夏の着物はハードルが高い。
 なぜなら、暑いからw シルクは汗かいても
 自分で洗えないし。

 礼装からカジュアルまで
 日本にいた時は一通り着ていましたが
 もう10年はご無沙汰の夏の着物。

 ゲリラ豪雨に会えば瞬時にアウトですし
 最近良いポリエステルがあるとはいえ
 質感は見ればすぐわかります。
 でも。汗かくし
 できたら丸洗いできたらいいよね
 と思う、それが本音。

 ですからこの際
 浴衣プラスアルファ的な装いがいいかなあ
 と思っています。

 でも
 浴衣=大人になればなるほど難しいw
 ユニクロプリント浴衣でふらふらしていいのは
 20歳まで。
 公共交通機関で都市を移動するなら、尚更
 寝巻き風情はまずいwだいたいどこかに
 お伺いするのに下駄に素足がまずいし😅

 そういった浴衣の欠点をカバーしつつ
 手入れも楽なのが
 綿絽の長板中形の浴衣です。


手持ち@外国w    一番上のはヘビーユーズしすぎてもう寝巻き風情だから外出は不可だ… 全て広襟仕立て


 


これはその王者


 長板中形とは伊勢型の柄付けの板木から来た
 名称だと思う。藍白のさっぱりが
 まさに江戸の美学。

 大人の浴衣は白紺一択。これだけは譲れん。
 綿絽の長板中形は
 昔、上方舞のお稽古のとき
 よく着てて、自分でも一着縫ったことがあります。
 特に好きなのは白地に紺の古典柄のもの。

 東京の高級浴衣は竺仙が有名ですが、実は
 東の東京を中心に他にも工房はあります
 (ていうか昔はあった…)。

 こちらでもしばらく舞を続けていたときの
 お稽古着はだいぶヘビーユーズしたから
 もうお出かけに向かないかもしれないけれど
 一度のりをきかせてみるかなあ??

 夏の着物随想は愛する長板中形からスタート🎵