下町の普通のおうちのディスプレイされていた窓・深遠な無意識を感じる……
本日も大嶋動画は一度ではよくわかりません。ひじょうにsubtleな世界が描かれています。
ちょうど催眠の本をご執筆中ということで、TCF20を唱えていると、書きながらいろんなことが見えてきたそうな。
★自己効力感が本日のメインキーワード。これは「無力感(自分にはできない・意味が無い)とその裏に貼りついている万能感(本当は自分には凄いものがある)」のセットとはまったく別のもの。
自己効力感とは「無意識が何とかしてくれる・相手を幸せにしてくれる」ことへの信頼。
「無意識」(という魔法のパウダーのようなふわふわ塊?)が相手に触れたとき、無意識が働いて、相手が幸せになってゆく・・・・・・本来の姿になってゆく。
★催眠とは、チューニングによって、ひとつひとつの思い込みを剥がしてゆくもの。
いろいろ確かめ(検証)しながら、相手の望んでいる言葉(80点)をかけてあげると
————相手がそれを聞いたとき、「相手へのリスペクトが生まれる!」これが催眠の世界。
そのときには「自分(=意識)がなくなり、「裁く」がなくなる」
→「私の無意識に触れただけで、相手の無意識が起動して、相手が幸せになってゆく」
★しかし、そこにどんな自分の得があるのか? 実はそれが「自己効力感」つまり私のおかげ、感だ。
その内容は————
「私」と「私の無意識」のあいだの信頼感を深めて、相手の無意識を起動させると、微細な変化が見てとれる————それを感じとると、「すごい」と思うリスペクトが生まれる。私がさらに幸せになる。ふたりして素敵な世界に入っていく……
(最後のほうはもう朦朧(催眠の蟻地獄)ですが、「無意識を使って催眠をかけてみようと思うだけで、相手の無意識が立ち上がる」「疑いはたくさんあってもよい・・・・・・」)
★といった感じ。未開地域の天才的な呪術師のわざ(ライアル・ワトソンの『アフリカの白い呪術師』やカスタネダの『ドン・ファンの教え』(「呪術師と私」)や上田紀行の『スリランカの悪魔祓い』)の世界をふと思い出します。
彼ら民俗学者たちはフィールドワークで彼らに接し、その摩訶不思議な繊細さに触れて、それを書き記すのですが、表面にあらわれたものと、呪術師たちの意識の深部で起きていることには深遠な隔たりがあり———大嶋催眠は何かその「ひみつ」に触れて揺り動かすような気がします。
あなたの「良い場所」を探せ————呪術師の教え カルロス・カスタネダ
↑これも不思議な世界観で、客観的な場所から自分の根っこにつながっていく