目から鱗・鉄のような自信とは————「必殺の「上から目線」」を伝授 | hermioneのブログ  かるやかな意識のグリッド(の風)にのる

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バシャーリアン。読むことで意識が変わるようなファンタジーや物語に出会ってゆきたい。

 

二冊目の著書を出し、いまや全国区になってゆくSHINGOさんですが、週二回配信の「夢龍チャンネル」シリーズも、男性らしいざっくり感が楽しい。そしてオリジナル度がとがっている(ココ!)。

 

⭐️このyoutubeシリーズでは、質問に答えるというスタンスを取っています。

「自信がないんです。どうすれば?」

 

 これに対し、SHINGOさんは自分も自信がなかった、と言い、

 

「自信がなかったとき」と「自信があるとき」を比べてわかったことがあります、と。

 

⭐️なになに?

 SHINGOさんは顎を出して上向きます。

 えっ、猫背? じゃなくて逆か?

 

 この顎出し姿勢は何かというと、

「いつもよその人を上に見上げている姿勢=自信のないとき」です。

 たしかに「顎を出す」という慣用句があるけれど、まさしくポーズとしては上を向いている・・・・・・

 

 

⭐️で、ほんとうの自信というのは、「あなたもすごい」「自分もすごい」と同じ目線になること・愛のスタンスなのですが、

 

「「人を上に見上げている姿勢」を長くやってきた人は、まっすぐ水平な姿勢がとれません。」

 

 笑ってしまったのは、そういう人に対して、

 

「まっすぐは無理なら、見下ろす、見下し視線をやってみてください」とうつむく。

「あ、下から目線をやめて、上から目線になる、ということですね」(インタビュワーのミーコさん)

 

⭐️「上から目線、できないんですよね、そういう人は。だから、方便としてやるのですが・・・・・・」

 この「SHINGO流「上から目線」」説明がまた良かったのです。私なりにパラフレーズすると

 

「上司に怒られたとき、しゅんとなるのではなく、まぁ、怒らせてあげましょう。よしよし。どうぞどうぞ、大変だね。良きかな、良きかな、と神さまのような「上から目線」をする」

 

⭐️これは凄い。

究極の「上から目線」だと思いました。自分が相手を俯瞰する余裕スタンスで、しかも愛が入っている。

 

「なんだ、何を考えているんだ、バカな」というのは、「上から目線」ではなく、喧嘩を売っている同等目線、いや、どっちかというと組織の中では負け犬の「下から目線」になってしまう。

 

 いや、この「良きかな、良きかな」は目から数枚鱗が落ちました。

 

⭐️さっそく昨日の午後、四時間ほども長いウェブ会議があったときに、使ってみました。

 採用人事の案件があり、その候補者がいかに優れていてどれだけ業績があり、どれほどこのポストに合っているかを、その学科の先生が縷々と説明するのですが、今日は特に長い・・・・・・

 他の学科にはよくわからない学問内容なので、「空気読んで、早く切り上げてほしい」と悶々とする私(たち)。

 

 そのうちにこのSHINGO さん流「上から目線」をやってみようと思い・・・・・・

「はい、ほんとうによく調べて、びっしり書いて用意もなさって、ご苦労さま」「ぜったいにこの人事通そう、と鉄壁の準備をなさったのですね」「万一の失敗を恐れて」と、ぼそぼそ脳内でつぶやきました。と言ってもごまめの歯ぎしりで、ドラゴンふう「上から目線」はできないのですが、言っているうちに

 

 いつもならこみあげるいらだちが・・・・・・

 

 ないわけではないがそれと同時に並行して

 

「この方は真面目な先生で、すばらしい」という思いがにゅーっと出てきたのです。

 

 この二本立ての気分はふしぎでした。

 

⭐️会議で長くしゃべる人とか、決まりそうになった案件に質問を出して止める人とかにはこれまでは、ストレートに「恨み」を(心中に、そして顔面に)発していました。←これこそ「下から目線」恨めしや〜〜

 でも、それにひっかからない「上から目線」というルートがあった・・・・・

 

⭐️この「上から目線」の優れている点は、理性で「だって善意で丁寧に議事を進めているのだから、文句を言うことはない」「忍耐が足りない。そんなことでふくれるおまえは人間が小さい」と自分を無理になだめようとしないところ。

 ふくれたお餅をもとにもどそうとせずに、そのまま「相手を鷹揚に(内心で)おちょくってしまう余裕」にもっていく。

 これはすばらしい盲点でした。

 

「尊敬しなければいけない」→「上から目線で、揶揄する」

 

 そうするとお餅のテンションが8割方下がるのです。