日本滞在中に
 テレビとか雑誌とかムックとかで
 日本の伝統文化をちょこっと紹介する、
 みたいなのをたくさん見かけました。

 駅中のスイーツかコンビニの菓子みたい。
 ゆるっ。
 口溶けしかよくない添加物の塊、
 もう結構です。

 都会の空間ゆったりのオシャレな内装の本屋には
 名著の文庫本での復刊がセレクトで置いてあって、
 スマートなマーケティングを誇るかのよう。
 でも
 あれって所詮バッグの中の飾り止まりなんで。
 (本来古典こそハードカバーや原典にあたらないと
 ダメだからハードル高いはずですよね。)
 
 ですから大人の女たるもの、むしろ
 適切な新刊を追いかけてこその教養だと思います。

 私。何の分野でも
 もう魂に響くような本物しか欲しくないんで。
 中途半端なものがいらないのは国際輸送必至の
 者ならではってことで、自ずと厳選目線に
 なります。

 こういう激塩コンシェルジュが
 この度
 自信を持っておすすめするホンモノの
 「ほんとうの雅楽」についての著作。

 「え〜だって私なにも知らないし〜
 難しそう〜」っていう方々にも。
 騙されたと思って
 ポチッて買って読んでみて。読んでも正直
 良さがわからないならこのブログにDMで
 遠慮なく聞いてください🫡
 手取り足取り🤤布教カスタマーサービス承ります
 (かなりバイアスかかってるけどw 四天王寺サマ
 100%非公認です。)

 100回でも何度でも言いますが
 伝統文化、文化はそもそも
 入り口が大事なんで。

 4月12日に発売されたばかりの新刊です。

これな。


 まず。
 こちらの表紙。
 優しげで明るい絵柄で
 「天王寺」にも「舞楽」にも
 馴染みがない方々でも
 「綺麗〜」って
 親しみを感じる仕上がりですよね。

 このほっこり穏やかで可愛らしいイラストには

 著者=絵のモデルの
 憎らしいくらいの気位の高さとか
 浪速っぽいエッジのきいた反骨精神とか
 「走舞」やりすぎるとああなるの?っていう
 見ててハラハラするような猪突猛進な感じは
 微塵もなくて、むしろよかったですが🙄

 そんなことより。まず。
 この絵を描くのがどんなに大変なことなのか
 皆さまに説明したいと思います。

 画題=推しの舞=
 まともな画像がどこ探してもないOR
 あっても肖像権の問題で使用アウトなので
 資料でも自分で撮るしかない、
 でもイベント中どこで何を撮れるか不確か、
 しかも結構祭祀撮影禁止、だからスケッチしか
 できない、ゆえに年単位、十年単位で
 追い続けて見つめ続けて
 ベストな角度で

 ようやく描けた…✨

 仮に当該団体(天王寺舞楽を担っている
 天王寺楽所雅亮会) に「画像がない」って
 クレーム入れても
 そんなの舞ってる御本人たちが一番

 😅それどころじゃない、知らんがな😅

 はぁ〜 この切ない状況。お察しします😮‍💨
 これらの絵はホント愛の表現以外の何かではない。 「古参」の同担の先輩に敬礼!!🫡

 …っていうか。
   同業者(宗教関係者)でこんな近くにいる方でさえ
 このご苦労、私が待受画像数枚でもまあ多い方、
 普通だわね😩
 あ、ちなみに聖徳太子様のご命日と
 キリストの復活との間に
 スケジュール調整がないので
 日本でイベント参加0.5回絶賛更新中😩

 雅楽界の大きな問題=映えてる画像の流出が
 極端に少ないこと。遠景の集団写真でパンピーに
 何が伝わるのか😑っていう。

 私だって実は少しは持っておりますよ、
 これは本当によく撮れてる、映えてる
 蛮絵装束の〜待受レベルのかなりいい絵だ!
 という画像を…でもガチ個人情報ですんで
 どこにも貼れやしない(見ず知らずの
 他人様のSNSから勝手を承知で頂戴
 いたしました)。ちなみに同じ天王寺楽所の、
 推しではない方のものですが。
 仕方ないんでそれ毎日眺めてますけど。

 そんなおぼつかない供給で
 何が「民にアピール」の天王寺舞楽だ😕
 例の笑えない冗談?とずっと思ってきました…

 しかし、この度、この著作の中で
 天王寺舞楽はなぜ「民にアピール」(ファンサ)
 をするのか、
 そうするってどういうことに行き着くのか、
 ファンサは運営サイドの
 ただのテンプレのリップサービスではなくて
 まさに「本質」であるということが、
 大乗仏教の菩薩道に関する省察を通して
 正面から論じられていることに
 まず感動。
 
 天王寺舞楽の「思想的根底」とは何か?


(その2に続きます)