「中今」は縄文人の「超能力」のもと | hermioneのブログ  かるやかな意識のグリッド(の風)にのる

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バシャーリアン。読むことで意識が変わるようなファンタジーや物語に出会ってゆきたい。

 

矢作先生のさりげない縄文人の磐座(いわくら)製作法……

縄文人はいったん岩や石を反物質化してから、山の上にみんなで設置したそうです。そうでなくては考えられない巨石や二つくっついた石が、あちこちの山頂にある……

(ピラミッドの建設法でも、反重力工法として、似たことが言われていましたが)

 

🌟縄文人のその能力は彼らの「中今」に存在することのできる「強い密度」から生まれていた……と矢作先生。

 縄文とは紀元前一万四千年かから紀元前四千年ほどまでの一万年。

 この時代の遺跡からはいっさい、「マーシャルアート」(軍事や戦争の道具)が出てこないそうです。

 

🌟いま、縄文の生活を体験しようという企画がいろいろなところで行われています。なにげなくこの矢作ドクターのチャンネルを見ているうちに、数日前に読んだ、この本のことが連想されました。

 

 活版印刷や和紙、古民家、金つぎなど、モノにこだわる作家ほしおさなえさんの、ユニークな児童書の五巻シリーズ(徳間書店、最終巻が2021年)です。

 

 題して「ものだま探偵団」

 

 坂木町という独特の場所では、「長年ひとに話しかけられたモノ」に「ものだま」が宿り、その声をきくことのできる人もいます。

 ところが、この第五巻では、今までそれに縁のなかった人たちも、幻聴のようにいろいろな声が聞こえるように。

「ものだま」が「荒ぶる」と、さまざまな異常現象や人々の体調がおかしくなる事件が起きます。このシリーズでは、ものだまの声が聞こえる主人公の女子小学生ふたりが、どの「ものだま」が「荒ぶった」のか謎を解いて、「モノ」の心を和らげ、怪異を鎮めます。

 

 今回はなんと博物館に展示された縄文式土器のかけら(ドッキーというカワイイ顔の部分)が、慣れない場所にいきなり運びこまれて、混乱に耐えられなくなってしまったのでした。その謎を解説してくれるのが、山の上の巨大岩「ひもろぎ」さま。女神のような古代の岩で、ずっと「ドッキー」をも見守ってきたと言います。

 

🌟館長に一時持ち出しの話をし、展示のあと、もとの場所に戻すことで「ひもろぎ様」は「ドッキー」の心をおちつかせます。

 元の場所にもどしてあげる、と言うのですが、どうやらこの「ひもろぎ様」が、「ものだまの声が聞こえる地域」の中心存在らしい。最後の巻でさりげなくそのことが明かされます。磐座ですね。

 

🌟縄文マジック……については、小学生目線からなのであまり追求されていませんが、縄文人の「中今」的なメンタルは「ものだま」との交感含めて、なんとなく感じ取れます。

 

🌟いや、特に「中今」を神道的に追求しようと思っていたわけではなかったのですが、矢作先生の講演youtubeを見ているうちに、「磐座」の奇跡である美女「ひもろぎ様」(とこのシリーズ)を思いだしたのでした。

 

「中今」の力、現代ならば「マインドフルネス」とも呼んでいい「今、ここに」いる力。ネドじゅんさんはじめ、最近あちこちで目に入ってきます。

「今」「ここ」

 

🌟それはたぶん宇宙と同じ空間密度になる力。

 しーん。

 古代寺院や洞窟にわだかまっている、ある結界のようなもの。

 

 そして現代ではそれは「博物館」で起動しやすい。

 古いものが置かれた場所では、そのモノの語り出す言葉が聞こえてくる。

 その「場」を体験したいために、縄文の村体験とか、古民家カフェとか、何かがあらわれてきている気がします。

 

 モノが高波動の結界を作る・・・・・・