動物の記事や番組で、たてつづけに心あたたまる話を見ました。
↑このコではないのですが、同じシェパードの警察犬ジゲン号が、逗子市で2日間行方不明になっていた70代の女性を崖下の茂みから発見したという記事です。
女性は動けないものの無事で、この人は「ジゲン号」が近づいてくると、「あっ、ワンちゃん、助かった」と、嬉しそうに言ったのだそうです。
ヤフーニュースその他で、ジゲン号の、神のようなおもざしが写真にあがっています。
女性には、人間にわからない超能力で、自分を探しにきてくれた犬が、神さまのように見えたのでしょう。
🌟動物だから人間に「奇跡」をもたらす、という意味ではありませんが、夜にももう一本「アンビリーバボー」という不思議系の番組を見たら、マガモの雛を助けて育てた老夫婦に、マガモがなついて、渡りのあとで、春に戻ってきたというドキュメントがありました。
子ガモまで連れて。
このおじいさんはマガモに熱帯魚の餌を与えて育て、夜もそばで寝てあげていました。渡りの季節に覚悟を決めてお別れしたカモのフリーダは、すると、なんと次の年も、次の年も、戻ってきてくれた。
奇跡的に難病までよくなった老夫婦は、「カモの恩返し」としみじみ語っていました。
🌟どちらのケースも、救われた人は、なにひとつ、相手に求めたり、頼ったりしていません。
ただ、オープンに心を開いて、何も執着せずにいると、世界が奇跡という形で入ってきた。
🌟ここで、私はもう一度ネドじゅんさんのこの本を思い出しました。
左脳が思考でいっぱいだったころのネドさんは、ああすれば、こうすれば、どうすれば世界をコントロールできるか、孤軍奮闘していたそうです。でもあがけばあがくほど世界は変わらず、コントローラーはなんの影響も与えなかった。
それは「現在のわたし」というVRゴーグルの中にからめとられていて、その中にいるままで、こうなってほしい、とやみくもに世界を動かそうとしても空回りなだけだったのです。
そのVRゴーグルという「現在の私」を外してしまうと、「今、ここ」しかなくて、それが「ほんとうの世界」で、そこには失望もなく、ただ世界とともにぜんぶが流れてゆく感じ・・・・・・
このブロックを外そう、とかここが問題だ、とか、左脳は問題点をつらつら数えあげるのが仕事ですが、右脳という世界の根底のベースにふっと降りると、すべてがうまくいっていること、これでよいことが、平然とわかってくる……
たしかに……「どうしようか」とか考えるのをやめ、ただ身体の心地よい感覚に流されてみると、動物の(惑星の)叡智に浸され、運んでゆかれる気がします。
本には森のオオカミになってみるワークもありました。
最近、イヌやスズメにじっと見られる(つながってる)体験が多いような気がします……(笑)