町で暴れている人とか、そういう人を全部ちゃんと引き受けているので、医療と社会秩序を両方、精神科医療に任せてこの(診療報酬)点数なんですか?って言っているわけ」
「一般医療は医療するだけじゃないですか。こっちは保安までも全部やっているわけでしょう。精神科医療って。(入院を)断っていたらどこもとらないし、いちばん困るのは警察だと思うよ。警察と保健所が困るだけだよね」
なんか精神病患者を人間扱いしてないね、この発言。私は人の皮を被った獣は日精協の人達だと思う。精神病の人達はいい人達だと思う。何も悪くないと思う。
「(NHKの番組で)言っていること自体は、僕は間違っていると思ってないんです。精神科は今どうにかしてほしいという患者を家族や警察や保健所が連れてきて、精神保健福祉法に基づいて強制入院させるシステムです。たとえば心筋梗塞などで運ばれる患者とは違って、医療の提供の前に暴れている人をどうにかしなければなりませんが、そこに診療報酬上の評価が全然ないことを問題視しているんです。それが社会秩序の担保と保安機能を担っていることへの評価を、ということです」
「ただ精神科医療のこうした面(社会秩序の担保と保安)は、本来、政策医療として公的病院が担うべき話なのですが、それができないので民間病院にすべて丸投げされています。それはわれわれの仕事ではありません、と割り切るべきかもしれませんが、結局国はやらないし、現場が困っていると思えば、まじめな先生ほどやってしまうんです」
「地域に出るということが、その患者さんにとって幸せだと思う? 僕は患者さんにとって余計なお世話だと思う。精神科病院で気の合った仲間とおしゃべりして一緒に晩ご飯を食べる生活と、独居のアパートでコンビニの冷たい晩飯を1人でテレビ見ながら食べる生活とどっちが幸せだと思う? しかも長期入院で社会生活の仕方もほとんどわからない人が地域に出て困惑するより、病院内の仲間と冗談言って、晩飯食べて、おやすみと寝て、病院に長期入院でいるほうが、僕は幸せな気がするけどな。僕ならそっちのほうがいいな」
日精協の会長がこんな発言ばかりしたので反発があったそうです。
「精神科医療の利用者を『町で暴れている人』と視聴者に同定させることで、精神障害者を危険視し、保安の対象であるとみなす偏見をあおる」
「精神科病院が保安のための収容施設と自認することで、現状の強制医療および劣悪な療養環境を居直ることは、精神障害者に対する人権侵害を助長するものだ」
っていうか、日精協の人達は自分が強制入院させられたことがないからそんなことが言えるんだよ。精神科医っていうのは圧倒的優位な立場で患者を支配する。本当にどこまでも一方的。自分が患者の立場になることは絶対に無いからそんなことが言えるんだと思う。身体拘束とか電気ショック療法とか、精神科医達が一回自分で体験してみればいいんだ。向精神薬の服用もね。まあ、私は精神病ではなくて、入院は当てはまらないらしいので、実態について詳しいことは知らないですけど。あくまでもネットの記事や本を読んで知っているだけ。でも、少なくとも精神科デイケアで交流した患者さん達はみんなとても優しくていい人達ばかりだった。
精神科医達の患者を支配対象と見做す考え方は改めるべきだと思う。精神科患者に対して長年深刻な人権侵害をやっておいて、まだ診療報酬で評価が欲しいらしい。それに患者が入院施設にいる方が幸せだと勝手に決めつけている。じゃあ、あんたが認知症や精神病になっても、もちろん精神病院に一生閉じ込められても異存はないんだろうね?
そんなことを思いました。長くなりましたが、それで、この特集記事の最後に情報提供フォームがありました。
https://form.toyokeizai.net/enquete/tko2001a/?_ga=2.111741764.1303500972.1641421002-484290496.1641276950
私はここに今まで精神医療の問題について思ったことを一通り送りました。他にも被害に遭われてやるせない思いをしていらっしゃる方も、こちらの情報提供フォームから、精神科の問題について情報を送ってみるといいと思います。
私は、精神科の問題に取り組んでいる「市民の人権擁護の会」の人達は、この日精協の会長の発言をどう思ってるのか知りたくて、ホームページのメールフォームから質問してみたのですが、
じゃ、これ読んで。
https://president.jp/category/c03494
……………次は精神医療国家賠償請求訴訟研究会に同じ質問をしてみました。
じゃ、これ読んで。
またかいっ!日精協や精神医療の歴史って、そんなに話せば長くなるようなことなのかあっ!?
というわけで、また時間のある時に精神医療の問題を扱った本を少しずつ読んでいこうと思います。読み終わったら思ったことをブログに書こうと思います。