娘の日本語学習ですが

 文科省助成の補習学校の教材
 (日本の義務教育の教科書)
 にお付き合いし始めて

 なぜ日本が没落したのか
 今後もしていかざるを得ないのか
 遡行的に知ることができて
 大変興味深いです。

 経済だけじゃない、
 学問だって残念ながら
 こんなん一生懸命やっても世界で
 勝てませんよっていうのを
 思い知るというか…

 必要があって
 インターナショナルバカロレアの
 制度と各教科の理念を詳しく勉強したので
 比較すると違いがエグいw

 日本で義務教育や情操教育
 ガッツリ受けちゃってたら
 ハイティーンでいきなり
 IBに移行するのは難しいだろうなあ😓
 (必ずしも英語力の問題じゃありませんよ)

 (娘はまだ小2ですし😅
 彼女が大人になる頃は大学教育はほとんど
 デバイス上のAIが代行とかで🥶
 学歴なんてもう存在しないかもしれませんがw)

   手書きの漢字ドリル、思考導線決められた
 実験観察や日記帳、
 長い文章から正しい答えを抜き出させる
 国語の文章問題。昭和とまんま同じw
 まさに倒錯wこんなんずっとやってたら
 むしろ頭悪くなりそう…
 加えて、改悪?ってくらいの
 国語の教科書の内容の今様の中途半端さ。

 そもそも「国語」って言い方が
 21世紀にもかかわらず心底鬱🥶

 あとは受験制度…

 ゴリッゴリのカトリック系プライベート
 インター別学進学校、
 卒業後の進学先が
 医学部法学部経済学部の三択で
 (職業もそれに関わるもののみ) 
 青春時代は見事に勉強漬けで
 高校飛び級した夫でさえも

 日本の詰め込み根性ガリ勉カリキュラムは
 誰得なのか心底意味不明だそうです…

 私は国社はダメでも
 欧州よりカリキュラム
 少し進んでる算数に関しては
 日本語の文章題以外はw
 意味はあると思うし
 スイスにも先取り教育はあるでしょう?
 って言ったら、そんなもん知らんと…
 そんな小さいうちから
 詰め込んで18歳でバーンアウトしたら
 どうすんのかだって。

 そしてしまいには
 こんな詰め込み教育の
 苦痛を味わってる人々が運営する
 国の国力が何であんななの?って😭

 あんな大国なのに
 国民一人一人の
 パフォーマンスを互いにそこまで評価できず
 (先の帰国時に実に不気味だったのは、
 たったひとりの
 野球選手の若者に皆何を期待してるんだ??
 ってことでした…ちなみに
 野球ってこちらでは
 ニューストピックで見たこともないですが…)
 
 労働環境条件の劣悪さがもう
 国際的に知れ渡っていて
 ぶっちゃけもうアジアからだろうと
 海外から仕事や学びのために
 日本に行きたい人は減ってきてるのに
 どこにこのがむしゃら教育の
 ストレスを正当化する理由が
 あるのかって。

 周りから嘲笑されるんですが😭

 私だって日本のこと擁護したい。
 日本で教育受けた日本人だもの。

 でも
 悪いものは悪い、はもう仕方ない。
 国が民に押し付けてる教育が
 もしかしたらもう根っこから
 ダメなのかもねって…

 事実、ここに10年以上いて
  (日本人以外で)学歴に無知でない人々で
 東大がすごいって言ってくれる人に
 ただの一人も出会ったことがないんです😓
 (誰一人そこに辿り着くのにお金が
 結構かかることを信じてくれないし。
 今授業料値上げとか言ってますけど
 スイスは世界ランキング十位以内のとこでも
 年間10万くらいで、医学部も同額。
 ただし落第が小学校からありますw)、
 東大にいた時に習慣の上で
 こだわらざるを得なかったことで
 ここで役立ったことが残念ながら少ないし😅
 (個人差だとも思いますけど、そもそも
 そこまで比較対象もいない)。

 もう日本の教育制度、機関は
 世界のニーズと価値基準からズレまくってる。
 (英語を使うとか使わないとかそういう
 話ではなくて。)
 
 大昔にできた
 富国強兵モデルの国家エリート養成目的の
 官製大学への入学を理想とした
 早期詰め込み型の競争のシステム。

 追いつけ追い越せ、一つの基準で
 競わせろ、足切りしろ、序列化しろ、
 そういう方法って
 今どのくらいの人がそれをリアルに必要だと
 感じているでしょうか。

 この先ずっとこのまま行くなら
 この国では
 教育は国の柵に子供を囲い込んで
 ローカルな基準でジャッジしていって
 結果そこから離れられなくして
 仕方ないからそこに(物言わぬ
 労働力として)奉仕するしかない人を
 作り出す目的があるものです、って
 ちゃんと明記しとかないと未来のある
 若い人を騙す事になりはしないか。

 欧米に関しては大学は国の従属物では
 厳密にはあり得ませんよ?少なくとも
 理念上は。事実、ここでは
 よく州立大学と国の行政がぶつかりますw
 (歴史的に見て、王や諸侯に抗議したり
 学問science は人間の理性による
 自立自治と不可分
 であるという理念から、
 宗教的権威や国家と
 ぶつかったりしてきた経緯がある)

 そこに至る
 議論のスキルも知識もディプロマも
 全て超国家的、普遍的な基準で
 生き抜くための知恵であって
 間違っても国家への奉仕のためではない。
 (教員も学生も外人の割合相当高いですし)

 その一方で。

 愛国心をどう育てるかという問題は
 この国は四季の花が綺麗だとかいう
 ユルフワの美談とか
 古い神話民話かなんかを教科書に載せて
 なんとなくムラのアンデンティーを
 確かめ合ってほっこりすることなんかじゃ
 解決しないと思う
 (いなばの白兎って何得の話なの?)。

 もはや一度
 グローバルな基準でとことん屈辱を味わって
 それでも自分のルーツを捨てられてなくて
 苦しんで、自分の誇りを守るために
 臥薪嘗胆の気持ちにならないと
 愛国心なんて持つのは無理で、

 それができなければ、
 どこにいようと祖国など捨てて
 永遠の根無草になる覚悟を決めるっていう
 落とし所しかないのかも。

 (何も移民や難民だけが根無草な訳じゃない。
 国内にいたってどこにいたって
 自分のルーツに適切な方法で
 誇りが持てないなら、
 根無草と同じだと思う。)