「ポンちゃん」と本音でつながろう————PICO『何をしても幸せになっちゃう方法』 | hermioneのブログ  かるやかな意識のグリッド(の風)にのる

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バシャーリアン。読むことで意識が変わるようなファンタジーや物語に出会ってゆきたい。

『宇宙一ゆるいヨガ』のPICOさんの本です。『宇宙一』の本はもちろん持っていたし、この本も出たときに買ったことがあったのでした。でもどっちも「ゆる〜」すぎて、緊張ばりばりの自分のわきを水のように流れてしまったのです。

 

☆「もっとがんばって○○のポーズをかっこよく決めたい」「牛の顔のポーズとか・・・・・・」↓コレ

 

 内藤景代ヨガを20年くらい前から信奉していて(本を読んで自習するだけですが)、「自分鍛え上げ」志向だった自分には、「抵抗しない」とか「力を抜く」とか「できなくてもいい」とかは、まったく「かっこよくない」「しっぽを巻いた犬」みたいなイメージでした。

 でも、ストイックに自分磨きをがんばる人が多かったあの時代がすぎて、今は、「手を放す」「まかせる」を唱える人が多くなったような。

 

 今回PICOさん記事に目覚めたのは

 

https://ameblo.jp/akiaki0830-juria/entry-12603731389.html

(どっちでもいい世界に入ると不思議なことが起こる)

 

 を夜中に見つけたことです。それについては、

ハプニング=ストレス から「どっちでもいい楽しい世界」へ

で書きましたが、私の人生には「どっちでもいい」がなかったのです。

 

 どっちでもいい次元に「不思議」「喜び」がある。

 これは「こうでなければ」というコントロールの上の次元に出る、「より大きな信頼」ではないか。

 

 

★これで大きく転換しました。上の本もう一度買ったのですね。すぐに自宅に届いていました。すると、ふわふわしてるなーと思っただけの箇所が、ぐいぐいせまってきます。PICOさんもヨガ講師として多忙に活躍しすぎていて、「強制終了」になった経緯を持っている人。

 

いくつも面白い箇所があったのですが、一つ目は

 

ひとの喜ぶように生きる、のをやめるコツ。

 

相手の立場を考えて、相手のことも思って・・・・・・それは大事なことだが、それを思っているのがまさに自己なのだ。(p.96)

 

この力の抜きかたは

「あの人にこう思われるだろう」という危惧。でもそれは「自分の考え」でしかない。あの人はきっとこう思う、というのは「自分の考え」。だから、そうなのかもしれないし、そうでないかもしれず、どうせ、自分とは違う人なのだから、わからない。と腹をくくり、

「まず、自己を満足させること、自己を中心にすることなんだ」

 

そうなのでした。大嶋信頼先生が、四六時中、この人は何を考えているのか、と(ソーシャルディスタンスゼロで(笑))人の心理だけで頭をいっぱいにして生きてきた、と言われたのを思い出しました。その結果、慮りと忖度で、謙虚にふるまったり、顔色を見たり、そして逆に嫉妬を受け、ますます泥沼に————という人生を送ってこられた。結果、「わからない」「その人の背後に無意識が働いている」と手放す、ところへ向かった・・・・・のでした。

 

☆たしかに————人の忖度をしているのは、思いやりではなく、自分の思い(大嶋心理学の「万能感」!)にすぎない。

 このことがひとつと、もうひとつは「ポンちゃん」です。

 

「ポンちゃん」とは彼女のハイヤーセルフ(崇拝する感じではなく)。

 

「なぜ、ポンちゃんなのかというと、なんでもポンッ! て叶うから。

 なんか、かわいくありません?」(p.150)

 

「ポンちゃん」は一生懸命彼女を助けようとして、いろいろな人や景色やアニメの登場人物にも姿を変えてそばにいたのに、PICOさんが「違う違う」って気がつかなかった。

 

「限界なのを知っていたので、休ませてあげようと思って、壮絶な身体の痛み、不眠食欲減退を与えてあげたのに、気がつかないわけないでしょ!

 ボクの愛を受け取らなかったのはぴこちゃんだよ!!」

「ええーーっ」(p.153)

 

☆そのあと、ポンちゃんとの約束、が出てきます。

 

それはね、「本音で生きる」ということ。

私が本音でそう思うならばポンちゃんは必ず叶えてくれる

 

本気、というより本音。

それがポンちゃんとの唯一の約束ごと。

私が本音じゃないとき、自分の気持ちとうらはらに行動したとき、どうやらポンちゃんは応援してくれないらしい。(p.156)

 

ここ、ほんとうにカンタンで、それゆえ真実だ、と感じました。

立派で威厳ある「ソース」ではなくて、ボールのようにはずむポンちゃん。こういうのが、ハイヤーセルフのほんとうの姿なんだ・・・・・・おおきく一転です。

 

※ヒカルランド刊 2016.12