「推される側の言い分」

先のヴァイオリニストの友人

(小さい頃から音楽の英才教育を受けて来たせいか
私の推しの素晴らしさに心から共感してくれる、
基本ハイカルチャー「分かってる」友人❤️
@もれなく弦最強説のあるTHO出身)。


我々のある日の会話(グリーン右が私@言葉遣いワルッ)



ニューヨークと都心育ちの彼女、最初は
天王寺と天王洲の区別もつかなかったのに
私の布教のスキルもだいぶ上がったかも😊

(日本野鳥の会レベルの遠景画像じゃなくて
運指を動画で観たいとの彼女の要望があります)

彼女と話していると
パフォーマーの言い分というのを
知ることができて興味深いです。

まさに「推される側の言い分」。

昨今は
オーケストラにもクラウドファンディングの
試みがあるのか聞いたら
この国のクラシック界は
そういうのよりメセナがまだ生きているとか🙄

 (夫にもこの国のパフォーミングアートの
 資金調達方法としての
 クラファンの有無について聞いてみたけれど
 あ〜、あの架空口座作って何十億か
 国境跨いで資金洗浄するって目的のやつでしょ?
 っていう別に私が全然求めてない答えが… )

このメセナというのが曲者で。
この国だと企業ではなくて個人であることが多い。 
というか企業を持ってる個人。
IKEAの会長とか隣の州にいるし
租税回避地のあるあるです。

一晩の食事のためだけにオケを家に呼ぶ人。
オケまで行かなくても演奏家複数呼ぶ人。
自分プロデュース(何それ)のCD
作りたいから個人でオケ拘束する人。

 結構聞く話。

最近、彼女は
個人の飛行機でモンブラン観覧に来た企業家に
お呼ばれして
演奏風景は
スマホで50センチの距離から舐めるように
撮影され、
もう

 maji kanben shitekure

と思ったそうで…
延々と「てめーそこじゃねーよ」という
感想を言われ続けて耐えられなくて
会食の最中に仮病使ってバックれて来たと…

考えてしまいますね。
(友人のファンサ、悪w とも言えるが)

権力やお金があったら、パフォーマーに
そういうことしても平気、
みたいなのが罷り通るのは。

昨今、ジャニーズ問題で揺れる日本ですけれど

大昔、例の能のゼミで二条良基と稚児の
話が出た時に
何でそっからいきなり
ジャニーズの話に飛び火するの?
何この流れ?って思った記憶が😱

どんな時代でも
芸能というものが持つ魅惑の底知れなさ、
際どさや恐ろしさっていうのはなくならないと
思います。
そもそもパフォーマーになったり、
その地位を維持するのは修羅の世界。
そんでもって
「萌え」を人に与えるってのは突き詰めれば
非理性の領域の話。ヌミノーゼの媒介者たる
神の代理なら尚更。

(民に見せるものでも、見せないものでも。
儀式と芸能、
本質はそこまで決定的に違うのでしょうか?
私はそこが知りたい。)


文献に残されている部分がたとえ
よくできました💮
ご褒美に反物貰って良かったですね、まる。終わり。

だったとしても

それだけで済まない場合もあるかもしれない…

まさに宮中舞御覧の怪
(宮中晩餐会の華ではなく)。

でも。
もう21世紀ですから。

アートを愛でるときの
パフォーマーの方の人権擁護というのは
一番大切な視点だと思います。

「推される側言い分」がもっと大声で
発信されて、たとえお金が絡もうと
スポンサーが何だろうと
嫌なもんは嫌って言える世の中に
なりますように!

あと。
板の上に立つ人々には
基本「黄色い声」が不可欠かと。

✨もっとたくさん降り注げ〜✨

桴の先に
神聖な自然の元気玉だけではなく
カオスと紙一重の衆生の黄色い声(私のも含むw)
も集めて
今以上に輝いていただきたいです😊

ときに。
その友人が教えてくれた
今クラシック界イチの
映えカップル。
波に乗りまくりの
マケラとユジャワン。

ふたりとも魅せ方凄っ。

攻めてます。勝ちに行くってこういうかんじ?



コイツにクラシック薦められたくないって感じですが。☟