まさに。
この文は「目の前に推しボタンしかありませんでした」という解釈でよろしいですね?
この鼓のお家元。
確かに東京で有名な方です。
屈託なくてお話も楽しい(先の記事のお能の先生との沖縄祭祀萌え炸裂な会話中に居合わせたことがあります。大好きなものに目をキラキラさせて〜というところが結構似てらした)。
対談もお上手。
ただし
お話し上手のこのお家元との対談では見えにくいですが
ロゴス(言葉などで物事を秩序立てて論理にする力があるかどうかってこと)の観点では、
私の推しの方がずっと上。
『雅楽のコスモロジー 日本宗教式楽の精神史』(法蔵館)
この本は凄い本です(内容については書評が新聞に出ていますので適宜ご参照ください)。
歴史、じゃなくて。
まさか雅楽を精神史(Geistesgeschichte)と
結びつけて論じる人がおられたなんて😆
議会主義に結びつけた
シュミットより応用上手👏
無駄なく明確な記述で
精神史のダイナミックな図式
(神仏習合の相剋)を描いておられるのですが、
ところどころの「お言葉使い」、実に
エッジが効いてる〜
(霊性のロゴスに薫習、って😆ロゴスって伽羅の香がするの!初耳でエモい!)
東西問わず、古典も最近のものも、色々読んでないとこんな言葉使いってふつうできない。専門的な外国語の教養がある人が日本の伝統芸能を論じられるというのは稀有な事。
ときに
500ページ以上あって学会の賞もとられてる別のテーマの著作にあるような思弁性は今回はおくびにも出さず。
民間の公開講座で雅楽についてスラッと話せます、というのは、この方の知性の氷山のごく一角ということ。
こんなに頭の良い人が、
出自の正統性をもって
共同体の紐帯たる神聖な祭祀のトリで
ああいうロゴスを感じる舞を舞ってます、って…
一体、どういう街なの?天王寺。
これまで首都圏や海外都市で
頭の良い人、
何でも持ってる人って結構たくさん
見てきたはずなのに。
この方には日本の伝統や「霊」性への確信が
それプラスアルファの力としてあって。
こんな寄る辺ない現代のこの世界なのに
ある場所にしっかりと立ち、背負ったものを
守り守られて
確かな歩き方ができる人間っているんだなあ、と。
脱帽です。
東京のエリートなんか
見た限り基準自体がそもそも
浮ついてて即負けだと思う🏳️
眩しすぎて
自分の中途半端さが苦しいため
そろそろ活動停止かも😭
↑ Google先生もそう言ってます。
いずれにせよ😅
このコーヒーショップ〜
オーナーがきっと
遊びのなんたるやを分かってらっしゃる
粋な旦那なのでしょう。
どんな方々が集ってどんな会話をしておられるのか。大変ゆかしい。
かの土地の人々の奥行きに想いを馳せています。
次回の来日には
ぜひ立ち寄りたいと思います〜
(その前にまず聖霊会だろうが)