学習指導要領に基づいた
 小学校の国語の教科書で
 娘と日本語学習中に知った
 物語

 「たぬきの糸車」

https://site.douban.com/169058/widget/notes/9230399/note/243158687/




これ。娘は「たぬきじる」って表現に怯えてました。タヌキのスープ。罰としてミンチにしてスープにするって。昨今のYouTube だったら閲覧不可。


 スープはさておき

 この話のロジックに恐怖しましたが、
 小学生のお子様をお持ちの日本在住の
 皆さま、これどういう
 風に受け取ってらっしゃるのでしょうか?

 私はただ「搾取」っておぞましいと思いましたんで
 娘にもその理由を説明しました。
 タヌキ可愛いねで済まされないよ、って。

 教材プリントには
 この話は心温まる話だ、
 的な記述があったんですが。

 私がおかしいのかな?
 だってタヌキの生存権を認めず
 まず懲らしめようと悪意で罠をかけた
 人間が、融和を提案してきた
 タヌキを罠から解放したことで
 タヌキが感謝して人のために
 労働したって話よ???

 まず初めに「搾取」や「支配」ありなわけ。
 なぜタヌキはイタズラしたくらいで罠を
 用意されなければならないのか、その人間の
 悪意についての記述はない。自然支配の
 ロジックですか?いたずらってそんなに
 悪いこと?

 この「おかみさん」を「資本家」とか「「国家」とか「人間」に、

 この「タヌキ」を「プロレタリアート」とか「少数民族」とか「自然」に置き換えたらいいと思いました。
 いたずらを「革命」とか「反乱」とか「災害」とかにしてみても。いかに支配する側が手前勝手か
 わかるってもん。

 誰かがそもそも持ってるはずのものを奪って
 それを返してあげるからお礼してって?
 そんな恐喝まがいの詐欺が罷り通るなんて。
 すごいな〜 よくある話だけどw
 何かを欲しがった者を罰して
 許してやるが決してその者の自由にはさせない
 のと同じです。
 何処が許しなんだか?

 生存権を脅かされてなお感謝しそれを
 まさに資本主義原則の労働で返した
 タヌキが不憫でたまりません😢
 
 こんな話、美談として教科書で
 子供に教えるなんて、はっきり言って
 唖然としました。

 20世紀に主権とか人権とか
 環境問題とかについての
 議論出尽くしたと思ってしばらくヘラヘラしてたら
 もう何もかも忘却された感じでしょうか??